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18/61(合計:607件)
木原音瀬 梨とりこ
まりぽん812
ネタバレ
木原さんの痛くて辛い作品が大好きです。人間は弱さや頑なさ、暗い感情も含めて人間なのだと実感できるんです。人間を描きつつ、愛とは何かと問いかけてくる。全力で読まないとついていけない、その厳しさがたまりません。完全に中毒です(笑)。 本作品は、ヤクザの才能に恵まれながら屈折した性癖を持つ惣一と、頑ななまでに信念を貫く嘉藤との、ままならない互いへの執着を描いています。二人とも暗い過去を抱えています…
ぴれーね
木原先生の作品は、ラブコメや比較的痛さ少な目のもののみ読んでいます。 で、今回、痛そうとは思いつつも「木原音瀬の描く純愛」が、どうにも気になって購入しました。 あのですね、絵に描いたような主人公転落ものなんですよ。 純愛となってますが、今の所、純愛の「じ」の字も(私には)見えてこない・・・。 何だろう・・・。 木原先生と言うのは、もう容赦無く、人の醜さや弱さ、そして滑稽さなんかを…
のっふ
作者さんが仰っていたように、確かにエロエロ。小説ではあんまりないくらいエロ比率高い。 でも何て言うか、こんなにエロいページがたくさんあるのに、エロシーンでは全然テンションが上がらないのが残念…冒頭の凌辱シーン、こんなに細かく書く必要ある???ってかんじです。 最初から25ページもあるんですよ…淡々とした凌辱シーンが…このシーンは飽きて半分ぐらい飛ばしました。 基本的に上巻は痛いぐらい一方…
安西リカ 梨とりこ
麗音
年下攻めです。 医大生×日本画家 攻めは、一目惚れした線の細い儚げ美人を影からこっそり見つめていたら偶然お近づきになり家にまで出入りできるようになる僥倖に恵まれ、自分がゲイかもと疑いを持ち始めた真面目な辻内くん。 受けは、外見と違ってヤンキーな日本画家の環紀。 誰とでも気分次第で寝る。 それに罪悪感もなければ他の誰とも寝ないという契約は息苦しいとさえ思っているひとです。 環…
ポッチ
『月に笑う』のスピンオフ。 前作未読でも理解できないことはないと思いますが、今作品の主人公が『月に笑う』の山田の元上司、ではないな、親分?の惣一なので、できれば読んでいた方がストーリーに入りやすいかなと思います。もっと言うと、この作品は「惣一襲撃事件」が大きなキモになっていますが、何故襲撃されたのか、その理由や過程は『月に笑う』を読んでいないとわかりづらい面もあるので、興味のある腐姐さまはぜ…
砂原糖子 梨とりこ
いるいる
まさに【ファンタスマゴリア】に尽きる1冊。 映し出されくるくる回る走馬灯が1周、2周、3周… 山あり谷ありの人生を繰り返しながらも少しずつ螺旋状に上がっていく。 その中で、昔は気付かなかった気持ち・隠したかった感情が露わになっていき。 走馬灯が回れば回るほど 受けにとって攻めはかけがえのない存在なんだと訴えかけてきます。 なんでそこまで「心」が求めていながら無自覚でいられるのか…
凪良ゆう 梨とりこ
ななつの
私、夜寝る前に真っ暗な部屋で(電子書籍なので)1人で読んでいたのですが、背筋がゾゾゾ…としたり気配が気になったり(めちゃくちゃ気のせい)するので、明るい場所で読むことをお勧めします笑 ホラーが苦手でなんとなく避けてた作品。でも気になって、続編と一緒に購入しました。怪奇ミステリーだけではない、成長や物語が楽しめる作品です。そして、ほんのりと恋愛も。 周と西門。2人とも、除霊にまつわる一族…
華藤えれな 梨とりこ
あーちゃん2016
梨とりこ先生の挿絵目当てで購入(ho〇toさん)。挿絵はカラーの表紙1とモノクロ3でした。2009年の作品当時のものではないかと推測しています(今の梨とりこ先生のとりこ絵より鋭い感じの顔なので)。兄弟もの王道!と思ったので萌にしました。ho〇toさんでは挿絵コミで本文90Pほど。 丸の内のオフィス街でパラリーガルをしている朝人。ある日出勤すると、奈良の吉野の山奥、天隠村に住む叔父から電話があ…
「小説b-Boy2009年12月号」掲載作品を電子化したものになります。 10年近く前の作品になりますが、古さと言うのは全然感じませんでした。 で、こちら「弟と兄、禁忌の妄執愛」と、兄弟もの好きとしては何とも惹かれて仕方ない内容紹介なんですけど。 強い背徳感に、背筋が寒くなるほどの執着、そして、それでもなお抑えきれない、もう情念とも言うべき思い。 内容としてはかなりシリアスなのですが、…
茎わかめ梅しそ
汚いところや痛みも含めて人間というものがリアルに描かれているからこその、木原先生の作品らしい読み応えと充実感を味わえつつ、最後は幸せな結末で、緊迫シーンや痛いシーンの辛さや疲労感を引きずらずに比較的爽やかな気持ちで読み終えられました。苦さと甘さのバランスがちょうど良かったです。 そして、個人的に新鮮だったのがリバ要素です。私はリバ要素を含むものはあまり得意な方ではなくて、なんとなく自分の中で…