total review:285055today:11
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
18/62(合計:611件)
木原音瀬 梨とりこ
雀影
同人誌でずっと追っていた惣一と嘉藤のお話が、まさか商業で出版されるとは思わなかった。 この本も、内容は全くノーチェックで、木原先生のBLレーベルの新刊は久しぶりだなぁって、作家名だけで予約してたから、読み始めてみて驚いたというかなんというか、 加筆修正はされているけど、それで惣一のダメさや、嘉藤の酷さが薄まったりするわけもないし、はっきり言えば、嘉藤の酷さがより明白になったくらいで、 この続…
ゆーちん24
ネタバレ
元作品『月に笑う』は未読ですが、読むのは問題なく読めました。 ただし物語の背景やキャラクターの別の顔など、作品全体としての知識に乏しいため、前作を読まれた方とは異なる認識を持っているかも知れません。 ご了承ください。 丁寧なレビューがあげられていますので、あらすじは割愛させていただき、感想を。 レイプ、拷問、虐待、しっかりと描写されています。 遠慮も躊躇もなし。 恐怖・おぞましさ・…
甘食
BがLしていません。セックスしかしてないからBS?って感じです。しかも主に攻め以外の人と、だし。受けがひたすら報われない上巻です。 攻めの方は男を抱けなくはないけど女の方がいいというごく普通の意見の人ですが、幼い頃の親戚からの虐待経験のせいか人を愛する事ができない人のようにも見えます。受けの方は見苦しいくらいに攻めへの恋慕をあからさまにしていますが、セックス依存症で攻めを好きというより手に入…
fandesu
「愛ってなんだー?!」 ……というのが上巻の感想です。 木原さんの書く物語、特に最近書かれているもので私が「こわいこわいこわいこわい」と思うのは『性愛』について書かれている所なんです。実は私、よく解らないのですよね。心と体がバラバラになるこの感じ。だから正直言いまして、私には惣一が理解不能なんです。 でもね、この『理解不能』が、私をグイグイ惹きつけてしまうのですよ。 この…
まりぽん812
木原さんの痛くて辛い作品が大好きです。人間は弱さや頑なさ、暗い感情も含めて人間なのだと実感できるんです。人間を描きつつ、愛とは何かと問いかけてくる。全力で読まないとついていけない、その厳しさがたまりません。完全に中毒です(笑)。 本作品は、ヤクザの才能に恵まれながら屈折した性癖を持つ惣一と、頑ななまでに信念を貫く嘉藤との、ままならない互いへの執着を描いています。二人とも暗い過去を抱えています…
ぴれーね
木原先生の作品は、ラブコメや比較的痛さ少な目のもののみ読んでいます。 で、今回、痛そうとは思いつつも「木原音瀬の描く純愛」が、どうにも気になって購入しました。 あのですね、絵に描いたような主人公転落ものなんですよ。 純愛となってますが、今の所、純愛の「じ」の字も(私には)見えてこない・・・。 何だろう・・・。 木原先生と言うのは、もう容赦無く、人の醜さや弱さ、そして滑稽さなんかを…
のっふ
作者さんが仰っていたように、確かにエロエロ。小説ではあんまりないくらいエロ比率高い。 でも何て言うか、こんなにエロいページがたくさんあるのに、エロシーンでは全然テンションが上がらないのが残念…冒頭の凌辱シーン、こんなに細かく書く必要ある???ってかんじです。 最初から25ページもあるんですよ…淡々とした凌辱シーンが…このシーンは飽きて半分ぐらい飛ばしました。 基本的に上巻は痛いぐらい一方…
安西リカ 梨とりこ
麗音
年下攻めです。 医大生×日本画家 攻めは、一目惚れした線の細い儚げ美人を影からこっそり見つめていたら偶然お近づきになり家にまで出入りできるようになる僥倖に恵まれ、自分がゲイかもと疑いを持ち始めた真面目な辻内くん。 受けは、外見と違ってヤンキーな日本画家の環紀。 誰とでも気分次第で寝る。 それに罪悪感もなければ他の誰とも寝ないという契約は息苦しいとさえ思っているひとです。 環…
ポッチ
『月に笑う』のスピンオフ。 前作未読でも理解できないことはないと思いますが、今作品の主人公が『月に笑う』の山田の元上司、ではないな、親分?の惣一なので、できれば読んでいた方がストーリーに入りやすいかなと思います。もっと言うと、この作品は「惣一襲撃事件」が大きなキモになっていますが、何故襲撃されたのか、その理由や過程は『月に笑う』を読んでいないとわかりづらい面もあるので、興味のある腐姐さまはぜ…
砂原糖子 梨とりこ
いるいる
まさに【ファンタスマゴリア】に尽きる1冊。 映し出されくるくる回る走馬灯が1周、2周、3周… 山あり谷ありの人生を繰り返しながらも少しずつ螺旋状に上がっていく。 その中で、昔は気付かなかった気持ち・隠したかった感情が露わになっていき。 走馬灯が回れば回るほど 受けにとって攻めはかけがえのない存在なんだと訴えかけてきます。 なんでそこまで「心」が求めていながら無自覚でいられるのか…