梨とりこさんのレビュー一覧

灰の月 下 小説

木原音瀬  梨とりこ 

さすがです!木原先生!!

痛い…けど、夢中で最後まで読んじゃいました!
2人の気持ちの動きをずっと追ってるのに、アレコレと起こる事件もハラハラ楽しくてその度に2人に変化が起きる…全く飽きずに最後まで凄いスピードで読破しました!
下巻後半…ページを捲って2行の嘉藤の気持ちに、私の色々な思いが溢れてきて泣けました…
書き下ろしでは…納得なんだけども…もっと…もっと2人を読ませて欲しい…って思っちゃいました(泣)

3

灰の月 下 小説

木原音瀬  梨とりこ 

血なまぐさい

主人公たちの周りで人がたくさん死にます。ヤクザものだから仕方ないとはいえ、えげつなくて読んでるとだんだん鬱になってきます。良くも悪くも商業向きでないというか読者を選ぶ作品です。

上巻から惣一のある変化にはあっと驚かされます。そうきたかーって感じ。嘉藤は相変わらず惣一をなかなか好きになってくれなくて…でも最後は惣一の願いは叶ったと言えるのかな。代償は大きかったけど。

バッドエンドではない…

7

灰の月 下 小説

木原音瀬  梨とりこ 

あまりにも愛がない

宣伝文句というかあらすじに「その後の幸せな書き下ろしショート」とあって期待していたのですが、予想の斜め上を行く本当に最終章っていう内容でした。幸せ…これも幸せの形のひとつでもありますが、木原先生の幸せってハードルが高い…。

個人的なパワーワードはあとがきの「あまりにも愛がない」。
まぁほんと嘉藤(攻)は惣一(受)に愛がないです。嘉藤の視点で進むのですが、とにかく惣一が不憫でたまりません。で…

8

灰の月 下 小説

木原音瀬  梨とりこ 

相手のありのままを愛する様になるまで

人を選ぶ作品だと思います。
全くもって個人的な見解ですが『FRAGILE』や『WELL』がダメだった方はきっとダメなんじゃないかと思います。
とにかく痛い。身近な人がバンバン死ぬし。
でも『痛さ(心理的な痛さの方が大きい)』に耐性があり『ありのままの自分を愛して欲しい』という登場人物がほぼ不可能と思える恋愛を成就させるお話が好きな方は、いけるんじゃないかと思いました。

上巻で『男だから…

13

灰の月 下 小説

木原音瀬  梨とりこ 

あまりに痛すぎて、もうボロボロです

読み終えてのシンプルな感想ですが、完全に理解の範疇を越えてます。
言葉そのまま、思考がストップしちゃって理解出来ない状態なんですけど。

元々、私がこの作品を読もうと思ったキッカケですが、「痛そうだけど『木原音瀬の書く純愛』って気になるなぁ」くらいの軽い感覚だったんですよ。
下巻に至っては、「もう何でもいいから、救いが欲しい」だったんですよ。
もう、このスタンスから間違ってた。
そんな…

17

灰の月 下 小説

木原音瀬  梨とりこ 

特殊すぎる…

※結末に絡んだネタバレを含みます。

上では受けの惣一の魅力が一ミリも分からなかったのですが、今回は魅力的だなーと思えました。
嘉藤の心の動きや結末での選択には大変萌えたし感動もしました。

が!ちょっとBLとして素直に萌えるには特殊すぎる…エグすぎる…
まず受けの惣一が手術で胸を作ったこと…女性の胸ですよ…いじらしくていじらしくて、心情自体は萌えるんですが、どうも頭がついてかない。

7

灰の月 下 小説

木原音瀬  梨とりこ 

愛という言葉しか思いつかない

上巻最後の下巻予告に「静謐で幸せな未来」とあったので、嘉藤か惣一の片方が寝たきりになり片方が支えることになるか、死に別れる前に気持ちが通じ合うとか、そんな結末を予想していました。
下巻を読み終えて、しばし茫然とし、じわじわと湧いてきたのは「これも愛」という思い。愛という言葉しか思いつきませんでした。

組内部の裏切りで死んだ組長の仇討のさ中、嘉藤は、女の体になってまでも嘉藤に抱かれたい惣一の…

33

運命ではありません 小説

一穂ミチ  梨とりこ 

ドラマチックでもないけれど

このページで、登場人物の年齢を改めて見て「え、こんなに年齢差あったっけ?!」って驚いちゃいました。もし、本文読んでる間に再確認したら、現実にはあり得てほしくない楡の年齢に不相応な振る舞いと澄の許容量の広さに疲れて最後まで読めなかったかもしれない(笑)
それほど仕事没頭型ダメ男・楡とロマンチスト流され系広告マン・澄のお話です!


作者買いで買ったわけではないので、いくつか読んだ印象ですが、…

1

君は明るい星みたいに 小説

ひのもとうみ  梨とりこ 

主人公が秀逸

読んだだけで何となく泣きたくなるようなタイトルに惹かれて購入。
ひのもとさんのご本でこのタイトルですから『くそ攻め』vs『健気&不憫受け』(vsというのは間違っている様な気もしますが)だと勝手に思っていたのですが、全然違いました。
受けの和斗くん、元気な『男の子』とでもいった方が良い、おぼこいけれど潔い人でした。
この子が真っ直ぐでとても感じが良いのです。

対する排川は『嫌な奴』として…

6

灰の月 上 小説

木原音瀬  梨とりこ 

まさかの商業誌

いやー、エロかったっす。同人誌で途中まで読みましたが、まさか商業誌になるとは!!
同人誌で読んだときには、「月に笑う」で悪役だった惣一に感情移入できなくて、嘉藤が不憫だなーと思ってましたが、なんだか可愛く思えてくるから不思議です。さすが木原マジック。
ここからどう両思いになるのか、下巻が楽しみです。
それから、月に笑うの甘々なお二人に会えて最高でした!

8
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