梨とりこさんのレビュー一覧

完璧な恋の話  ご購入特典書き下ろしペーパー グッズ

長兄の恋人とは

本品は『完璧な恋の話』のフェア書店特典ペーパーです。

本編後、庸介が慧の恋人について探りを入れられるお話です。

森吉家の双子は長男である慧を尊敬できる兄と思っていますが、三男
である庸介は慧を胡散臭い男だと思っています。

今も双子の兄姉は、最近しょっちゅう帰りの遅く、泊まりもある慧に
彼女ができたのではと話し合っているのを、庸介は聞こえないふりで
スマホをいじっていました。…

2

完璧な恋の話 小説

渡海奈穂  梨とりこ 

完璧な男とは

今回は中途採用された後輩社員と有能と評判の先輩社員のお話です。

見栄っ張りな受様が自分の理想とする男である攻様の恋人になるまでと
恋人になってからの続編短編を収録。

受様は入社5年目で人事部に所属する会社員です。いつも穏やかで誰にでも
親切で、優しく、頼りがいがあり、ついでに見栄えも良いという、およそ
非の打ち所の無い男だと、周りから評価されています。

それは両親が供働き…

4

完璧な恋の話 小説

渡海奈穂  梨とりこ 

あくまでも個人的な感想

もしかして、こんな感想を持つのは自分だけかもしれないと思いながらレビューをさせて頂きます。
内実は潔癖のスパダリ×見栄っ張りのポンコツ
渡海先生は、このつもりで書かれたのですよね。
でも、私は全く逆の印象を抱きました。


努力で完璧な男を演じている森吉は、誰もが認める本物の完璧男・組木に告白されてーー…というお話。
ノンケの森吉が、ゲイの組木に惹かれていく様子が丁寧に描かれています…

9

完璧な恋の話 小説

渡海奈穂  梨とりこ 

大人だって不器用な恋をする

側から見たら容姿も整い仕事もできる完璧な受けと攻め。
でもその内情を知ると、なんてポンコツ!なんて不器用!
受け攻め両視点で進むので一方の視点では見えなかった人柄が、なるほど実はこんな人だったのね!と。今回は受け攻めどちらもスマートじゃない恋模様が描かれています。
しかしそれこそが2人の魅力ですね。好きになれば痘痕も靨。自分だけに見せる完璧じゃない一面にキュンとこない恋人はいません。むしろそ…

3

完璧な恋の話 小説

渡海奈穂  梨とりこ 

完璧じゃない二人の、完璧な恋の話

どうでもいい話ですが、一人「渡海月間」で、既刊を片っ端から読み返してる真っ最中だったりします。
渡海先生ですが、こういう普通だけど普通じゃない恋を書くのがとてもお上手ですよね。
どこか欠けた完璧では無いキャラを、滑稽に、でも愛おしく描くのが巧みと言うか。

タイトルが「完璧な恋の話」ですけど、裏テーマとなるのが「完璧じゃ無い貴方でも愛してる」になると思うんですよ。
人って、相手が完璧だか…

13

月に笑う 下 小説

木原音瀬  梨とりこ 

おぉ…壮大だった…

受攻情報間違ってませんよ。ビックリ…
ヤクザものは映画でもなんでもどうしても興味が沸かず、今回も路彦と山田は好きでもどうも熱中できず、いつも木原さんの作品は一気読みなのに休み休み読んでいました。
再会涙ラストか、はたまたそのままジ・エンドなのか⁉︎(怖いので何となく最後あたりのページをうっすら確認したりした)結局わちゃわちゃラストか〜と読み進めたら、最後には圧巻のラストが待っていましたね。流石…

1

裏を返せば…! 小説

栗城偲  梨とりこ 

見えているものが全てではないのです

SM談議が大変興味深いお話。
SはサービスのS、Mが求め過ぎるとSが疲れてしまうなど、なるほどなあと思うことばかり。
M攻めとの事ですが、私はあまり本郷にMさを感じなかったなあ。
どちらかというと尽くしたがりのわんこ攻めというか、M攻め!!というものを期待すると違うかなと思います。
罵られると思わずきゅんとしちゃう、ちょっと残念可愛いやつでした。
最初のツンツンっぷりはどこへ行った?とい…

0

あなたが教えてくれた色 小説

安西リカ  梨とりこ 

疲れた……

綺麗事じゃない話を読みたいという人にはいいと思います。
登場人物たちに唖然としつつも、最後まで読めてしまったのはある意味すごいのかもしれない。

攻めがザックリ、時にはジワジワと多種多様に受けに傷つけられるのが気の毒で気の毒で……。
惚れたもん負けというか。
なんかまっとうに育った健全な攻めが、受けと当て馬とのドロドロ(一言では語れない)に巻き込まれてしまって、これでいいんか?みたいな……

7

神の囲い人 小説

沙野風結子  梨とりこ 

軍服と無垢なるものたち

童貞萌えの方、軍服好きな方に特におすすめしたい作品です。

大国・ガイゼル帝国と敵対する、謎に満ちた貧しい小国・ラカン神国。
長年大小様々な小競り合いはあったものの、本格的にガイゼル帝国の圧倒的な武力と戦力の差に制圧されていく。
今作は「神の人形」「神の愛人」「神の囲い人」と、それぞれ異なるCPの連作オムニバス形式で描かれた作品です。
異なるCPではありますが、ちゃんと話が繋がっているの…

3

満願成就 ―周と西門― 小説

凪良ゆう  梨とりこ 

続きますよね!

前作に続いて面白かったです。怪異そのものは前作の方が怖かったと思いました。

今作では西門と対であった亡くなった六巳との詳しい関係が書いてありました。六巳の事は忘れる事は出来なくても、既に周の事を大分好きになってて言葉に出せない西門の思いも分かりました。

プロローグから「因果」「応報」そしてエピローグまでの流れが秀逸で、さすが凪良ゆう先生だなと納得しました。

気持ちが通じ合ってもま…

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