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11/61(合計:606件)
渡海奈穂 梨とりこ
renachi
ネタバレ
本物の完璧な男と完璧を装う男の話、のようだが堅物ゲイと凡人の話に見えた。仕事絡みで完璧な人間の定義が自分と作者でズレているんだろうと思った。 攻めの組木はゴリ押しでグイグイ攻める。過去の恋愛事情を語った直後に告白するのはどうかと思ったが、うっかりOKする展開は大好物なので、わくわくさせてもらった。 気持ちを隠さなくて良い状況で好き好きアピール、それを知っていて戸惑う心理描写、ほのぼのエピソ…
綺月陣 梨とりこ
ハウスキーパー
うん、かなり痛い。読み手を選ぶ作品なのは間違いありません。けれど神評価にせざるを得ないなと唸ってしまう、凄まじいものを読んでしまったな、の一言に尽きます。 とにかく痛いのが苦手な人にはオススメしません。個人的には木原音瀬先生の『FRAGILE』『灰の月』辺りがダメな人は回れ右して下さいといった感じです。 全編通して読んでいてまぁ辛い場面の多いこと。序盤からフルスロットルではないものの、…
kurinn
本編で気になっていた末弟の庸介視点のお話でした。 森吉の本質に庸介が気がついた理由が書かれていて、庸介がとても聡いコだというのが分かりました。 森吉をかなり理想化してる上の双子たちとは違います。双子たちは森吉に彼女が出来たと思ってて結婚したら嫌だなとか思ってて、この2人もかなり問題があると思ってしまいました。 組木との惚気を聞かされる庸介には気の毒だと思ったけど、人間らしい表情を…
初めはですね森吉のポンコツっぷりと言うか人でなしぶりに読んでて呆れてしまったんです。 そして組木の元カレに対するあまりにも凄い拒絶と潔癖ぶりにはドン引きしてしまいました。 それでも森吉が組木の元カレに相談されて、モヤモヤしたり聞きたく無いと思い始めてからは読んでて断然面白くなって来ました。 そして好きだと告白するだけなのに、タイミングを計り過ぎて相手を不安にさせて…。 でも組木も学…
木原音瀬 梨とりこ
カレル
※ネタバレ&考察があります。 最初にこの作品を読んだときは、嘉藤の行動がひどすぎてびっくりした。 惣一の気持ちを知っていながら、彼を絶望させるような言動をとる。 すべては自分の理想のために。なんで身勝手な人だろうと思った。 しかし、これも一つの愛の形かもしれない。 愛=性愛ではないし、愛にも色々な形がある。彼の愛は敬愛に近いもので、惣一の望む愛ではなかったという、ただそれだけ…
初レビューを大好きなこの作品に捧げます。 月に笑うに登場した惣一が主役ということで、軽い気持ちで読んだこの作品。 まさかこんなことになっているとは想像もしてなかった。 とにかく暴力描写が容赦ない! 目をそむけたくなるシーンから始まり、最後の最後まで辛い・痛い・苦しいとしか言えない内容。 こんなに胸が苦しくなった作品は初めてで、かつこんなにもエロイと思った作品も初めてだった。 …
みざき
これはまたタイトルが良いですねえ。 噛み合っているようで噛み合っていない、とんちんかんなやり取りにクスリと笑ってしまいました。 本人達はごく普通に真面目なところがなんとも奇妙で、淡々と進むシュールさが面白いお話でした。 この作品は両視点の良さが光りますね。 そして、文章が読みやすくスルスルっと読めてしまう。 攻めの組木も受けの森吉も、どちらも周囲からはハイスペックで完璧な男に見えるん…
0758
世間一般で見たら完璧といえる出来る男たちの不器用な恋の話。 リーマンもので同じ職場の先輩後輩のお話です。特に職場でのトラブルや人間関係のややこしさはなくてそこは安心して読めます。 受けの森吉は知らないことを知らないと言えない見栄っ張りな性格です。周りから高く評価されるのを、自分はそんな人間じゃないと過小評価。ただ実際には本当に仕事が出来る有能な男です。 そんな受けから本物だと称される攻め…
あーちゃん2016
梨とりこ先生の挿絵目当てで購入。リーマンもの、ゆっくり焦れ焦れ話かと思っていたらめっちゃ面白かった!レビューのタイトル「ポンコツ」ってしたいけどネタバレかな、と思い我慢。とにかくポンコツなリーマンがお好きな方、めっちゃおススメしたいです!雑誌掲載分の本編160P弱+その続き60P弱+あとがき。すっごく好きなんですけど、何か強烈な残るものがあるかと言われると?だったので萌2にしました。 人事部…
てんてん
本品は『完璧な恋の話』のフェア書店特典ペーパーです。 本編後、庸介が慧の恋人について探りを入れられるお話です。 森吉家の双子は長男である慧を尊敬できる兄と思っていますが、三男 である庸介は慧を胡散臭い男だと思っています。 今も双子の兄姉は、最近しょっちゅう帰りの遅く、泊まりもある慧に 彼女ができたのではと話し合っているのを、庸介は聞こえないふりで スマホをいじっていました。…