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歩田川和果
綾瀬あやせ
ネタバレ
「ねくたいや」のスピンオフです。 主人公は長男佳久と環になりますが、この二人は「ねくたいや」に出てくるエピソードがとても重要なので、読まなくてもわかりますが、読んでからの方が断然佳久の怒りが分かると思います。 読了感としてはよかったぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~!!! これから幸せにラブラブするんだよ!!!あと5年じゃなくていいんだよ!!!!!と幸せいっぱいでした。 環のへたれすぎ具合にイライ…
キリヱ
なんて可愛らしいのでしょう。 本当にただ二人で話してるだけで、関係もちょっと進んだだけ。 ほぼ全部二人の会話ですが、このテンポがたまらない。 「エディドヤ」のような、何かになぞらえた謎かけ問答も好きですが、こういう何気ない会話もいいですね。 普通の会話の中でじわじわ行われる駆け引き。 本来ならとても棘のある佳久の台詞が、あばたもえくぼな英太だけでなく何故か読み手にもそう刺さらないので、こ…
えっと最初と最後の二つだけが続いていて、真ん中二編は別の話ですよね。 微妙に関わりありそうで別の話だったので、混乱しました。 でもアブサロムだし。まだ読みが足りないのか。う、うーん。 歩田川さんは、この頃の絵が一番好きかもしれません。全体的に細長いですが。 色々対話で話が進むスタイルで、オチが……とてつもなく斬新な三角関係の結末でした。 ああ、そうか。そうなるのか(笑) 旧約聖書の…
歩田川さんの初読みは「ねくたいや」でしたが、独特な絵で上手いかと云われるとよく分からないのですが、その台詞の運びに感嘆いたしました。そして、この話にはこの絵でないと駄目なんですよ。ARUKUさんとか、明治カナ子さんが私の中では同じカテゴリーです。作風は全く違いますが。 どの話も主に大きな事件がある訳でもなく、会話で話が進んでいきます。そこがとても小劇場系の舞台を思わせるんですよね。(自分がそっ…
江名
超ヘタレな攻めの環が、もしもスーパー攻様だったら… という漫画が載っているペーパーです☆ ちょっと悪そうな顔で、佳久・友久・春の3兄弟相手に、 「今日から、おまえ達兄弟の主人は俺だ」と言い放った、環。 続けて、 「おまえ達から仕事を取り上げるぐらいのことは簡単にできる、 せいぜい俺の機嫌を損ねないように俺に奉仕しろ… …とか、面白そうじゃ…」とまで言ったところで、 …
「ねくたいや」のスピンオフ作品。 そちらを先に読んでから、この本を手に取ることをお薦めします。 「ねくたいや」の受けの友久の幼なじみで、 友久とカラダの関係を持っていながら、 ずっとずっと友久の兄のことが好きだった…という環が、 長年の片想いを実らせるお話、環×佳久(友久の兄)です。 「ねくたいや」を読んだ時には、 環の話をスピンオフで是非読みたい!と思っていたのですが、 …
歩田川さんの話は、淡々とした空気と短編映画のような会話が好きです。 この話もそういう話ではあるのですが………う、うーん。 評価にとても迷う話ですね。 昔、初めて付き合った相手と一ヶ月で別れて(その別れ方もかなり微妙)それでもだらだら友人として付き合っている攻め。 友人なのに、セックスはする。 そもそもこれって友人じゃないんじゃ(汗) 基本、攻めは受けが何股かけても「仕方ない」と諦めて…
歩田川さんというだけで神評価するくらい、最近歩田川さんにハマっております。 ほぼ何も起こらず会話だけが続く穏やかな話が癖になります。 もう付き合ってる二人の話なので、糖度はかなり高いかも。 昔同性に告白して失敗したことで(でもあれは失敗なのか!?)臆病になっている仁は二人の関係が露見する事を何より恐れていて、千聖は隠して欲しくないような感じで何処かすれ違ってます。 だから仁が好きだから別れ…
bonny
これまで読んできた作品から、作家さまにはなんとなくハイブラウなイメージを抱いております。モチーフやテーマが高尚過ぎて、さらさらと読み流しても、ハタと立ち止ってみても、アホな一読者であるわたしはぐぬぅ…と固まってしまうばかり。作家さまの手書きによる吹き出し横のツッコミでなんとかストーリーに追いつくといった体たらく。絵が個性的で、手書き文字なんかも温かみがあって、パッと見ほのぼの系かと騙されちゃいます…
不思議な雰囲気の表紙と「超ヘタレ攻め」に惹かれて購入。 博打だったのですが、大当たりでした! 正直なところ、絵の癖(口かな?)はかなり苦手なのですが、読み進めるうちに全く気にならなくなりました。 何でしょう、この素敵な会話のテンポ。 ほぼ二人で会話しているだけで、さほど大きな事件も起きません。 強いて云うならば、当て馬(?)が出たくらい。 彼も別に想い人がいるので、少し二人の仲をかき乱…