歩田川和果さんのレビュー一覧

「ねくたいや」描き下ろしおまけペーパー グッズ

ホント変な夢、でも…

本に折らずに挟めるサイズのペーパーに、
攻めの永瀬が変な夢を見た…という漫画が載っていました。

これ、まず、
永瀬と有働が向き合って、すぐにキスできるくらいの近さでくっついて、
そうやって寝ているふたりの様子にキュン♡
その、寝息でくすぐったくなっちゃいそうな距離で、
攻めの永瀬が「変な夢を見たんだ…」と言う。

聞けば、受けの幼なじみの九々流が出てくる夢で、
ネクタイが上か…

2

ねくたいや コミック

歩田川和果 

好き、だから…

前作の「大きなサボテンの木の下で」では、
受けが浮気しまくりなのにかなりイライラ&苦しくなってしまったので、
コチラの本はおそるおそる手にしたのですが、大丈夫でした~~~。
相思相愛ゆえのもろもろが描かれた本で、
ちょっと切ないけど、基本ほのぼのテイストな1冊だと感じました。


百貨店の紳士服売り場で同期だったふたり。
ふたりともゲイ。
攻め→受けに告白したこともあるけれど、社…

5

大きなサボテンの木の下で コミック

歩田川和果 

ガラパゴスとBLの融合

陽生さんと巧が織りなす、脈絡なく、非常にのんびりとした雰囲気のなかにこちらが溶け込んでゆくような一冊です。
頭っからイグアナとサボテンのお話で、これが一体BLのストーリーにどう絡んでゆくのだろう? と不思議な気持ちになります。(たぶんそれは、聞かされている巧も同じようなことを思っているのではないかなぁ・笑)おそらく、そうして聞かされるがままの巧、という存在を強調しているワンシーンですよね。この時…

4

チョークの橋 コミック

歩田川和果 

過去との再会

痛い初恋相手の親友に偶然再会したことで、過去の想いと現在の恋人への思いとが交差する。
過去を振り返る事で、自分の本質を見つめなおす事が出来て。
本当は自分がどうしたかったのか、これからどうしたいのかが少しずつ見えてくる。
そんなお話です。

私がこのお話で一番好きなのは、仁が終盤で言い放つ、矛盾した一言でした。
人の心のヒダは外側には見えないものだし。
千聖の言動・行動の中の意味も、…

2

ふじむすめ コミック

歩田川和果 

三味線の音色

習い事を始めてみよう!と思っている方、こんな習い事どうですか?
『三味線』(長唄)いかがでしょう?
興味がアリアリでしたら是非ともこのコミックを読んでみては?
あらゆる縁が繋がり『三味線』(長唄)を習ってしまう男性の物語。
友達っていいなとあったかくなるお話がふんだんに入ってます。
応援したくなる恋のお話ももちろんあります。
1冊丸ごとじっくり楽しめました。

三味線の何とも言えな…

3

大きなサボテンの木の下で コミック

歩田川和果 

立て続けに読むんじゃなかった…

この本を読む前に「チョコストロベリー バニラ 」を読んでイライラしてたところに
またこれ浮気男ときたかーっ!!(><)
表紙はラブラブだったのに、あらすじチェックしてから読めば良かったよ…

はい、浮気男です。
とっかえひっかえ、二股三股それ以上と
次から次へと相手を変える男・陽生。
その友達として10年間傍にいる巧 。
だけど2人は10年前に1か月だけ付き合ったことがあり…

5

大きなサボテンの木の下で コミック

歩田川和果 

とても必要で大切な10年間

イグアナとサボテンとガラパゴス諸島かぁ、昔そんな番組見たなぁ。
なんて思いながら読みました。
内容も、ガラパゴス話も、彼等の会話のキャッチボールも非常に面白いです!


あらすじは。

10年前、同じバイト先で知り合った同じ大学の先輩(陽生)と後輩(巧)の二人。
一ヵ月だけ付き合い、陽生の三股浮気がバレた末、別れた二人。
巧にとって陽生は、はじめての恋人だった。
浮気が当たり前…

6

大きなサボテンの木の下で コミック

歩田川和果 

浮気しまくる男、は愛せますか?

昨日、歩田川さんの既刊本「チョークの橋」を読んで、
うわ、すごい好き!!と思って、
勢いで新刊も買ってみましたが…コチラの本はどうにもダメでした…(/_;)

歩田川さんの絵が好きかどうか、
そして、
読者に、浮気男を愛する包容力があるかどうか、
それがこの本を楽しめるかの鍵になるように思います。


10年前に1ヶ月だけ、大学時代に付き合ったことのある間柄のふたり。
純朴な…

8

大きなサボテンの木の下で コミック

歩田川和果 

悟りました

この方の作品にお付き合いする事五冊目にして
評者はようやっと悟りました。
この方が描いてみたいのは男の可愛げなんじゃないかと。
で、それがなんて通じ難いかと言うと…毎度毎度の帯を
ポンと放り出されたんじゃいきなりは戸惑いますって。
この本の帯から話をスルッと見通せる人がいたら間違いなく
カミホトケでしょうね。
そうでなくとも『サボテン・イグアナ・ガラパゴス』の
三題話をどう解きゃい…

8

ふじむすめ コミック

歩田川和果 

確かに面倒臭い

評者はまず一言申し上げたい。
この本と距離を置くならせめて三度は読んでから
断を下して戴きたいと。
さらりとした一読ではこの本の中に生きてる人達の
腹の中は多分見透かせないでしょうから。
悪い人達じゃないんですよ。ただ意識無意識に
かかわらず腹芸を応酬し合ってる人達なだけで。
だからやる事やってとりあえずに収まっても
まだ何か燻ってるんだろうなと中々に安心できない。
それでもそれ…

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