いさき李果さんのレビュー一覧

眠れる森 小説

華藤えれな  いさき李果 

無邪気な子供が食べた禁断の果実

とても切なくて痛ましい内容が中盤以降まで続くストーリーでしたね。
主役である受け様が無垢な心を持っている天使みたいな感じなので余計に痛さを感じる。
それでも、最後はおとぎ話の童話のように受け様が幸せになるので救われる感じです。

内容は、事故で12歳からの記憶を無くし、マフィアに借金がある為に男娼として
一人で働きながら暮らしている受け様。
年齢は20才になっているけれど、8年前の事故…

16

眠れる森 小説

華藤えれな  いさき李果 

不幸健気受けの極みをいく

旧東ドイツ領、ハンブルグ~ドレスデンを舞台にした作品。
華藤さんらしい切なさが全面に出た不幸健気受けに思わずウルっときてしまう作品でした。
不幸健気受け、嫌いじゃないです、時には好物だったりします。
しかし痛さを軽減する為なのか、健気が勝ってしまい、アホの子と紙一重になってしまったり、お相手になる男性が滅茶いい人だったり何かあったとしても、自分的に臭さを覚えるようなハッピーエンドを持つものが…

16

ひみつはさわらないで コミック

いさき李果 

厳密には3Pではない…

3Pという単語にひかれて購入。
厳密には3Pではないのでちょっとガッカリ…。
あとちょっと絵が苦手…両目の焦点がズレてることがあり、作画も安定してなくて気になりました…。
でも、個人的な相性の問題だと思うので、気にならない方は気にならないかも(´・∀・`*)

■ひみつはさわらないで
表題作。
やや寡黙でややSっ気のある同級生×乳首コンプレックスをもつややおバカキャラな高校生。
男…

3

ひみつはさわらないで コミック

いさき李果 

唐突が唐突で唐突でした(?)

小説挿絵では拝見しており、綺麗な絵を描かれる方で好きなレーターさんですが、漫画を描かれているのを知らず、初読みです♪
そっかー、マンガだとこんな絵になるんだな~と、表題の1本目のトーンの使い方の大胆さにびっくりしつつ(w)読み終わった感想は・・・まさにタイトルでした。
うん、BLはファンタジーをそのまま表現してるよ♪うんうん、、

ピンクの乳首と小さな乳輪(でいいのか!?)がコンプレックス…

2

ひみつはさわらないで コミック

いさき李果 

奇抜な気はするけど・・・

話の流れがまるで宇宙的で自分に理解できなかった本です。

「ひみつはさわらないで」
ピンクの乳首をからかわれた事で心に深い傷を負った(!?)白鳥に対して
親友の黒岩が乳首を攻め倒した挙句、それ以上に執着しまくる話。

そんなことでなぜ深い傷を負うのかがさーっぱり理解できなかったがゆえに
そこから完全に話に乗り遅れてしまいました・・・
だって多分男の場合、乳首の色なんてわははで済むよ…

2

花の夜 小説

砂床あい  いさき李果 

ダメな相手に惹かれるサガなのですよ

コミカルな中に、恋する切なさと戸惑いを描いた保護欲から始まるラブストーリー。
学歴も無く、既に両親は亡くなっていて勤務していた会社が倒産して彼女の家に
居候をしていた攻め様は、仕事が見つからず、彼女に家まで追い出され、
泥酔した挙句、見覚えもないような場所にあるゴミ置き場でゴミ塗れで目覚める。
何もかもが嫌になり、お金も行く当てもなく、自暴自棄と諦めみたいな思いを抱いて
いたところ、見知…

3

花の夜 小説

砂床あい  いさき李果 

大人の子育て?

職も住居も失って自棄になってゴミ捨て場に落ちていた男を拾った官能小説家。
こんな出会いに、あ、、こんな始まりの話どっかにあったよな~と思いつつ、また既視感のある物語だったらと危惧したものの、それはあっという間に覆されて、
登場人物の性格上とつとつと進む物語ですが、そのすれ違い具合がいい味を出していて、思わずひきこまれていきました。
なかなかに、キャラクターの設定がよかったんでないでしょうか?…

6

秘書喫茶 ―レイジータイム― 小説

火崎勇  いさき李果 

嘘に隠された真実

今回は受様の元恋人の米国企業の若社長と
会員制の私設秘書紹介所のオーナーのお話です。

受様視点で過去を絡めながら新たな関係を築くまでの本編と。
攻様視点で本編の裏側を含んだ後日談を収録。

受様は母親の仕事の関係で
日本人ながらNYで長く生活をしていたため

母の死後も縁遠かった日本に帰らず
母親の上司だった大手企業の社長の援助を得て
大学に通いながら働く事にします。

0

スロウスロウ 小説

栗城偲  いさき李果 

ビバ!オヤジ受

40歳ガテン系オヤジと、30歳インテリ眼鏡の物語。

2人は仕事(地下鉄の工事)で出会うんですが、
インテリ眼鏡がオヤジを好きになってしまい、
押せ押せしていく展開です。

本作品、何が面白いって、
オヤジには高校生の息子がいるんですが、
その息子に、恋愛相談をしたり、
40歳になってからの恋愛に戸惑ったり、
オヤジがかわいい!!

また、エチでも、オヤジならではというか・…

4

スロウスロウ 小説

栗城偲  いさき李果 

おやじは甘えん坊

歳の差10歳40歳バツイチ子持ちのガテン系おやじ受け。
対する相手は関連業界のちょっと真面目そうな年上好きなワンコ気味の年下。
ガテン系といっても内装系接着関係の仕事で、鳶とはちょっと違う。
おやじはとても人がよく、年の分だけ分別もあるが、蓮っ葉ではなく口調はやんちゃっぽいけど基本甘えん坊の雰囲気がにじみ出ている。
そのせいか、おやじモノなのに非常にかわいらしい雰囲気が漂い、あまり汗臭いイ…

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