雲田はるこさんのレビュー一覧

いとしの猫っ毛 小樽篇 コミック

雲田はるこ 

今も涙が流れたまんま

決して「3巻」ではない、特別な特別な2人のお話の「小樽篇」。
真っ白な雪の中、高校生のみいくんと恵ちゃんが雪の中で仰向けになっている表紙絵。
きっとこの雪は新雪で、倒れた時にぽふっと少し舞って柔らかくて、お互いの手は冷たいけど握るとあったかくて。
恵ちゃんは笑顔で、夜なら星を、昼間なら空飛ぶ鳥を見てるような穏やかな表情で。
みいくんは、恵ちゃんとは違う方向を見て、きっと何か複雑で難しい事を…

7

いとしの猫っ毛 小樽篇 コミック

雲田はるこ 

2人の可愛さに泣ける

みいくんと恵ちゃんの高校時代のお話です。

『いとしの猫っ毛』は今2巻まで出てるけど、この小樽篇だけでも充分楽しめると思います。こっちを先に読むと、絶対に今のほのぼのカップルなみいくんと恵ちゃんが読みたくなるはず!
私は1、2巻既読だったので、みいくんにあんな辛い過去があるとは思わなかったから、切なくて切なくて。みいくんが泣くたびにウルッときちゃいました。
読んだ後すぐに1巻と2巻を読み返して、ま…

6

窓辺の君 コミック

雲田はるこ 

おやすみサリーで心射抜かれました

雲田先生の絵柄すごく可愛くてずっと気になっていたので、
やっと読めた!という感じです。

窓辺の君と、GOOD BYE, HONEYは
甘い恋愛のイメージで可愛いなーと。
なるほどこういう感じか!って思って淡々と読んでました。

しかし、次のLay Down, Sallyで雰囲気ガラっと変わりました。
高村の健気さとサリーさんの男っぽさが素晴らしい相性で
話の流れも終わり方もなに…

2

いとしの猫っ毛 小樽篇 コミック

雲田はるこ 

まんまと

コミックではいったねこっけでしたので
小樽編は待ってました!
読み終えて、改めておもいました

ずるい!
こんな話…泣いて笑うしかないじゃないかー!!
もう辛いのと愛しいのがどっと来て参りました

まだ二月ですが、間違いなく個人的に今年一番心揺れて感動した作品でした

今はただひたすら、みいくんとけいちゃんが愛おしいです!
三巻が今から楽しみです!

ネタバレしない程度に…

4

いとしの猫っ毛 小樽篇 コミック

雲田はるこ 

いろんな想いが心に刺さる

最高に、素晴らしかったです。

本を読んで泣きそうになんて、ふつうは全然ならないのですが、
我慢しきれず、肩を震わせて泣いてしまいました。

みいくんが、あまりに可哀相で苦しくなりました。
でもそれだけじゃなく、
ふたりが可愛くって、愛おしくって、心が温かくなって流れた涙も沢山ありました。

それから、これはとても個人的な感想ですが、すごくすごく懐かしくて。
北海道出身者には、…

17
非BL作品

昭和元禄落語心中(1) 非BL コミック

雲田はるこ 

何もないところから始まる

 刑務所の満期を終えて出所してきた、与太郎は、その足で自ら勝手に師匠と慕う八雲のところに赴きます。そこで、弟子にしてくれと懇願し、あっさりと弟子をとらないことで有名な八雲の弟子になるのです。
 かつて八雲には、同期の助六と競った中でしたが、助六はすでに鬼門に入っております。その助六の子どもである小夏と、身の回りの世話をする松田、八雲、与太郎との生活が始まります。

 与太郎の本名や生い立ち、…

0

新宿ラッキーホール コミック

雲田はるこ 

メオト なのかな。

雲田はるこ氏の作品 初読みです。
衝撃でした。絵が大変好みだったので! 塗りやすそう!
猫っ毛っぽく描くのがお上手なんですねー。

作品全体を通して感じたのが
サクマさんとクミさんの メオト愛・・・でしょうか。

同時収録作品で いろんな角度から光を当てながら
最終的に二人の関係を浮き彫りに・・・(そんな難しい事でもないけど)。
要するに 「愛」というより 「絆」 のようなものを…

4

新宿ラッキーホール コミック

雲田はるこ 

結構好きでしてよ

いとしの猫っ毛や窓辺の君よりもこっちのが好きです。
絵柄が昭和なので、こういう絵を見慣れた世代の人は逆にダメかもしれないパターンですね、古臭く感じて。
好きな人は好きなんだけど、駄目な人は駄目って感じで別れそうですね。
実際初期作品から絵で評価が別れてますもんね。
内容っていうより絵で評価が別れるというのも面白いですね。

ちなみに内容に関しては、
私みたいに薄汚れた大人はこのくらい…

10

野ばら コミック

雲田はるこ 

一度手離した馬鹿な私です……

結構前に読んで、手元に置いておく作品じゃないなんて
当時の私はBLの上っ面しか楽しんでなかった気がします。

たぶん、そう思った理由は
1.神田さんがナヨナヨっぽい
2.ゲイなのに結婚して子供も出来てるじゃん
3.武ちゃんはノンケなのに、そんな簡単に男に堕ちるか?
だっただろうと…。
でも、1.そういう人だからこそ色気があったのかも
2.ゲイとは言え、バイ寄りの人だっているし、様…

4

野ばら コミック

雲田はるこ 

昭和のような今時の話

 雲田先生の描く絵は、どことなく昭和を思い起こさせたり、ノスタルジックな気分になることが多いなと思っていました。だから、このお話も昭和の洋食店のお話なのかなと思っておりました。しかし、この物語には、携帯電話も薄型テレビも登場して、そんな昭和の期待をあっさりと砕かれます。

 40過ぎて、自分が同性しか愛せない性格だと妻に告白した神田さん。神田さんには百音という幼い女の子がいるにも関わらず、妻の…

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