雲田はるこさんのレビュー一覧

新宿ラッキーホール コミック

雲田はるこ 

地獄のあとの静かな居場所。それが新宿ラッキーホール

(2)はレビューしたけど、こちらは書いてなかったので。
読み返してみれば、こちらも随分とシリアスだった…
苦味とサクマさんの出会いと愛の始まりを描く「陽当たりの悪い部屋」は、昭和の文芸映画でも見てるような感覚を覚える。
親に売られて。
ヤクザにカラダを仕込まれて。
ゲイAVに強要。
だが2人きりの時間の中で情がうつっていく…
何より「苦味」って名前がすごい。逆キラキラネーム。地獄ネー…

0

いとしの猫っ毛番外篇 コミック

雲田はるこ 

ハル達の隣でイく恵一と、受ける火野がエロ過ぎた

 脇役に焦点を当てたスピンオフ編といっても、最初と最後はしっかりメインカプで締めてくれていました。最初は遠恋時代に美三郎が必死に稼いだお金で恵一に会いに行く話です。美三郎は大学の先輩である蛭間に声をかけられてから、あれよあれよと言う間に火野と知り合い、風俗体験させられ、ポンちゃんとも知り合ったんですね。今のまたたび荘の原点となるそれぞれとの出会いが面白かったなぁ。初めて風俗体験ルポを書いた報酬で、…

0

いとしの猫っ毛 5 初回限定版 コミック

雲田はるこ 

たくさん乗り越えた2人の先に訪れた春

 冬から春にかけて季節が移り変わっていく描写が印象的な巻でした。美三郎の変態加減は冒頭から相変わらずです。美三郎が攻めの方がやはり多いようですが、今回は一度恵一も攻めになります。美三郎も自然に受けになれるようになってきましたね。エッチな2人も大好物ですが、何気に好きなのが「大雪らぷそでぃ」。小樽基準で考えて東京での大雪を楽観視している恵一を、咎めた美三郎が朝から世話を焼きまくります。結局恵一は会社…

0

いとしの猫っ毛 4 コミック

雲田はるこ 

衰え知らずのビッグバン

 今までも十分に萌えていたんですが、この4巻はより1つひとつの萌えが大きかった気がしたので、神評価にしました。美三郎と恵一の関係性が安定しつつも益々ラブ度が上がっているように感じました。濃い脇役達の登場回数がいつもより少なく、もちろん彼らも大好きなキャラではあるのですが、たまにはこうやって美三郎と恵一に集中できる巻もありだと思います。

 前巻でついに恵一に処女を捧げた美三郎。今後は入れ替わり…

1

いとしの猫っ毛 3 コミック

雲田はるこ 

唯一美三郎の庇護欲をかき立てる恵一が守りたいのが美三郎

 舞台は小樽から再びまたたび荘での日常に戻り、相変わらずほわんとした柔らかい空気の中で穏やかに時を紡ぐ2人を見守ることができました。「まいごの恵ちゃん」が特にお気に入りです。美三郎がいなくなった恵一を探すと、彼は空き部屋の日向で微睡んでいました。暖かい光に包まれて眠る恵一に私もすっかり心奪われてしまいました。他にも、美三郎が夢で母や清水を想って泣いている夜は、恵一がそっと守るように抱き締めてあげた…

2

いとしの猫っ毛 小樽篇 コミック

雲田はるこ 

恵一が何よりも美三郎を大事に想っていること、それだけで十分

 2人の幼少期の出会いや恋人に至るまでの過程、小樽と東京で離れて暮らすようになってから恵一が東京行きを決心することになる経緯が描かれていました。小樽の豪雪の情景も相俟って、1、2巻とは打って変わってどこか静謐さを含む空気感が漂っています。あとがきには「1、2巻で描いた小樽時代のネタに苦しめられ、無視したネタもある」とありますが、どのシーンもとても自然で、特に気になった箇所はありませんでした。またた…

0

いとしの猫っ毛 2 コミック

雲田はるこ 

小さいことでくよくよしない恵一のおかげかな

 恵一が1巻よりもずっと積極的になっており、男前な言動や好奇心旺盛な性格が目立つようになってきましたね。2人の馴れ初めはまだ読んでないはずなのに、ノンケの彼がここまで美三郎に対する好意をだだ漏れにするようになるなんて…と、なぜか感激しています。一方の美三郎はそんな恵一とは逆に、まだどこかノンケの彼に対して気遣っているのか、遠慮癖やいざという時のヘタレ感が抜けません。

 最後の最後で一歩引い…

0

いとしの猫っ毛 コミック

雲田はるこ 

モエの嵐

 何ですかこのカップルは。可愛い。可愛過ぎる。冒頭のカラーページでもう心を掴まれ、これはきっと自分の性癖に刺さりそうだと予感しましたが、それを上回る萌えと可愛さの洪水でした。雲田先生の柔らかい絵のタッチと、メイン2人の纏う優しくて笑えてほわほわした雰囲気がとてもマッチしていました。

 付き合ってからすぐ遠恋になった幼馴染の美三郎と恵一。6年の遠恋を経て、北海道に住んでいた恵一が美三郎の持つ…

0

新宿ラッキーホール(2) コミック

雲田はるこ 

スピンオフを是非!

とってもお久しぶりの苦味(いつ見ても凄い名前。。)とサクマのお2人!
続きが読めて、嬉しいです!
1巻より熟成された確固たる絆や美中年な見た目にも時間の経過を感じました。
ポップな表紙にそぐわないような抗争が描かれたり、
ラブいな話だけではなく表面には表れない、複雑な2人の深い愛情表現にホロリとしたり、
読み応え抜群でした。
特にサクマが苦味死んでも離れられない、って言いきったときには…

3

新宿ラッキーホール(2) コミック

雲田はるこ 

ドラマのような内容と深い愛情

さすが雲田はるこ先生。2巻のお話しも最高でした。
1巻で苦味とサクマの出会いと深い愛情のお話しにホロリときてましたが、2巻では更にあの組長の跡取り竜も絡んで、より深い愛情のお話しを読ませていただきました。
1巻ではサクマに惚れてたドM美少年竜。
2巻では奥さんをもらってて、まあゲイを隠しての政略結婚ですが、美青年に成長してました。
竜を慕っていた彫り師さんとくっついて良かった。
サクマさ…

4
PAGE TOP