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84/111(合計:1109件)
六青みつみ 葛西リカコ
薄雲
ネタバレ
モフモフシリーズ2作目。 これはもう涙腺崩壊コースまっしぐらでした。 表題作に至っては、後半から終盤にかけてはティッシュ箱が手放せない。 前作のカップルとは、陽と陰のような関係になってます。 そして前作でこのふたりの悲劇のラストを知ってたので、戦々恐々としながら読んだのですが、もう切なくって切なくって。 嫉妬 誤解 すれ違い と、BLの定石もしっかり押さえてばっちりです。 …
モフモフシリーズ1作目。 今では大人気のこのシリーズですが、一番最初に読んだ時はそこまで刺さらなかったというか、読み返す毎にじわじわくるスルメ本でした。 血が繋がっているわけではないですが、赤ちゃんの頃から育てた相手と関係を結ぶので、近親相姦などが苦手な方は受け付けないかもしれませんのでご注意を。 耳付きしっぽ付きのモフモフが堪能でき、さらにそのモフモフを子育てしてるのを俯瞰して楽しむ、…
凪良ゆう 葛西リカコ
ななこあ
「夜明けには優しいキスを」スピンオフ作品。DV男、加瀬が主人公。加瀬の過去も十分暗かったのか。読んでいて私まで暗くなってくる。でも、こういう不幸をいっぱい浴びてきた男こそが、好きな男と両想いになって、恋人に思いっきり甘やかされるのがいい。 加瀬弘明は暗い過去を持つせいで、人を簡単に信じることができない。好きになった相手の、すべてがほしくてほしくて、べったべたに相手とくっつこうとするんだけ…
ポッチ
書店別の特典商法でイラっとすることも多いのですが(だって全部欲しくなっちゃうから…)、最近アマゾンさん限定ペーパーはすごく良いなあと思っています。個人的に特典はイラカとかよりも小説ならSS、コミックなら番外編みたいなのが描かれてるのが好きっていうのもあると思うのですが、アマゾンさんの限定ペーパーは表裏びっしり書かれていることが多いですし、他の書店さんでは手に入らないので。 このSSペーパーも…
緑
イラストと作家買いしました。 クラス内ピラミッドの底辺に属する平良と、頂点に属する清居の不思議で興味深い関係の話。 あらすじに「無口で友達がいない」とあっても、イラストを見て平良は周りから距離をおかれるようには見えないな、と思っていましたが吃音にまつわるエピソードで納得がいきました。 平良も清居も、どんな子供時代を過ごしてきたかがそれぞれの生き方に反映されていますね。 作品は四編に分か…
蜜花
「気持ち悪い攻めが好き」という凪良先生の本領発揮!本当に攻めの平良がネガティブ&ストーカー気質のきもキャラで、読んでいて「これほとんどの読者が引いちゃうんじゃ?大丈夫?」と心配になったほどです(笑) そんな平良から狂信的な愛を注がれるのは、クラスの頂点に君臨する孤高の存在・清居。皆から一目置かれていて、芸能界にも足を踏み入れています。葛西先生の繊細なイラストでもわかるように、まさに『美しい彼』で…
作家買いです。あらすじを拝見した時に少し痛い話なのかなあ、と思ったのですが読んでみました。 内容をざっくりと。スミマセン、ネタバレしてます。 幼少期から吃音という病気を持っていた平良くん。その障害のためクラスメイトに馴染めず、いじめというほどではないにせよクラスから浮く存在で、平良くん自身周りに溶け込むことをなるべく避けて生活しています。 でも高校2年生になった時に生活が…
リカコ
一話目はあらすじ通りのスクールカーストラブ。コンプレックスだらけの主人公の見目麗しい受けへの妄信的な羨望と狂愛で話は進んでいくけれど、期待を裏切られたのは三話目から。 読んでいくうちに受けも攻めの事が好きなんだろうなとは思っていたけれど、こんなにべた惚れだったとは…。 神のように崇め自分になかなか手を出さない攻めに焦れていく受けの様子は、美しいと言うよりは可愛い印象を受ける。また、一話目ではあ…
阜田慧
『代償シリーズ』、あるいは『聖獣シリーズ』とも呼ばれる本作品。 本当ならば第1巻からレビューすべきなのだろうが、私はあえて、この第5巻を紹介したい。 理由は簡単だ。このシリーズがとてつもなく好きだからだ。頭に『大』をつけてもいい。『愛してる』という言葉さえ惜しみなく使おう。それほどに私はこのシリーズが好きで、ドハマりしている。 となれば、考えることはひとつだ。 私は今後、どんどんこのシリー…
水原とほる 葛西リカコ
雲絶間姫
この物語はファンタジーというには少々生ぐさく、かといって土俗と因習のドロドロを描き切ったというほどの凄まじさも感じられません。(坂東眞砂子さんとか岩井志麻子さんのような粘りつく怨念系の怖さがない)あえて分類するならサイコサスペンス?でも皆様おっしゃってるように、途中でわりと簡単にネタバレするので、作者の水原さんも、それほど必死こいて手の裡を隠そうとしてるわけでもないみたい。 …