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凪良ゆう 葛西リカコ
maruchan
スピンオフ作品だけど、個人的には本編よりも印象深い一冊。本編で主人公にひどい振る舞いをするろくでもないひねくれ暴力男として描かれる加瀬くんが主人公。 生い立ちがBL初期……というかJUNE時代の小説にでもありそうなディープなものということもあって、相当に捻れた人物なので、そうかんたんには更生しないし、幸福にもならないのですが、自らも重い過去を背負った元ヤクザである阿木と周囲の人々のふれあいの…
鳥谷しず 葛西リカコ
あーちゃん2016
ネタバレ
リカコ先生の挿絵目当てでget。 カラー口絵は二人で抱き合う着衣立姿。キレイです。 中の挿絵では イタしておられるのは1枚のみ、他は全て着衣。 リカコ先生ファンには嬉しい限りの美しさ。うーん、カッコいい・・・ ただ漢字が苦手な方には、当作はかなりきついのでは。 読み始めて20Pほどした後に、あきらめて最初から読み直し、 メモ取りました・・・ でないと誰が誰なんだか さっぱり覚えら…
ぴれーね
「エロ、足りてますか?」がキャッチフレーズの大人のルビー文庫フェア、対象作品です。 当然、エロが濃厚!と言っても元々エロが濃厚な作家さんなので、普段より若干大目といった感じです。 しかし、私が心を惹かれたのは(エロもだけど)雪蘭の健気ぶり。 元々、幼い頃に命を救って貰った紫薇に心酔している雪蘭が、彼からの密命を受けて星樹の屋敷に使用人として入り込む所から始まります。そこで出生に謎のある星…
鳩村衣杏 葛西リカコ
ふばば
のっけから、王子ルックスのフィンランド男がオタクトーク炸裂で残念感を醸し出しています。 『忍ちゃんだー!』と抱きつかれる二階堂譲も、かなり興味深い性格で。 フィンランド男・ミカに言わせると、二階堂は『ツンデレに天然が入ってる』んだけど、まーホントに、よく言えば「人は人、自分は自分」を突き詰めてるヒトです。 でも、二階堂の思考回路はすごく興味深い。この考え方の「良い所」を取り入れたいものです。…
椎崎夕 葛西リカコ
いるいる
攻めの性格が受け入れられるか否かによって随分印象が変わりそうです。 悪い人ではないんだろうけど、良い人でもない。 狡い大人×ウブな青年の恋愛の真似事から始まるお話です。 受けは感情表現が下手で恋愛不感症。 ゆえに百戦錬磨の攻めから見れば手垢のついてない原石のようなもので。 誘導尋問に落ちるかのようにあれよあれよと展開し、 気づけば攻めの腕の中で極上の甘々に包まれていて…。 …
てるてるせぶん
前作と比べると、二人ともちゃんと大学生になった分だけ成長してました。 平良の場合、「成長」というよりは、「パワーアップ」という気がしないでもないですが。 ネガティブなストーカー男子をこれほど俺様に書けるのは、さすが凪良先生だと思います。先生も仰られているように、平良に対して「気持ち悪い」は、イコール一途という点で、もはや褒め言葉のような気がします。 一方の清居は、今作では、役者を目指…
英田サキ 葛西リカコ
「ダブル・バインド」の、進藤x葉鳥CPスピンオフ。 「名もなき花は」 「ダブル・バインド」本編では既に事故死していた、進藤の妻であり葉奈の母親である美津香がまだ進藤と結婚したばかりの頃のエピソード。 豪快な美津香は「愛人」の肩書で進藤と同居している葉鳥をなぜか可愛がっていて… 本作では、夫婦でありながら男女にはなれない進藤と美津香の複雑な同志愛と、葉鳥がようやく「こころ」を信じてもらえ…
かわい有美子 葛西リカコ
fandesu
電子書籍で読了。挿絵なし(葛西画伯の表紙絵はとても美しいのでちょっと残念) 評価はそれほど高くありませんが、お話はとても面白いです。 SFとして世界観もかなり作り込まれていますし、お話の底辺を流れている「悲しみ」が胸にグッと来ます。私にとっては哀切度の方が強くって「萌」評価っていう範疇では測れなかったんだよね。 私はこのお話を「異なる文化を持つ人が慈しみ合う」ものとして読みました。 …
櫛野ゆい 葛西リカコ
ちゅんちゅん
獣の神を崇める国トゥルクード。 アディア(受け)は登山に出掛けたきり行方不明になった父を探しに母の母国であるトゥルクードに伝手を辿って入国します。 有力な手掛かりもない中、アディアは突如衛兵に王宮へと連行されてしまいます。訳が分からないアディアに、近衛隊長のラシードはアディアがずっと探していた神子であり、王の結婚相手だと告げます。 納得できないアディアは抵抗しますが、話を聞いてくれるわけもな…
白狼王ウルス(攻め)の愛を受け入れ晴れて夫婦となって数ヶ月。 仲睦まじい夫婦のもとに祖国のイルファーンから第2王子ジャヤートが祝辞にやってきます。 その歓迎の宴で神子に対して気になる噂があることを耳にします。 噂の内容は、最近頻繁に起こる地震に不安になった民が、最近の地震は神子が神が認めた神子ではないため神の怒りだというもので、アディア(受け)を神子と認めた王に対しても不信感を持ち始めている…