葛西リカコさんのレビュー一覧

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

新しいタイプ

こんなタイプのBLがあるとは!!と、とっても驚きました!
凪良先生のあとがきにもありますが、攻めが気持ち悪いです。読み進めていて、中盤までは攻め視点なのでどうやって二人がくっつくのか想像できず、早く読みたい!と焦りました。
中盤からは受け視点で、どういう環境で育ったのかが分かり、攻めに惹かれていく様子がすごく分かりました。清居くんが自分の中で受け入れられないのに平良を求めしまってもだもだすると…

7

神のきまぐれ 小説

剛しいら  葛西リカコ 

超絶なエロティシズム

電子書籍で読了。挿絵はあるにはあるんですけれど……小さい。私のタブレットだと、せっかくの葛西さんの美しいイラストがよく見えません。イラスト目当ての方なら紙の本の方が良いかも。

「問題作」との評判を聞いて読もうと購入しました。
まず大声で主張します(暑苦しくて申し訳ありません)。
この話、凄いエロテックですよ!
エロを『やるかやらないか』で判断するのであれば、やっていないので『エロ度―な…

6

光の神子は自由に生きる 小説

ばじーなまきぶろ  葛西リカコ 

ぶっとび光の神子様

WEB発小説と知りながら、美しすぎる表紙で発売を心待ちにしていた当作。
超絶美人の自由奔放なエッチ生活をリカコ先生の挿絵で楽しめるファンタジーです。(私はコメディだと感じました)
WEB発表分を改稿したもの、390P超。あとがき無し。
地雷は、受けが色んな方を愛し愛される というところでしょうか。
受けの語りで記述されている部分が多く、ちょっと頭悪い?というような
語り口で、「はわ、今だ…

8

愛しの腹黒弁護士 小説

ゆりの菜櫻  葛西リカコ 

コミカルな腹黒 そして絶倫

ゲイで年下の受けが、先輩弁護士をいただこうとして自分がいただかれてしまう事から始まる一連の物語。

スピンオフものということですが、この作品のみでも楽しく読めました。

いや~腹黒ですね!演技派な腹黒です!
タイトルにも腹黒とあるし、ある程度は予測していたんですけど…思っていたよりもヤリ手な攻めでした。この作者さんの作品は初めてでしたが、腹黒を突き詰めたサイコパスな人物を書いたら凄そうだ…

6

銀の雫の降る都 小説

かわい有美子  葛西リカコ 

かわい有美子先生風アラブ

受けに貰われた剣士×遺伝子に瑕疵のあるエリート。
普段ファンタジーやSFは私にとってハードルの高いジャンルなのですが、
楽しく、スラスラ読めました。

あとがきでは、先生の好みをたっぷり詰め込んだとって書かれていました。
かわい先生風アラブはこんなにも上品で刹那的になるのかと…
さすが情緒の巨匠!(と私は思っています)

受けのカレルと攻めのユーリスの間には、
生まれ育った文化レ…

2

ダブル・バインド 小説

英田サキ  葛西リカコ 

刑事物とBLでひとつぶで二度美味しい

一般小説の刑事物もとても好きです。

刑事物としては緩いというか浅いのですが、男同士の人間関係がメインのお話だしまぁいいかな、と。BLも刑事物も好きな人にはひとつぶで二度美味しいという感じ。

文章はそう難しくもなく平易で、だけど軽いわけではなく、ちょうどいい「ちょい堅」な文体でさくさく読むことが出来ました。

全4巻という量に関しては、ちょっと多すぎるというか、4巻中盤の事件解決後の…

2

お菓子の家~un petit nid~ 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

売っていないものを手にできた幸せ

凪良先生も葛西先生も大好きなんですが
重そうな表紙になかなか手が伸びなかった作品。
思ったよりどよーんとせず、幸せ感満点で終われて、今幸せ。
もっと早く読めばよかった・・・と思います。
今気分がひたすら落ち込んでいる方には、途中辛いかも と思うので
読む時期は自分のメンタルとご相談いただいた方がよいかと思います。
積み木の恋が好きだった方は、多分こちらの作品もお好きなのではと
感じま…

3

地獄の果てまで追いかける 小説

宮緒葵  葛西リカコ 

繋ぎ止められるのは自分だけ

犬じゃない宮緒先生作品が読みたいなっと思って選んだ本作。
「でも女装攻めか〜どうだろう……」と思っていましたが、なよなよしてない、妖艶な迫力美人だったこともあって割と平気でした。
というよりもむしろ「上半身は迫力美人なのに、下半身は凶悪なほど男」という攻めにガンガン突かれて啼かされる王子様系受け、という構図に萌えた。
舌なめずりしながら受けを食らう攻めが大変よかったです。

ホラー調なと…

3

アベル ~サタンに造られし魂~ 小説

桑原水菜  葛西リカコ 

甘さを求めてはだめなのか?

葛西先生の挿絵目当てで購入。
桑原先生の本を手に取らせていただくのは2冊目です。
2014年雑誌掲載分100P弱、2017年雑誌掲載分120Pと
書下ろし20Pほどという内容でした。

舞台は現代日本ですが、神と堕天使の確執が起因で特殊設定めっちゃあり。
また、御母衣が「通常の食物以外のあるもの」を食べる設定なので、
苦手な方はご注意ください。
スプラッタ、ホラーが大の苦手なのです…

5

淫竜婚姻譚 ~蜜蘭は乱れ咲く~ 小説

鳥谷しず  葛西リカコ 

蜜蘭は乱れ咲きまくりです

開いた瞬間、「ぐへえっ」と突っ伏したくなる中華風ファンタジー。
中華風もファンタジーも好きなんですが、名前や固有名詞の漢字の読み方が独特すぎて
何度も何度も最初に戻ってはふりがなを探して…
という事がしょっちゅうなので、「またかあ~…」と思いながら読み始め…。
この本は本当に親切でした!!
しばらく間を置くと、またふりがなを付けてくださってるので、
1回1回話の流れを止めることも無く最…

4
PAGE TOP