葛西リカコさんのレビュー一覧

裸のマタドール 小説

華藤えれな  葛西リカコ 

闘牛愛がこれでもかというくらい

作者さんの闘牛愛がつまったお話ですね。

理央の半生はレジェスと共にありますね。
傲慢なレジェスと記憶を無くした後の尽くすレジェス。どちらも愛しくて苦しむ理央。

回想シーンや闘牛シーンが多くて辛い場面も多く、昔も今もレジェスが何を考えてるのかわからないので、だからどうなるの?と早く結末を知りたい一心で読みました。

理央以外はわかっていた二人が出会った最後の一年半の記憶を無くす前の…

0

愛がしたたる一皿を 小説

一滴しぃ(Si)  葛西リカコ 

キスとは食べられることらしい

リカコ先生=マストバイで何にも下調べしなかったら、おわ、ちょっと怖かった。「血が苦手な方はちょっとだけ覚悟いるかも」な本編260P弱+あとがき。濃厚な心理的恐怖、じわじわ怖いというお話的に凄かったので萌2.料理の美味しそう記載に加えて食材に対する意識等で、お仕事話的面白さも感じましたがやっぱり怖さの方が上か。

割烹料理屋を営んでいた料理人の母を15歳の頃に殺されたフレンチシェフの水崎。事件の…

4

愛がしたたる一皿を 小説

一滴しぃ(Si)  葛西リカコ 

官能的

読み物として面白かったです。
ごはんものですが、美味しいもの食べてほのぼの甘々系とは程遠く。
食欲が性欲に通じるエロティクス。
猟奇的なエピソードもあるので、苦手な方はお気をつけ下さい。

性欲≒食欲。
料理する=生き物を殺して食べる。
それらが絡まり合って、背徳的で官能的で、読んでいてとても面白かった。
エッチシーンもエロかった。

猟奇的なネタが絡むので、バットエンドか!?…

5

愛がしたたる一皿を 小説

一滴しぃ(Si)  葛西リカコ 

愛とスリル食サスペンス!!!

凄い作品だった。というのが読み終わった感想ですが、普段一気読み派のわたしですが、少し読んでは手が止まり…の連続でした。


正直、萌えたかというと萌えてません。

受けのシェフは過去に母親を連続殺人鬼に食べられているといて常にほの暗いイメージ。夢に見る食べられそうな(食べられる)鳩を自分に重ねてる部分なんてもう可哀想やら不憫やら怖いやらで…

対して攻めは至って普通の男性に思えました…

5

愛がしたたる一皿を 小説

一滴しぃ(Si)  葛西リカコ 

怖いよ・・・! 怖すぎるよ!!

デビュー作が面白かったので購入しました。
で、めちゃくちゃ面白かったです。
こう、恐ろしいのにページを捲る手を止める事が出来ない系の面白さなんですけど。

こちら、ダーク寄りでラストも完全なハッピーエンドとは言えないんですよね。
で、二転三転しながら、予想外の方向に転がるストーリー。
奈落に落ちて、這い出たと思ったら、そこもまた更に深い奈落でしたみたいな。
まぁでも、これもまた究極の…

19

愛しの官能小説家 小説

ゆりの菜櫻  葛西リカコ 

どんでんがえしで盛り下がった……

スピンオフの「愛しの腹黒弁護士」を先に読んで面白かったので、元のこちらを読んでみましたが途中まで面白かった。

攻めはやり手検事だったけど、親友の死をきっかけに検事を辞め、売れっ子官能小説家になったという異色の経歴の持ち主。
何かと締め切りにかこつけては、後輩検事である受けを呼び出し身の回りのお世話をしてもらってます。
受けは攻めから「俺の母さん」呼ばわりされながらも、大好きな攻めの為にお…

6

お菓子の家~un petit nid~ 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

切ない萌えの最高峰

前作はつらそうなので未読。本作のみ読んだ感想です。

最初は、この作品もまた凪良先生お得意の、人の心をえぐってくるつらい作品かな、なんて思いながら読み始めたのですが。
つらいけどそれ以上に切ない。
切なくて切なくて、萌えまくりました。

主人公たる受けが暗いし色々と精神的に問題のある人なので、読んでいて最初は全然共感はできなかった(むしろ前半は、救いを求めて藻掻く受けを「つらいなあ…」…

4

ケルベロス 小説

真式マキ  葛西リカコ 

雰囲気を楽しみたい

いきなりネタバレ気味なので予告



タイトルは編集者によるものだそうですが、
わりにはっきりとネタバレになっています
番犬ですしね

とはいえこの作品は筋は重要でないというか、
心理描写を味わうのがいいのかな、と
いろいろ細かい説明はされませんので
ニュアンスを汲もうとして読みましたが、
そんな必要はなくて、
シンプルに行動を見れば、主人公は坂を転がるように落ちています…

3

恋を綴るひと 小説

杉原理生  葛西リカコ 

さびしい子供

竜神が棲むという池の近くに住んでいる受けは、まるで霞を食っているのではないかと疑われるくらいに浮世離れしている変人。
そんな変人にロックオンされて、世話を焼く羽目になっている攻め。
前半「恋の棘」はそんな攻め視点、後半「恋を綴るひと」が受け視点という構成です。

内容は、あとがきで杉原先生ご自身が「長年、友人だったふたりが、「作り話」という小さなきっかけによって関係を変化させるお話」とまと…

1

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

おもしろい!


後半の攻め視点からの展開がよかった!

4
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