葛西リカコさんのレビュー一覧

欲情螺旋 小説

水戸泉  葛西リカコ 

ヤンデレ……

 なんていうか、ものすごいヤンデレな上に救いがなくて、ものすごく好きな話だったんですけど、胸が痛い。

 時代は二十二世紀で、世の中では「遺伝子優良化」という名目で遺伝子改良が進められていた。
 人間は年を取らないし、病気もしない。
 そんなことが当たり前に行われるようになった時代に、エリート遺伝子学者である永瀬慎治は、それらを一切拒んで生活をしていた。
 そして慎治が養育してい…

2

ダブル・バインド(4) 小説

英田サキ  葛西リカコ 

硬質な作品で大満足

クライムサスペンス大好物なので、BL要素のある本格派ミステリを選んでも、そこはやっぱり「要素」だもんね。あくまでもエッセンス。
逆にBLでサスペンスであれば、上澄みだけのおいしいとこ入れときましたっぽい作品が多い。どっちも堪能したいと望むほうが贅沢なんだということはわかってはいても、やっぱし読みたいものですよ。

メインは連続餓死殺人事件。
第一発見者は多重人格の少年。
その保護者は美貌…

1

災厄を運ぶ男 小説

水原とほる  葛西リカコ 

ああ~やっぱりダメ・・・

真面目なリーマンだった受け様が実家の経営難の工場を継ぎ       実父の死をきっかけに思った以上の負債を抱えてしまい
奔走している時に大学時代の同窓生に偶然出会う。
大学時代にさほど付き合いも無かった攻め様から
突然好条件の融資を持ちかけられ、最終的に融資を受けてしまう。
でもそれは攻め様なりの思惑があっての事で・・・・

まあ、長い間一方的に妻子もある受け様に
好意を持ちつづけて…

0

ダブル・バインド(4) 小説

英田サキ  葛西リカコ 

キラリ。おっさんは、良い…!

わたしは全4巻をイッキ読みしました。
つめこみすぎだ、と思いました…。こと4巻目はバタバタしてたような。
あとがきによると最初から、真宮祥の設定はウエイトを占めていた様子ですが、わたしが読み終えた感では、彼の部分はバッサリ切ってもいいのでは、と。(余計なお世話だけど…)事件に深く関わるわけでなし、恋愛に関わるわけでなし…。ちょっとハンパな扱いになってたような気もします。
おっさん刑事の上條と…

4

「My Sweet Home」ダブルバインド番外編 グッズ

葉鳥の確固たるスイートホームに、ちょっとウルリ・・・

本編で犯人に重傷を負わされた葉鳥がもの凄く気になっていました!
自分の中では、新藤×葉鳥は、上條×瀬名より好みなので。と、言うより「葉鳥」の滅私の鉄砲玉キャラが好きなんですよ。

4巻で、新藤と葉菜と葉鳥の繋がりが、想像していたよりずっと深いものだったと説明されてから、それまでの巻で感じていた葉鳥の強い孤独感が解消できたのに、いつもの切れのある葉鳥本人の音沙汰がなくて、自分の中では尻切れトン…

2

「My Sweet Home」ダブルバインド番外編 グッズ

これで全4巻は完結になる?

本編4ではどちらかというと主役の上條と瀬名と事件解決がメインで、進藤と忍は控えめであり、特に忍が退院した時のエピソードは入ってなかったので、このお話は貴重だと思います!
何で本編にはいってないんだよーーと思った方も大勢いるのでは?
これがあって、初めて2カプのダブル・バインドは完結になるんじゃないか?って思いました。
エロはないですが、甘くて甘くて、キスだけで幸せになれるお話でした。

3

僕が愛した逃亡者 小説

榊花月  葛西リカコ 

じっくりと

帯『無理やり唇を奪ったのは指名手配中の男だった-』

話の始まりのシーンは唐突です。
病院帰りに空いた電車に乗っていた朱砂〔受〕に突然に隣り合った男・真男〔攻〕がキスをしてくる。
呆然としつつ電車を降りた朱砂はその相手が駅内に貼られている指名手配犯の男だと気付き、やや躊躇した後に通報します。

そして7年後、22歳になった朱砂は高校卒業後に進学も就職もせずに過保護な母親を少し鬱陶しく感…

3

星を泳ぐサカナ 小説

朝丘戻  葛西リカコ 

誠実であること

レンタルビデオ店のバイト仲間の大学生に恋をした高校生のお話。

大学生・本田は生い立ちの所為もあって同時にたくさんの女の子と付き合っても、それはあくまでもセフレ、恋愛からは目を背けている。
高校生の優太郎は、高校生になっても母親と母手作りのケーキを食べなからおしゃべりをするような、素直ないい子。
この優太郎が、ちょっとしたきっかけで、初めて好きになった相手が本田。
優太郎君は、素直で誠実…

8

ダブル・バインド(4) 小説

英田サキ  葛西リカコ 

ダブル・バインドの意味

完結しました!ダブル・バインド。
ラノベのBLという域を超えて、本当に読み応えのある事件性と人間関係で、本当、面白かったです。
今回の表紙は上條と瀬名に戻りましたが、口絵カラーが萌え萌えしちゃいまして♪
裏面なんか、進藤と忍と葉菜ちゃんの3ショット・・・この意味がラスト付近でわかったときに、うう~ん、、してやられたか!!と、参ったのであります。

3巻のラスト、いよいよ真相に迫った忍と上…

3

プラチナBOOK 02 セレクトフェア2011 グッズ

続きが気になる!

こちらは、2011年のプラチナ文庫フェアで配布された小冊子「プラチナBOOK 02 セレクトフェア2011 」の簡単な感想です。

※ここからは、ネタバレがありますので未読の方はご注意下さい。


■いとう由貴『誘い』より

『happy happy bdays』(6ページ)

弟(攻)に甘やかされている兄(受)。兄が帰宅すると、おいしいご飯とメモが用意されています(*^…

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