今城けいさんのレビュー一覧

町工場にヒツジがいっぴき 小説

今城けい  周防佑未 

攻めキャラが怖いのに可愛い

今まで読んだ本の中で1、2を争うくらい攻めの顔が怖い!て思ったのですが、これが無愛想なのにめちゃくちゃ優しくてめちゃくちゃ可愛いキャラでした。

主人公の遥季は大きな事故に遭いかけたのを機に、自分を見つめ直そうと東京の下町にやってきます。
そこで幼い従兄弟の世話をしながら、下町で生活する人々と触れ合い、目標や期待のなかった自分の人生からやりたいことを選び出していく、というお話。

工場で…

3

町工場にヒツジがいっぴき 小説

今城けい  周防佑未 

クスッとジワリ

ほっこり、ほのぼのした気持ちになれた作品でした。
主人公は家がお金持ちの八重垣遥季、ヒツジがいっぴきのヒツジさんで受けです。
冒頭で駅のホームに転落し、九死に一生を得た遥季は今は空っぽな自分が何をしたいかを考え、落ちぶれた従兄弟の幼い娘、美羽ちゃんと遊ぶ約束を果たそうと、これまで縁のなかった下町へ向かいます。
そこで、影のある攻め皆瀬と出会い、職人さんたちが誇りを持って働いている町工場の世界…

2

しなやかに愛を誓え 小説

今城けい  コウキ。 

SP訓練に励むノラ猫

年上紳士×施設育ちの野良猫という組み合わせ。
組み合わせがすごく好みで、それだけで結構楽しめたお話でした。

表紙を見てもしかして女装ものなのかと思っていたのですが、施設を出てからずっとふらふらとその日暮らしの主人公・利翔は、佐光に出会うまで女性の家を渡り歩き、着るものがなく泊めてもらっていた女性の靴や下着を着用しています。
怪我をした利翔を拾い家に連れ帰った佐光は、利翔を自分の仕事の補佐…

1

草食むイキモノ 肉喰うケモノ 小説

今城けい  梨とりこ 

兇悪に純朴

「やおいはファンタジー」が信条なので、あまりリアリティーは求めない方だけど、舞台をリアルに描くからこそ埋め込まれたファンタジーが際立つと思わされた。製造業の工場が舞台といえば、烏城あきらさんの『許可証をください』シリーズがまず思い浮かぶが、あれに比べるともう少しファンタジーな部分が前面に出ている分、甘味が強い。
牧野は家庭の事情から中卒で働いているが、一生懸命で真面目でひとりで頑張ろうとする。人…

4

深愛 プライベート写真 小説

今城けい  宝井さき 

人に愛されて自分が好きになれる

七瀬は自己評価と対人スキルが極端に低く、恋人という名の都合よく気ままに扱う最低男からも離れられないし、郡上にも対して自分の気持ちを伝えたり言うべきことも言えずすれ違ってしまう。

自分のような者を愛してくれる人なんていないし、まともに付き合うことなどできるはずなどないと思い込んでいます。
本当はすごい能力(ずば抜けた記憶力)もあるのにとても残念、だれか何とかしてあげてほしいと思わせるいい子な…

1

美獣がXX! 小説

今城けい  Kuro 

野獣に萌えました

面白かったです!!
自己中で野獣なヤクザ攻めとバリスタの仕事に一途で真っ直ぐな受け。
硬派なヤクザではなく、ヤンキーのような粗暴な感じが逆に新鮮でした。
ただ、攻めの振れ幅が大きくて、振り回される受けは大変だなーって同情。
特に後半の車内で乱暴して足蹴にしてほっぽり出しちゃったところは、鬼でしたね。。
色々理由はあったにせよ、許してあげる受けは偉いわーと度量の広さに感心。
全体としては…

3

美獣がXX! 小説

今城けい  Kuro 

ネタバレありますご注意

ヤクザ×バリスタ。

久々に容赦のない強○を見た気がしました。いや、激しい強○はいくらでも読んでるんですが、はいはいキチクね…あれ、ちょっと違うな…ひょっとしたらほのぼの? ほのぼのなの…かな? と思わせてからの強○ルートだったので、容赦なさが際立った気がします。
基本は「愛を知らない野獣攻めが天然受けに手なずけられる」系統のBLです。今城けいさんは以前から好きな作家さんなのですが、恋愛に疎…

9

蜜色の純情 小説

今城けい  天野ちぎり 

途中でしんどく。。

義兄弟故の葛藤がありつつ、両思いながらすれ違いまくりつつもハピエンという王道設定。設定は王道でも読ませてくれればよいのですが、これは何とか最後まで頑張った読んだ感じ。ストーリーにひねりがないし、描写がありきたりな上に文章も平凡でなかなかにつまらなかったです。

0

モルグの番人 小説

今城けい  陸裕千景子 

事件ものとしてシリーズ化しないかな?

おっもしろかったですー!!!
陸裕さんの挿絵が柳の人形のような雰囲気と合っていてすっごくイメージ通りでした。
表紙からして素敵じゃないですか!?
綺麗ー。
因みに受け様の表紙での肌色比率が素晴らしいことになっていますが、中身ではそこまで…?って感じです←
いや、やっていることはやっていますし…天才なのに辿々しいとしか言いようのない口調の柳が“純粋・無邪気”に積極的ですが。
うん、もう純…

4

蜜色の純情 小説

今城けい  天野ちぎり 

一途な年下攻めはやっぱり好きだなぁ…

染織家の瑞希は、敬愛する師匠を亡くしてしまい
その御宅へ住み続け作品を作り続けます。
麗しい見た目と温厚な性格でとても28歳とは思えない上に
家事が得意ではないし、ちょっとふわふわしていて頼りない感じですw
甥っ子の亮平とは、彼が中学生以来会っていませんでしたが
純粋で真っ直ぐな彼がとても好ましかったのです。
でも、彼が大学生になって数年ぶりに会うと
すっかり男の大人に変わってしまっ…

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