砂床あいさんのレビュー一覧

一途な夜 小説

砂床あい  亜樹良のりかず 

軽く楽しむエロと、コンドームができるまで

コンドーム会社の研究員・泰斗はゲイ(さらに未経験)なので、試作品のモニタリングのためにしなくてはならないセックスの相手を、二丁目のバーで探していました。
一晩で四回イカせてくれることを条件に・・・
そこに現れたのが将吾という、大変好みな外見をした男で、泰斗の希望を叶えてくれるのでした。

このお話の面白いところは、極薄コンドームの商品開発という一種独特な研究バカの世界と重なっているところで…

3

一途な夜 小説

砂床あい  亜樹良のりかず 

身体を張ったコンドームの研究開発です

舞台は化成製品の研究開発部、製品のモニタリングは社員が自らするのって、きっと本当なんだろうな~
それにしても、4回なんて大変だヨー!
という業界話も入った、モノがコンドームだけにエロくなってしまいましたが、でも読み応えのある面白いお話でした。

ゲイの夏目は、奥手で研究一筋でナノ分子に人の名前を付けて可愛がるくらいの、逆に言うと人恋しい人だったのですね。
それが、0.01ミリの薄さの新製…

7

心まで縛りたい 小説

砂床あい  小山田あみ 

縛られた気分になれます

表紙イラストを見て買ってしまった作品です。
流石、レジを通すとき「申し訳ない」って思っちゃった。
「カバーをお付けしますか?」って聞かれたけれど、
それって店員さん、あなたの羞恥プレイになっちゃいますよっていう、
表紙よりさらにすごい“亀甲縛り”の口絵なので、遠慮しておきました。

緊縛に特化したSMのお話なので、ノーマルだった受の千宗の戸惑いはたっぷりなものの、痛々しさはほとんどあり…

7

情愛と不埒のトリム 小説

砂床あい  サクラサクヤ 

始まりは声

成田空港で管制官を務める黒宮隼人は、パイロットが大嫌い。
14歳の時、機長だった父が飛行機事故で死に、悲しむ母に「パイロットにだけはならないで」と言われたことが原因で、パイロットになる夢を諦めた事が理由だった。
パイロットに恨めしい気持ちとコンプレックスを抱く黒宮。

しかし黒宮は着陸を誘導した交信で、一人の美声のパイロットに好奇心を抱く。
この美声の持ち主が他のパイロットと違い、黒宮と…

4
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