情愛と不埒のトリム

情愛と不埒のトリム
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神3
  • 萌×24
  • 萌7
  • 中立2
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
6
得点
54
評価数
17
平均
3.4 / 5
神率
17.6%
著者
砂床あい 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
サクラサクヤ 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
シリーズ
情愛と不埒のトリム
発売日
価格
¥850(税抜)  
ISBN
9784862635297

あらすじ

管制官なのにパイロット嫌いの黒宮は、気が強く真面目で潔癖。かたや米軍出身の国際線エリートパイロット・遊馬は、からっと明るい性格に甘いマスクで社内一モテる男v その遊馬に、一目惚れだと公衆の面前でキスをされた黒宮は怒り心頭に! ところが、いい加減なくせに一途で真摯な告白、ふざけているかと思えば獰猛な雄の色気と熱い眼差しで迫る遊馬に、黒宮の心は抗えなくなって…!?  航空業界・エリート達の恋、オール書き下ろし!!
出版社より

表題作情愛と不埒のトリム

遊馬己一,34歳,パイロット
黒宮隼人,24歳,管制官

同時収録作品雨のランウェイ

沖傘悠太・副操縦士・28歳
轟一哉・国際線機長・34歳

その他の収録作品

  • 遊馬機長のお楽しみ ~フライト編~

レビュー投稿数6

制服萌え

パイロットだった父を航空機事故で失い、自身もパイロットを志すも叶わず管制官への道を歩んだ受けの隼人。
無線交信で密かに心を奪われていたパイロットの遊馬と出会い、押しに絆され、遊馬を事故で失うかもしれない…という事故に遭遇したことにより心を決めた隼人。

しかし、、、無線でパイロットと管制官のやりとりで愛の告白とはドラマチック!!
なんとも言えない萌でした。周囲はびっくりしたんじゃ(笑)
でも、本当に死ぬかも、そして伝える手段があったら、そうなるかも知れないですね。まぁ完璧なパイロット遊馬は、王道の良い攻めですし。
非の打ち所がございません!

もう一本、その完璧遊馬に密かに思いを寄せていたコーパイの轟。
彼は隼人の出現で片思いにピリオドを打つことになるのですが、そうそう簡単に忘れられることもなく…機長となった轟は遊馬と飛ぶこともなくなり、コーパイの沖傘と組んだ際に、彼の思いを知ることになる。
半ば強制的に快楽を得ることになった轟は犬のように懐いてくる沖傘になびき始める、、、、。

こちらは沖傘のワンコぶりがかわいいお話。
続編もあるので、この二人にも幸せになって欲しい。

最後は遊馬と隼人ですが、すれ違う二人が電話越しにラブラブするんですが、やっぱ遊馬が隼人にメロメロなのが面白かったです。

0

押して押して押し捲る!

攻めは受けよりも10歳年上でハンサムで女性にもとてもモテて本人も相当な遊び人。
そんな攻めが年下のつれない受けを必死に口説きます。
その必死さが微笑ましくて私のツボに嵌りました。
受けも攻めが全く嫌いでつれないのではなく、むしろ出会う前から気になる存在だったのが、想像していたキャラと全く反対だったために反発しているだけ。
ちょっと天邪鬼です^^

本編とは別に別カプの短めのお話と、遊馬x黒宮カプの番外編が収録されているので、メインカプのお話が短めかなという感じがして、もっとこのカプのお話が読みたいな、と思いました。
別カプのお話は別の本で出ているみたいで、機会があればそちらも読んでみたいです。

1

始まりは声

成田空港で管制官を務める黒宮隼人は、パイロットが大嫌い。
14歳の時、機長だった父が飛行機事故で死に、悲しむ母に「パイロットにだけはならないで」と言われたことが原因で、パイロットになる夢を諦めた事が理由だった。
パイロットに恨めしい気持ちとコンプレックスを抱く黒宮。

しかし黒宮は着陸を誘導した交信で、一人の美声のパイロットに好奇心を抱く。
この美声の持ち主が他のパイロットと違い、黒宮との交信中にささやかな気づかいをしてくれる事が嬉しかったのだ。
ある日、空港内で偶然、美声の主・遊馬と出会ってしまった黒宮は愕然とする。
謙虚で真面目そうな人間像を想像していたが、それとはまったく違い、顔立ちは派手でたくさんの女性客室乗務員を連れて歩く華やかな男だった。
遊馬も黒宮の声を聞くなりいつもの管制官だと気付くと、なぜか強引にデートに誘ってくるのだった。
遊馬の猛攻に、黒宮は一度だけデートをするが、欲情を抑えられなくなった遊馬にキスされ、手でイかされてしまう。改めて交際を申し込む遊馬に返事を求められると、「次のフライトから帰ったら」と曖昧にごまかす。
遊馬は「何があっても、おまえのもとに帰るから」と約束したのだが・・・。

約束の日、遊馬の操縦する便は、後輪が出ないトラブルで胴体着陸を決行する。
悪天候も重なって、着陸の条件は最悪。すべては機長の技量と管制官の誘導にかかっている。
着陸に失敗し機体が爆発する事を想定し「これが最期になるかもしれない」と、遊馬は交信中に「愛してる」と黒宮に言う。
黒宮はあえてそれに返事をせず、「あなたも、乗客も、僕が降ろします」と毅然に振る舞い、「僕があなたを守ります」と言い切ると、見事に誘導する。

自称オヤジの遊馬31歳が、10歳年下の黒宮を落としたくて必死な姿がいいです。
また、遊馬の相棒、副操縦士・轟のその後の話も面白かったです。
そして、遊馬が黒宮にテレフォン・セックス(死語?)を強要する話も、なかなか楽しかったです。
遊馬のというキャラを、もっと深いところまで知りたくなりました。
この話、シリーズ化してくれたら嬉しいのになぁ・・・。

4

オヤジ化してからの遊馬がかわいかったー

表題作はパイロット遊馬[攻]と管制官黒宮[受]で副機長の轟は当て馬的存在。
「雨のランウェイ」はその轟と部下の沖傘との話で2カップル出て来ますが、メインは表題作カップル。

あらすじに黒宮がパイロット嫌いとありますが、一種複雑な意識を持っているだけで嫌いというのとは違う気がします。
本人はパイロットに憧れていたんだけど、パイロットであった父が事故死してしまった為に彼の母が息子がパイロットになる事に反対して夢を諦めたという過去から羨望と嫉妬にも似た感情を持ってはいます。
結果、彼は管制官という仕事を選びましたがその仕事に誇りも持っており卑屈さは感じません。
遊馬と黒宮とは先ず仕事中での管制官からパイロットへの指示でのやりとりから始まります。
勿論仕事での緊張感を持ったやりとりですから私語等はほとんどありません。
ですが黒宮は見た事もないパイロット遊馬の声に何故か魅かれています。
そして実際に2人は出会うのですが、そこで黒宮は初っぱなから公衆の面前で口説いてくる遊馬に幻滅します。
しかしこの遊馬がなかなか諦めない、遊び慣れた感じではあるんですが嫌みを感じさせない人当たりに黒宮も次第に心を開いて行きます。
そんな矢先に事故が起き、これが最後かもしれないという時に機内と管制とでの会話で愛の告白をぶちかましてくれたり、全員無事だったとはいえ大事故のその後に2人でさっさとホテルへゴーとおいおいって感じですがラブラブが燃え上がってる彼等には一刻も待てないんでしょうな。
あ、上司の理解や事故報告を翌日にする等とのフォローは一応入ってはいます。

「雨のランウェイ」は表題作では当て馬的存在だった轟が機長になり、年下の副機長沖傘に想いを寄せられる話。
この沖傘の愛の告白がよりによって「月がきれいですね」
これは夏目漱石が「アイラブユー」を訳した言葉なんですがおいおい回りくど過ぎだろーー通じないよ!!まあそういう所が可愛いワンコ攻なんですが。

「遊馬機長のお楽しみ ~フライト編~」
宣言通りの遊馬と黒宮とのテレフォンセックス。
遊馬のオヤジっぷりがいかんなく発揮されてます。
まだ34歳なのに既にオヤジだよ、この人は。若い恋人にメロメロです、ふんとに。

パイロットと管制官との声からの出会いというのがなかなかよろしかったです。
あと出来上がった後の遊馬の黒宮へのメロメロっぷりが可愛い。

1

片思いからの

航空業界ものは、あまり好きではなったのですが、
タイトルと表紙に惹かれ、ついつい手にとってしまいました。

パイロット嫌いの真面目堅物で、管制官の黒宮と
パイロットで明るく女性を取り巻いているような遊馬。
黒宮は、管制での通信で、
焦る自分に一言くれた、あるパイロットに感謝をし、
その声が気になってしまう。
でも、その憧れにも近い思いを抱いていた声の主は、遊馬だった。。。
しかも、遊馬に、口説かれて、
イメージと違うし、軽薄な感じのする遊馬が気に入らない。
というもので、全く違う性格2人が近づいていくもの。

イラストとストーリがマッチしていて、
遊馬の派手さが顔によく描かれていました。

後日談として、2人のラブラブな様が描かれているのですが、
遊馬のエロおやじっぷりが好きですね(笑)

0

パイロット×航空管制官

表題作とスピンオフの中編2作品、ショート1作品が収録されています。
JAWパイロットの恋愛模様です。

「純情と誘惑のジレンマ」
航空管制官の黒宮(受け)が主人公。黒宮は、JAW機長の遊馬(攻め)の声が好きだったが、実際会った遊馬は空港内でナンパしてくるような男でガッカリしてしまいます。しかし遊馬は諦めずに声をかけてくる。黒宮は断り続けていたが、遊馬を好きな轟に張り合うようにデートの約束をして…という話です。

反発していたけれど、遊馬の優しさや責任感に惹かれていく過程は自然だったと思います。初めて触れられるのが戸外かつ立ったままというのも、遊馬の激情を思わせて良かったです。遊馬の強引なくせに妙に冷静じゃない、後で謝るのも好感が持てました。ただ、黒宮はともかく、遊馬はもっと黒宮じゃなければ!という恋する理由がもっと欲しかった気がしますけれど。通信を使っての告白は素敵ですし、上司の後押しもその場では良かったでしょうが、後で注意くらいはして欲しかったですね。


「 雨のランウェイ」
機長になった轟(受け)が主人公。遊馬に失恋した轟に、副機長の沖傘(攻め)がホテルの部屋で迫る話です。
着陸を沖傘に任せたけれど、無理だと判断して浮上した場面で、自分が乗っていた飛行機もそうだったかも…と思ったものです。そういう業界話は読んでいて楽しいです。


「遊馬機長のお楽しみ ~フライト編~ 」
遊馬が主人公。遊馬が自分の誕生日に黒宮にラブコール(死語)し、テレホンセックス(死語2)を仕掛ける話です。遊馬のオヤジぶり全開!


この本の続編として「純情と誘惑のジレンマ」が発行されています。2カップルのその後が書かれています。この作品が気に入られた方は、続編には「雨のランナウェイ」で轟が言っていた遊馬達の旅行の模様は必見だと思います。

0

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