砂床あいさんのレビュー一覧

阿仁須先生の淫らな診察 小説

砂床あい  円陣闇丸 

丞司(吸精鬼/攻)のキャラがいい!

砂床あいさん初読みです。
う〜ん……なんというか、萌えきれなかったです。
でも面白くないわけではなくて。設定の美味しさは言わずもがななんですが(でも言う)、吸精鬼とEDの2人は需要と供給が一致することで関係がはじまるわけですね。おいしい状況です。

攻の丞司(泌尿器科医師・吸精鬼)のキャラクターも傲岸不遜で唯我独尊な傍若無人、みたいな四文字熟語が似合うタイプならあーまたかと思うけど、そうじ…

2

阿仁須先生の淫らな診察 小説

砂床あい  円陣闇丸 

アホエロ……だけど切ない人外モノ

作者様いわくアホエロとのことですが、確かに吸精鬼ってギャグみたいな設定だし笑)、笑えるような会話が多くて、特に最初の方はニヤニヤ笑って読んでいました。

けど、途中からとても切ないすれ違いのお話になっていきます……!

丞司への想いに悩む穂純の葛藤も切ないけれど。
自分の恋心をどう表していいのかわからずに、穂純を追いかける丞司がとても愛しくて、マンションの前で健気に待ち伏せする姿に涙が出…

6

阿仁須先生の淫らな診察 小説

砂床あい  円陣闇丸 

人外モノ苦手でも読みやすい!

インタビューなどでの事前情報ではアホエロとのことでしたが、しっかりとストーリーもありバランスよく楽しめる作品でした!

CPはイケメン開業医の吸精鬼×童貞EDリーマン。こういう雰囲気の作品によくあるスーパー攻め様かと思いきや、子猫と喧嘩して傷だらけだったり、受けのことを数日間健気に待っていたりと、等身大の一面もあってとても好印象でした。受けの思考も突拍子すぎることなく読みやすいです。

人…

8

調教は淫酒に濡れて 小説

砂床あい  小山田あみ 

受け攻め両方とも一途さにキュンとなります

前作が良かったので続編出て嬉しいなって思って読みました。宗司さんと潤音くん、あれから幸せになったのかなあ?って思っていたけど、SM関係のまま幸せな生活を送ってくれてて良かったな、と笑)

さて今回はそんな二人の関係に危機(?)が訪れるんですけど。
まあ危機ってほどの危機ではなく、最終的にはハッピーエンドでしょうってわかりきってる感じのストーリー展開なんですが、それでも引きこまれるこの不思議さ…

6

調教は媚酒の香り 小説

砂床あい  小山田あみ 

純愛SM

SMものってことで、ちょっとハラハラしながら読んだんですが、すっごく胸キュンものでいい意味で予想を覆されました。Hシーン(というより調教シーンですけど)は多めだけど思いのほかソフトで、痛々しいのが苦手って人でもわりといけるんじゃないかなぁ?

なにせ攻めさんがカッコいいです。台詞にいちいちドキっとさせられます。単にドSってだけじゃなくて、なんか包み込んでくれる感があるのも不思議。プロのドSさん…

14

ファインダーの烙印 小説

砂床あい  やまねあやの 

飛龍の物語

ファインダーシリーズのスピンオフ、と言っていいのかな。香港マフィアの飛龍(フェイロン)の物語。
飛龍。美しく、気高く、アジア全土の麻薬組織「白蛇」の若きトップで、周りには一声で命を投げ出す部下たちがひしめく男。
でも求める愛だけが得られない男…
実の父に裏切られ、優しかった育ての父は死に、義兄は自分を疎み、麻見は決して手に入らない男であり、側近と思っていた葉(ヨウ)は実は麻見のスパイだった……

3

調教は淫酒に濡れて 小説

砂床あい  小山田あみ 

マスターだけを愛す。潤音という男

甘々すぎるSM物語。
類い稀な嗅覚と記憶力でソムリエとしての才能を見出され、宗司一鷹の元で修行を続ける潤音は今、淫らなフランス語のレッスンを受けていた。
それは、一鷹がいずれ北ローヌに移住し、潤音をフランスで学ばせようと考えていたから。しかし潤音は「無戸籍」だった……
ならば、と山梨のブドウ畑を買い上げたが、日本の農業委員会との軋轢で資金繰りに困難が。
この二つの問題を私の持つ人脈で解決し…

7

被虐の檻 小説

砂床あい  鬼塚征士 

意外な後味

1冊すべて表題作です。美暁(受け)の視点でストーリーは進みます。

家庭は崩壊しているし、会社でも信頼できる味方はおらず、秘書の柊(攻め)からは陵辱されるという暗めの内容だったのですが、最終的には全て丸くおさまったハッピーエンドで意外にも後味が良かったです。

私は限定本「Sweet Heart」で番外編ショートを先に読んだので、もっとSMを楽しんでいるカップルかと思ったのですが、本編では…

0

草食上司のオトしかた コミック

砂床あい  麻生海 

単独でも大丈夫でした

作品を読む前に私は必ずちるちるでシリーズ物かどうか確認して、この作品も確認したのですが、関連作を見落としていたみたいで、読後に結構関連作がある事を発見!(汗)。
「一途な夜」は随分前に読んでいるのですが、関連作ということにすら気づかなかったです…^^;
舞台は主にヘッドハンティングを請け負う会社の名古屋支社で繰り広げられます。
登場人物も主人公の2人と名古屋支社で攻め様が採用したという部下が…

2

ファインダーの烙印 小説

砂床あい  やまねあやの 

スピンオフながら

スピンオフの小説です。
飛龍と義理の兄焔燕との愛憎・確執。
飛龍を信頼しておきながら、実は麻見が送ったスパイである葉。
そして、飛龍の侍者である陶くん。
陶くんの父親は焔燕であることが明らかになります。
私生児として産まれ、陶くんの産みの母親は、出産直後、衰弱死。
親の愛情を受けることなく育ったものの、飛龍と葉の親代わりのお陰で、純粋で素直な少年育ちました。

濡れ場も描かれていま…

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