樋口美沙緒さんのレビュー一覧

八月七日を探して 小説

樋口美沙緒  高久尚子 

3ヶ月間の記憶を喪失

事故で夏の3ヶ月間の記憶を失った涼太。
それ以来何度も自分が男に強姦される夢を見て、その男を捜そうとする。
子供のころからの親友の二宮と夏の間に距離が近づいていたらしい生徒会長・北川のどちらも特徴にあてはまっていてどっちだ!?と思いながら読みました。
普通に考えて二宮なんだろうな~と思っていたら途中で北川のような気もしてきてやっぱり二宮…!?と揺れました。
壊れた涼太の携帯から手がかり探し…

1

八月七日を探して 小説

樋口美沙緒  高久尚子 

途中まで、全然誰だかわからない!!!

樋口美沙緒さんの作品は初見だったのですが、
今作品はとってもツボでした!!!
幼馴染み、強姦、記憶喪失、学園もの…など
私の好きなシチュがどっさりと詰まっていて
常に萌えていました!!!
でも、何よりいいな、と思ったのが
推理小説チックな感じなとこです。
最初の頃は完全に恭一を疑っていたのに、
途中から北川さんだと確信していって、
でもやっぱり恭一が怪しくて…というように、
犯…

1

愛の裁きを受けろ! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

シリーズの中で一番泣けました

シリーズ1作目の『愛の巣へ落ちろ!』で完全に悪役だった陶也とカイコガの郁とのお話

まず読んでみて思ったのはシリーズの中で一番泣けました。
陶也は分かりあえる双子のような澄也の事を本当に思ってたんですね。
決してやってはいけないことを1作目でしましたが、郁に出逢ってどんどん変わっていく陶也が見所の1つだと思います。最後の方を読んでるともう最初の頃の無気力な陶也なんてどこにもいなくて、本当に…

9

愛の巣へ落ちろ! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

面白かったです☆

ここでの評判が良かったので読んでみました。
虫がというか、蜘蛛が苦手な私ですが普通に面白かったです。

『ムシ』の擬人化はどうなんだろう・・・と思ってたんですが、全然気にならず、むしろうまく設定を使っててスゴイな~と思いました☆

でも、凌辱、暴力、いじめなどの表現があるので苦手な方は注意!!

翼君がとにかく可愛いし、生き方、考え方がカッコよかった。
「俺だって生きてみたい。生き…

14

花嫁と神々の宴 狗神の花嫁 (2) 小説

樋口美沙緒  高星麻子 

作者の考える「家族に対する思い」を読んだ!

作者の樋口さんが、あとがきで「家族というものを書くのが好き」と言っておられた通り、愛とは何なのだとか、家族に対する思いってこうありたいとかを壮大に書き切った作品でした。

お互いがお互いを愛するが故に持つ不安や疑念。

受けの比呂が途中途中に発する言葉。
「俺がいないほうが良かったんじゃないのか」
「お前がいなかったら、生きていけない。でも、それでも俺は生きると思う」
「もう二度と、…

5

Chara Collection EXTRA 2012 グッズ

いろいろ読めて楽しかった。

読みたい作家さんが書いてたので全サの応募してみました。
気になった作品の感想をいくつか。

「熱い日々」秀香穂里
原作?は読んだことないんですが、今回の読んだだけでもなんだかとても面白かったです。
ツンデレというか美人系の仕事のできる姉さん受と大型ワンコのような攻。
別の仕事が入ったからと一緒にするはずだった取材旅行に出られなくなった2人。
攻は別の人物と現地へ向かって仕事を。
受…

1

愚か者の最後の恋人 小説

樋口美沙緒  高階佑 

私は好きです。

貴族、主従、惚れ薬等々要素満載のコッテコテBL作品です。

なにより、健気受け好物の私には堪らない作品でした!!
数十回と読んでますが未だに号泣しながら読んでます。

他の方もおっしゃる通り攻めのアホさと受けの強情さには呆れながらも可愛さを感じます。

少々展開になるさを感じるところ、逆に展開が早いなぁというところも確かにないとは言えません。

それを差し引いても受けであるキユナ…

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Chara BIRTHDAY FAIR 2013 キャラ文庫創刊16周年記念 グッズ

イヌの嫉妬

毎年おなじみのバースデイフェア小冊子。
ホーリンラブブックスさんでの特典指定では「描き下ろし小冊子B」。
灰色表紙の本です。
★描き下ろし小冊子B★
杉原理生「きみと暮らせたら」・恋人と暮らせたら
恋人になったら、サールサールサルサルサ。
杉原さん、本編ではエチにたどり着くまでが延々長い事が多いので、ここぞとばかりにサービスしてくださってます。

凪良ゆう「天涯行き」・Happy …

5

花嫁と神々の宴 狗神の花嫁 (2) 小説

樋口美沙緒  高星麻子 

おおいなるすれ違い

前作『狗神の花嫁』に思わず神評価をしていた自分。
だけど、この話は何だかうう~ん?と首をひねってしまった。
堂々巡りで平行線が解消されないあれこれ。
相手を思いやってるはずのその気持ちが、ネガティブ思考の元での自分勝手な押しつけになっているための平行線。
最後に歩み寄ることができるのだが、そこには最初と何か変わったものはあるのか?
あれ?自分の読みが足りないのか。
思わず何度も繰り返し…

11

花嫁と神々の宴 狗神の花嫁 (2) 小説

樋口美沙緒  高星麻子 

頑是ない子供のような神に心乱される

「狗神の花嫁」の続編、人間の比呂が狗神の元に嫁いでのその後になるお話。
しかし、簡単に嫁ぎましたそしてめでたしめでたしにならない展開で愛するとは
やはり切なく苦しいものだとあらためて感じ入るストーリーになっています。
恒久の約束など出来ないかも知れないと、ファンタジーながらリアルな感情が溢れてる。

逆に神様だから、欲しいと思ったものや相手、気がついた時には崇めたてられ
愛され与えられ…

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