金田正太郎さんのレビュー一覧

恋するイナズマ コミック

神奈木智  金田正太郎 

おなかいっぱいです。

原作ありモノの漫画なので仕方ないとは思うのですが
詰め込みすぎなんです。

言いたいことは伝わってくるのですがそのせいで読み込むことがありすぎて
ちょっと疲れます。
もう少し削ってくれたら・・・単純にしちゃっていいのに・・・
と思いました。

雷神×人間のファンタジーというだけでなく、
先祖からの縁とか、雷神のライバル的存在、風神の設定も細かくて、
ただのライバルじゃなくて、複…

2

僕の、いばら姫 コミック

金田正太郎 

愛もエロも凝縮された濃密な短編集

見た目が変わったり、若い姿のままだったり、眠る時間が長くなるという「いばら姫症候群」。
低体温のため人肌を求め、時に激しい発作として現れることもある。
そんな「姫」と、寄り添う者たちの物語。

20P前後の中に、恋する切なさ、愛し合う喜び、そしてエロが詰まっています。
守られる姫ばかりが受けではなく姫攻めもあり、バリエーション豊か。

「第1話 テリハノイバラ」 いばら姫受け
16…

4

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コミック11作品、小説29作品の番外編

コミックは「花は咲くか」の番外編「white sleeping」以外は1ページ、小説は5~8ページです。
本編を既読している作品でいうと、本編を未読だと半分も楽しめずもったいない!という印象でした。

「明日屋商い繁盛」番外編は、花の下での二人の話。あともう少しだけ見たかった二人をちょっとだけでも垣間見られて嬉しかったです。

「失恋コレクター」の番外編「言い訳コレクター」は、同棲するこ…

0

花盗人 コミック

金田正太郎  和泉桂 

設定の奥が深い

物悲しくてほの暗いけど綺麗な作品でした。

花屋の店員である水嶌はあるお屋敷に咲いていた綺麗な花をつい手折ってしまい、その事が館の住人・藤澤にばれて、お詫びに藤澤の館に花を生けに通う事になる…というお話です。
その藤澤ですが、夜に一人で庭に何か埋めていたり何やら怪しい…という少しミステリアスさを含んだ作品。
水嶌はそこで藤澤の過去に負った傷を知る事になります。

雰囲気はとても素敵でし…

2

まだ恋は始まらない コミック

金田正太郎 

失いそうになって気がつく大事な相手

漫画家同士の恋が始まるまでを丁寧に描いた作品でした。
それも漫画家同士と言っても、経験年数は長いけれど売れっ子とか代表作が
あるような漫画家では無くて、長く色々な仕事をきっちり締め切りを守りつつ
細々と鳴かず飛ばずでやっている30男漫画家さんと、才能もあり絵も上手で
新人賞まで貰っていながらも話を作るのが少々苦手で、きっちり作り込んだ
作品を作るタイプのプロの漫画家とアシスタントの中間に…

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まだ恋は始まらない コミック

金田正太郎 

同じステージ立つために

派手さはなく、どちらかというとすごく地味な作風の作家さんなのですが、とても堅実でストーリーテラーとして、気持ちの描き方の存在感を感じる作家さんだと思います。
今回も、年下攻め。
一度賞をとってデビューしたものの、じっくりペースだからとまだ次回作が描けない新人漫画家と、売れっ子でないがゆえに来た仕事は何でもやるという売れない漫画家の組み合わせ。
彼等の恋がじっくり、じっくりと成立していく様が描…

5

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「Golden Dew」by 一穂ミチ 〜あなたは稲妻のように〜

「街の灯ひとつ」番外編のみのレビューです。
初鹿野が築と一緒に京都に出張した帰り道新幹線で雷雨に見舞われ、
片喰のもとへ駆けつける話。


平和に京都駅でお土産を調達し、新幹線に乗ったものの途中から鳴り出した雷鳴に
恋人の事を思っていても立ってもいられなくなる。
かつて雷に打たれた経験を持つ片喰にとっての雷は、想像を絶する恐怖だ。
新幹線の中からかけた電話にも出ない(出られない)恋…

4

玩具のように、僕は コミック

金田正太郎 

年上を

攻めるのが好き?

どの作品も、多分、自分では片思いだと思っている年上を、年下君がご奉仕したり攻略したりする話。
だと思う。
実際には、はっきりエチシーンが描かれていないけど、たぶん年下攻めで間違ってはいないと思う。

そんな中で、表題作は、受け攻めわかる所まではっきり描いてある。
高校時代、文芸部で後輩と先輩だった、官能小説家と編集者の話。
小説を書いて貰う交換条件として、編集者…

1

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甘くこぼれる金色の滴

この度もミチさんお目当てでゲットしたので、
『街の灯ひとつ』番外編、『Golden Dew』のみで失礼致します。
片喰×初鹿野となると俄然テンションMAX!!になってしまう為、
落ち着かなくちゃとは思うのですが
やはり落ち着くなんて事は出来ないので諦めます(何を)

葛井と共に京都の“先端バイオ産業フェア”へ1泊2日で向かった初鹿野、
帰りにお土産を買おうと百貨店に寄ります。
葛…

5

玩具のように、僕は コミック

金田正太郎 

執着のカタチ

この作家さん、こんなにグサっとくる作品描かれていましたっけ?
表題、背筋がゾクソクします。
「愛」って執着ゆえのものであるとは思うのだけど、「愛」を「執着」と表現することでどこかいびつさを持った深さを感じるような気がします。
そんな色々なカタチがつまった短編集。

特に表題は、被虐に憧れながら恐れた主人公が、そのきっかけとなった後輩と、編集と作家として再会したことで、その世界を互いに手に…

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