上川きちさんのレビュー一覧

指先から媚薬 コミック

上川きち 

BL界の懐の深さを感じました

いやいやいや!いくら何でもありえないでしょ!な作品。思いっきりコメディ路線にするか、ホラーサスペンスにしてしまってれば作品としてはありかもと思うのですが…。
暗闇で誰かわからない相手に襲われるって、普通に考えたら恐怖でしかないし、そんな状況でも攻めが受けを好きであればちゃんと恋に発展するという展開に、BL界の懐の深さを感じました。
ドキドキきゅんきゅんよりゾクゾクするようなスリル感を味わ…

2

さよならバイバイ コミック

上川きち 

攻め視点の話がほしかった

タイトルと、「運命の人と出会わない限り、永遠の命を生き続ける」という設定は、私の好きな切ない系のお話の匂いがして期待したのですが…、結果的にはきゅんとすることもじーんとくることもなく、期待が外れてしまいました。
何百年と一人で生きてきたんでそうなったのは仕方ないと思いますが、奔放で投げやりなところのある受けの性格が好きになれなかったのと、攻めが受けのどこを好きになったのかが読み取れなかったから…

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犬の幸せと僕の憂鬱 コミック

上川きち 

賢いワンコと、ワンコなワンコ!

昨今の猫ブームに一石を投じる一作!<大げさ
犬を飼ったことのある人なら、思わず笑ってしまうような仕草や表情が可愛いv

しかしストーリーはしっかりBLで、もどかしかったり、エロかったり、上川さんらしい展開v
多少ツッコミたいところも、なきにしもあらずですが、ほのぼのライトテイスト(……なワリには流石に上川作品でエロもありますがv)なので、気にせずに最後まで読めました。

獣医の三日月先…

3

はじまりはさよなら コミック

上川きち 

人外もの

人の生気を吸って生きる人外な受け。
だからか淫乱気質です(o´罒`o)
特にお腹減っている時なんか表情がエロいし、おねだりまでしちゃいますよー!
ただショタ翔に翔叔父との行為を見られた後、自分が小さいから助けられなくて…としょんぼりするのに対しての反応見た感じ奔放なところもあったかな。
※ショタ翔の小生意気な感じ可愛かった!

あと人外特徴として、相手の記憶を消すことも可能なんだけど、…

4

さよならバイバイ コミック

上川きち 

運命の愛が欲しい

運命の相手に出会えず、死ぬ事もできない、永遠の命を持つ存在…
そんなレイが、飄々としたセレブ・ユートと出会って今まで感じたことのない執着心を感じる。
このユートはとってもお金持ちで、レイに優しくて、正にスパダリ的なんだけど、なんというか「心」が足りないのかな。
レイの空虚を、昨日はイタリア、今日はエジプト、お次は日本と贅沢三昧で埋められると思ってる?持ちきれないお土産も、いらなければ置いて行…

2

さよならバイバイ コミック

上川きち 

前作の謎がとけました

三年前の作品『はじまりはさよなら』のスピンオフです。吸血鬼に似た設定の人外もの。

前作の人外、黒須圭がホテルでオーナーの秘書として働いていた時に自由奔放なお仲間として登場していたレイと、その恋人勇人のお話なのです。前作で圭が仲間だとピンと来て、連れて帰ろうとするエピソードがレイ目線で描かれていて、前作でもそのエピソードが印象的だっただけに両方の目線から読めて楽しかったです。また前作ではなんで…

2

はじまりはさよなら コミック

上川きち 

スピンオフも同時にどうぞ

最近スピンオフの『さよならバイバイ』の方を読んだので読み返してみてのレビューです。

こちらはサラリーマンとして暮らしていた圭が実は人ではなくて、人の生気を吸って生きている人外というファンタジーものです。血は吸わないのですが設定は吸血鬼に近く、運命の人に出会うと人間化していくみたいで仲間はどんどん減っていて圭も何百年も生きているのに運命の人に出会えず別れを繰り返していくうちに昔の記憶がなくなっ…

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イミテーション ラブ コミック

上川きち 

一途な攻め×遊び人受け 年の差CP

シリーズものでした。「指先から媚薬」の攻めの清水の”はとこ”が主役の話です。
知らないで買ったので、他の作品は未読です。
読んでなくても表題作は問題なく読めます。ただ、清水がちょくちょく出てくるし、受けの本家についての話とか出てくるし、本編後には前作の清水の話と別のスピンオフの話が入っていたので、前作を読んでおいた方がいいと思いました。
想像で何とかなる範囲ですが、細かいことが気になるタイプ…

3

犬の幸せと僕の憂鬱 コミック

上川きち 

犬も人も可愛いほのぼのBL

柴犬の飼い主同士、という縁で出会った弁護士攻め×イラストレーター兼モデル受けのほのぼのBLです。

弁護士とイラストレーター兼モデル、という華やかっぽい職業なのに、内容は至って素朴です。受け攻めそれぞれの飼い犬たちもしゃべりまくる(犬語なので飼い主たちには通じていません)、ほのぼの和やかなBL。

受けは、イラストレーターだけで食べていけず、編集の悪ノリから雑誌モデルもするようになった人。…

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犬の幸せと僕の憂鬱 コミック

上川きち 

犬好きさんにお薦め!

犬好きさんには絶対お薦めの一冊です。もちろんメインのカプは飼い主の東野と拓海なんですがその二人のへたれっぷりを冷静に見ている音女さん(犬)がものすごく笑えます。そして、音女さんの指示でアイデアを出したり、実行したりとうまく人間二人の恋のお手伝いをするのが花緒くん(犬)。

お酒が全然だめで少しでも入ると人が変わる弁護士の東野、眼鏡を取るとかなりいい男になります。音女さん的にはキモいことを言う男…

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