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杉原理生 井上ナヲ
しょしょまる
杉原理生先生のお話、いいですよね。なんというか、BL作品にありがちな、奇をてらうようなオーバーな表現、字面から激しすぎて何言ってるのかわからなくなってしまうような表現がなく、安心して読めます。 だからといって心が動かされないわけではないですよ!ドキドキしっぱなしです。 このお話は寮生活の高校生のお話でしたが、さすが優秀な高校が舞台なだけあってみんな大人です。攻なんてあなたいくつなのよ、と聞…
井上ナヲ
襖くろーらー
ネタバレ
コマ割りとストーリーのテンポが独特な作品です。集中して黙々と読みました。 高校生の一郎は隣に住んでいる職業不詳の男「ひととせさん」から好意を寄せられています。しかし一郎には恋愛がよくわかりません。というのも恋愛婚で仲睦まじかった両親が今や互いにいがみ合っているからです。父と結婚した事を後悔しているという母の言葉にショックを受けた一郎。そんな彼にひととせは優しく寄り添ってくれて……。 と…
ぱるりろん
喜一が好きなひとは、母に連れられて引っ越してきたアパートの管理人である次郎。子供の頃からずっと変わらない。 高校生になってだんだん分かるようになってきたが、次郎は喜一の亡父を好きだったのだと気付く。 次郎にとって、自分は亡父の代わりなのか。 というように、主には喜一の視点で綴られていきます。 こういう、子供の頃の初恋を拗らせたまま大人になっていくお話は大好物でして、楽しく読みました。 自…
はーたんたんたんたん
タイトル通りの作品。えちはないしキスはほんの触れただけの重的向きはBL感があまり強く見えないものの内容はとても禁断な設定の作品。 個人的には年上×年下が好みなのでその逆はあんまりなものの、こういう最初からストーリー重視っていう作品は話に集中させてくれるから好きです。それに現実離れ感もなく、本当にこの日本のどこかにこんな二人が居るのだろうなと、それはもう切実に想像が出来てしまう心が温かくなる作品で…
湘子
フィル×エド 本棚から出てきた井上ナヲ先生の美しい一冊。 これまで放置していたことに驚いた。 19世紀のイギリス風の雰囲気が、 哀愁と繊細が漂うトーンが絶品で素敵。 永遠の吸血鬼と、 限りある人間の 切ない愛の物語が息をのむほど美しい。 少し残酷な吸血鬼のエド、 強気美人でクーデレで、 内に秘めた恋心に怖じ気づいて、 怯えや戸惑いを抱えていく。 冷…
朝丘戻 井上ナヲ
冒頭の主人公・飛馬はちょっと変わった子なのですが、親友? の海東は輪をかけた変人ぶり。 高校時代から、海東は飛馬のことがとても好きなのですが、大胆にも飛馬にキスをねだりめちゃめちゃチュッチュしまくる癖に、飛馬と一生付き合えないと思い込んでいます。 いやいやいや、全然気の無さそうなノンケの友達にキスをする方が勇気要ると思うけど、何故そんな頑なに告白しないのか? それでいて、飛馬に彼女が出…
まりあげは
帯に、「息子×義父 禁断の純愛」とあったので、義理関係好きの私には読まずにはいられなかった1冊。 Cannaさんだし、一筋縄ではいかない展開なんだろうなあ、、、なんて思っていたら、スト重視のエモ作品でした。 義理の息子(DK)×人形作家の父。 今は亡き攻めの実父を好きだった受け。 愛する人を失った息子と妻を自らの元へ呼び寄せ、ともに暮らしながら好きだった相手の面影を息子…
きいろぞう
途中まで、試し読みしてから ずっと気になっていて、やっと読みました。 話の流れは予想ついてしまってはいたんですけど、いいお話でした。 ただ、影をつけすぎではないかと。 作家さんの作風なのだと思いますが、 どうしても閉鎖的で重くなるのが 読んでいて、萌えるポイントでそれほどキュンとしないというか… 2人が離れたあとは、一瞬、年上受けのモノローグも読みたかったかもしれないです。 …
kaya。
井上ナヲ先生の久々の新作と聞いて。 先生の作品とのはじめましては「捨て猫の家」でした。 無機質ながらも重く深い愛の形を描いたその世界観に引き込まれ、 読み終えてからもしばらく頭の中に居座って離れなかった記憶があります。 一歩踏み間違えればバッドエンドを彷彿とさせる不安定さと、 繊細な心理描写、そんな井上先生ならではの作風は今作でも健在でした。 少し時間が空いての新作だったので少…
チル76
完全にあらすじ買いです 「息子×義父 禁断の純愛」 この一文に惹かれました この一文からのみだとどうしたって禁忌や背徳的なものを思い浮かべると思います でもこの作品の中で紡がれる世界は喜一と次郎がずっと積み重ねてきた日々の上に成り立っています とても丁寧です 毎日が劇的な事なんてそうある訳ではないですし、日々を重ね2人が共に歩んだ時間が歴史であり、振り返った時に「2人の物語」が成立…