Cielさんのレビュー一覧

幼なじみクロニクル 小説

川琴ゆい華  Ciel 

遠回りした二人

三つ子の魂百まで、といった感じなのか、攻め・豊加の受け・みつへの執着は筋金入りです。
みつの『はじめて』であれば、小さな事でもはじめてコレクションなる箱に蒐集。
キッカケが、生後半年のみつの初めての離乳食を豊加が与えた事なんですが、以後20年ですよ…凄まじい(笑)

みつのはじめてのキスをみつの友人・唯人にふざけて奪われ、我を忘れた豊加が暴走したのを機に2人の仲に亀裂が入り、そしてみつは自…

4

幼なじみクロニクル 小説

川琴ゆい華  Ciel 

どっちがより執着していたのか?

タイトル通り、幼馴染み2人の「年代記」です。
章ごとに「幼少期」「幼稚園」「小学生」といった感じで時系列順にお話が進み、最終的には「同棲」で締めくくられるという。

特に大きな事件が起きるワケでもなく、受け視点でひたすら丁寧にストーリーは進みます。物心ついたばかりの頃のほのぼのしたエピソード、思春期に入ったばかりの性の目覚め、攻めへの気持ちの自覚とすれ違い-。それこそ受けが3才の頃から読み進…

8

その兄弟、恋愛不全 小説

鳥谷しず  Ciel 

いろいろ楽観的

まさに官能小説ですねー。官能BLというジャンル分けがあるならど真ん中でしょう。
エ/ッ/チ/シーンでも、セ/ッ/ク/ス/シーンでもなく、「濡れ場」という表現がぴったりw
とはいえ、実は官能小説ってちゃんと読んだことは無いんですが…そうだと分かる知識を自分が何処で得ているのかが謎。

これを言っちゃうと身もふたもないのですが、自分がBLに求めているのは「官能」ではないんだという事を逆に認識し…

1

祝福された吸血鬼 小説

宮緒葵  Ciel 

一際際立つ人間の醜さ

吸血鬼もの、初挑戦でした。
何度か気になってはいたジャンルだったのですが、特に縁もなく。
今回、表紙イラストに心奪われタイトルが気になり購入。

読む時は注意してください!!
何度か、ふふっと笑ってしまうシーンが来るので、周りに人がいない状況で読む事をオススメします。
なのに、コメディ要素だけじゃなく、切なかったり焦れったかったり。
この1冊にはたくさんの素敵要素が詰まってました。

4

落札された花嫁奴隷 小説

早乙女彩乃  Ciel 

双子である意義はない

作品紹介記事で期待しすぎたのか、残念な結果でした。Cielさんの美麗なイラストに★1つプラス。

とある理由で十年以上、離れ離れになっていた双子のお話です。兄弟モノ・双子モノが特段好きというわけでもないのですが、禁忌ゆえの淫靡さやエロティシズムは分かっているつもり…という程度で感想を述べると、双子である意義も、もっといえば兄弟である意義も(極論を言えば…BLである意義も…)あまり感じられないお…

6

スーツとストロベリー 小説

高遠琉加  Ciel 

2冊揃えてから読むのがおすすめ

タイトルは「スーツとストロベリー」となっていますが、内容は「紳士と野蛮」の残り部分と、その後日談の「スーツとストロベリー」で構成されています。
前作で、義己は秘密が明らかになり家を出てしまいましたが、生まれより育ちが大切と、誠吾の機転で無事、義己は学校へも家へも戻った所までが「紳士と野蛮」。
結局「紳士と野蛮」編では二人は結ばれるところまでは行きつきません。
「スーツとストロベリー」編でよう…

2

紳士と野蛮 小説

高遠琉加  Ciel 

ちゃんと2冊そろえてから読み始めたほうがいい

続き物だと気づかずに、こっちだけ買って積んでいたのを発掘。
萌えたけど、長いネタ振りだった。

祖父が亡くなって、遺言で隠し子の存在を知り、祖父譲りの屋敷で同居生活を始めたのだが…。

学園理事長の孫として、紳士であれと祖父に育てられ自分でも己を律してきた義己と、自由な母に育てられ、挫折した元Jリーガーの誠吾。
最初は相容れないと思っていた二人がだんだん心を通わせて、って、
なかなか…

2

落札された花嫁奴隷 小説

早乙女彩乃  Ciel 

オークションものがお好きな方に

50ページ弱やおいオークションです
モブ攻めシーンわりとも長いです

受けは「だめぇ…もぉ…」って感じに舌っ足らずに喘ぎまくるので苦手な方はご注意を
受けの方が子供っぽいし馬鹿っぽいから、兄弟逆の方がよかったかな?
そもそも双子の兄弟だというのに無理があるしその意味がない、兄弟にしたいなら大人しく異父兄弟でよかったんじゃないかな?

ハッサンとの説明口調の会話で、全てをバラすのはガク…

2

落札された花嫁奴隷 小説

早乙女彩乃  Ciel 

エロだけなら…

普段はストーリー重視のものばかり読んでるからか、エロだと割り切って読んでも、正直楽しめず…。
受けの言動が短絡的すぎ、そちらに気が散って入り込むことが出来ませんでした。
考えてることが二転三転。心に決めたこともすぐに破る。
思ったことを考えもなくすぐに口に出すくせに、肝心なところで本心を隠して攻めから言葉を聞き出そうとする…。
そして攻めに自分勝手、最低と言ったり(笑)

キャラクター…

3

落札された花嫁奴隷 小説

早乙女彩乃  Ciel 

設定はとても魅力的です。

作者様のインタビュー記事にあったあらすじにとても惹かれて、発売してすぐに購入致しました。
設定はとても魅力的なものがあります。
生き別れの双子の兄弟、兄が競売に賭けられてそれを弟が落札する…
とても素晴らしい設定だと思い、期待値を上げすぎてしまったのだと思います汗
もっとふわっとした気持ちで読むのが正解なのだと思いました。
シリアスものが好物なので、設定のシリアスさに勝手に煽られてしまっ…

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