Cielさんのレビュー一覧

愛淫堕ち ―若頭に仕込まれて― 小説

高月紅葉  Ciel 

求め合う二人の濃密さが良い

高月さんの刑事シリーズが大好きで、他作品を求めてこちらを読みました。
ネコに身体をつくりかえられて持て余す受け、自分が仕込んだ癖に淫乱を責め・でも隠れ純な攻め、受は攻めしか知らないのに攻めは他の奴と…という嫉妬、が良かったです!ベッドシーンの台詞が乱暴目なのに甘いってのが好みでした。

初恋の彼だと知ってからの聡がグイグイ過ぎで、車のドアを開けたのに席を動こうとしない健一の膝に乗るのが可愛い…

0

八十禍の王子と最後の魔女 小説

沙野風結子  Ciel 

王道であり新鮮

ミステリアスさとエロスが詰まってます。Ciel先生の挿絵も雰囲気に寄り添っていて世界観が一層膨らみます。
先生の書くファンタジーは初見だったのですが、受けの登場シーンからすでにエロい(植物がお尻に挿入されている!)。装身具も思わせぶりな場所ばかり。特に臍ピアスのくだりはエッチすぎる。沙野先生節が炸裂してます。
ストーリーは、お互い好きになっちゃいけないと思いながらも惹かれてしまうという王道展開…

0

あやかし蝶と消えた初恋 小説

海野幸  Ciel 

物の怪の蝶

今までにない展開で、面白かった。
Ciel さんの挿絵が無かったら、凡庸な内容に感じたかもしれない。挿絵、大事。

鬼退治のあとに生まれた蝶は、光る。
蝶は物の怪の類で、国吉家は、蝶塚を隠すために本家から密命を受けた神社。
鬼の復活を防ぐ為、神社の真の目的は隠されている。

寄生虫のような蝶の産卵。
幼虫が食うのは、宿り主の「心」。
心を食われる宿り主は、どんどん衰弱していく。

0

あやかし蝶と消えた初恋 小説

海野幸  Ciel 

胸が苦しくなった

虫の話題だ。思った瞬間、体の底からサイダーの泡が上って弾けるような高揚を感じた。


粗筋が面白そうで電書発売楽しみにしていて、読み始めた瞬間、「この二人が好きだ!」と思いました。
昆虫と国吉に夢中直球な朝陽と、朝陽の目線を独り占めしつつその他大勢に構われまくってしまう国吉。
そして夏の夜の山や虫の音、「お前を嫌いになる日なんて来ない」という青年たちの会話に「BL読んでるなー!」という気…

5

遍歴の騎士と泣き虫竜 ~のらドラゴンのご主人さがし~ 小説

夢乃咲実  Ciel 

攻めの気持ちの移り変わりが知りたい

良いお話でした。
親もおらず気がつけば無法ドラゴンの群れにいて苛められ、老ドラゴンの言葉に感銘を受け主人探しの旅に出て…。

シルヴァン、良い騎士ですね。でもドラゴンと契約する気はなくて。素っ気なくでもフォンスを助けて共にしてくれて。

なぜシルヴァンは契約しないのか?フォンスはシルヴァンのそばにいつまでいられるのか?そもそも契約することがフォンスにとって良いことなのか?ドラゴンにどんな…

1

王子と護衛 ~俺は貴方に縛られたい~ 小説

海野幸  Ciel 

自傷行為からの脱却

 作家買いです。dom/subユニバースは好みのジャンルなので、海野幸先生がどんなおもしろい作品にしてくれるのか期待しながら読みました。

 とにかく國行が問題児でしたね。
 だけど、度々の問題行動には深刻な理由があり、それが明かされた時には涙が出ました。
 こういうお話を読むと、つくづく家庭環境は大事だなと思わされます。もちろん環境の善し悪しよりも本人の気質が重要ではありますが、それでも…

0

ジャガー宮殿の赤い薔薇 小説

鈴木あみ  Ciel 

マイナスなままで終わった攻め様でしてヽ(#`Д´)ノ

健気な受け様がとりあえず両想いにはなったのはよかったけど、まだまだこれからじゃん。
私は攻め様に厳しいよι(`ロ´)ノムキー


受け様は、猫族のマルシーニュ。
攻め様は黒ジャガーの王、リヤンノワール。

マルシーニュは制圧された反乱軍に父親が加わっていて、一族の命を助ける代わりとして命じられて、リヤンノワールの愛妾になる。

愛妾といっても、愛がある訳じゃなく都合がいい理由があ…

0

暗黒の魔術師は王太子を溺愛したい 小説

ゆりの菜櫻  Ciel 

溺愛したいのに素直じゃないね♡

思ってた感じと違いましたがとっても良かったです。

王太子アリウスが一度殺された後、半年前にタイムリープして、なんとか国を救おうと奔走するお話ですかね。

暗黒の魔術師ヴィンセント。あんなに皮肉屋で不遜でなのにアリウスを大切に抱いて。
最後に天命の比翼の契約の条件を知ったとき、私も心が震えました。そうだったのー!?と。
だからあのとき…♡

敵国の襲撃に備え、また身近な敵の心を掴み…

3

八十禍の王子と最後の魔女 小説

沙野風結子  Ciel 

魔女狩り 茨姫 魔具 紫の瞳

★ネタバレを含む「あとがき」を、先に読まないほうがいいです

伏線回収の都度に山場がある、読み応えある読み切りBL御伽噺。
凄く面白かった。 
挿絵も、内容にマッチ、美麗で壮麗。

出だしは、100年間 魔女を眠りから守る「茨の城」。
魔女を眠りから起こすため、騎士達が魔力を持つ茨と格闘。
眠りから起こしたのは、第二王子、“八十禍の王子”と呼ばれるリカルド。

100年前、息子…

2

邪神の血族 ~邪神の婚礼~ 小説

かわい恋  Ciel 

まさかの展開

『邪神の婚礼』→『神の愛し花嫁 ~邪神の婚礼~』に続く今作。
今作ではまさかの二人の子供が…!!!!
でも、人間の子供ではなく神の子なので、普通の子育てとはいかずナザールが四苦八苦します。

アムブロシアは人間の姿をした女の子、ネクタルは獣の姿をした男の子で
二人はそれそれ成長スピードも違い、戸惑うことが多々あるナザール。
そんなナザールにネクタルが求愛してロキが怒ったりと
今回もい…

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