一穂ミチさんのレビュー一覧

ナイトガーデン 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

途中で読むのを投げ出しそうになった。

いや、スンマセン。
でも一応、最後まで読みました。

「ふったりどしゃぶり」のスピンオフです。

私にとっては、一穂ミチさんの作品は、
「アタリ」「ハズレ」が大きくて、
今回はスミマセンが「ハズレ」な感じです……。

   ◆◆   ◆◆   ◆◆

レビューといっても、なかなか難しいのですが
とりあえず、思った所をちょこちょこと。


「ふったらどしゃぶり」が神評価…

4

イエスかノーか半分か 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

好きなのは、半分じゃないな!!

 一穂さんのあの、綺麗な文章プラス、計のあの軽いセリフのコラボレーション。楽しかった。読みやすかった。ちげーよ、とか、黙れ愚民が、とかオフモードでは毒舌満開のアナウンサー国江田計の一人称で話が進む。
 内面と外面のギャップありすぎの計は、取材で知り合ったアニメーション作家、都築潮に「国江田さん」と「オワリ」という二人のキャラを使い分けて接する。
 うわ、それややこしなるパターンちゃうの?と思っ…

7

イエスかノーか半分か 2 世界のまんなか 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

ツンデレ計もきれいな国江田さんもかわいい

 今回の表紙は前回と逆バージョンなんですね。
受け様の計のキス待ちのお顔が、ほらよ、みたいな事言いつつ内心テレまくってんだろうなー、なんて感じで、対する攻め様の潮は、いつまで計が目を閉じてまってられるか、なんて考えてんだろうなーみたいな顔してあっかんべしてて。
もう表紙から2人がかわいいです。

 今回は計がお仕事煮詰まっちゃって、1人で抱え込んじゃっていっぱいいっぱいになっちゃってました…

6

イエスかノーか半分か 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

ツンデレ具合がかわいい

 ともかく、受け様の計のツンデレがかわいかった。
挿絵もとてもかわいくて、表紙のキス待ちの攻め様の潮に対して、テレまくってあっかんべしてる計の姿にうははー、でした。

 外面をがちがちに固めた計のにっこり笑顔の仮面の下で繰り広げられてる罵詈雑言の数々。
心の中で思うだけなら自由だし、こんだけ正直にしてたらむしろアッパレ、と感じてしまいました。

そんな素の計と潮の最初の出会いは、潮にと…

5

Dear+&Cheri+ LOVERS+ グッズ

本編→番外編、番外編→本編、の購入ループ

本編の番外編が載っているからと、この小冊子を購入し、この小冊子で番外編を読んで、本編にも興味をもって作品を買ってしまう…という購入ループにハマった小冊子でした。LOVEたっぷりでした!

皆様が書かれたものを除いて、ちょこっと紹介します。

・宝井理人「テンカウント」番外編
2ページ。雑誌Dear+ディアプラスの2015年2月号ふろくCDにも収録されました「ねことしろたにさん」でした。微…

2

ぼくの太陽 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

甘いお話あり、ビターなお話あり

夏コミお昼過ぎに行ったら完売していて残念!後日通販で購入しました。表紙がかわいいです。

・メモリーズ
計、潮、竜起の子供の頃のお話。夏休みにテレビ局を見学しています。それぞれが覚えてないだろうという程度の会話をしてたり、すれ違ったり。三つ子の魂百まで、子供の頃からみんなこんな感じだったんだと微笑ましかったです。

・イミテーション・ゴールド
錦戸さんのお話。計、麻生さん、竜起、潮、家…

4

雪よ林檎の香のごとく 林檎甘いか酸っぱいか~赤~ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

ふたりで刻む時間が愛しくなります

【雪よ林檎の香のごとく】の続編。
【赤】のこちらは、酸味と癖の強そうな色合いの表紙です。
【青】の後、志緒の成人後のエピソードで、24歳までの話。
個人的にはこちらの方が好きだったかもしれない。
未成熟で甘酸っぱい青林檎も大好きなんですが、こちらの赤はしっかり実ってもいだ後、熟れて芳醇な香りを漂わせる果実という感じです。

青、赤と通して読むと、時系列に沿って志緒と桂の成長や葛藤が手に…

5

雪よ林檎の香のごとく 林檎甘いか酸っぱいか~青~ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

いや、ホント甘酸っぱいんですわ

【雪よ林檎の香のごとく】の薄い本やらブログSSやらを纏めた作品です。
デビュー作で凄い新人さんが出てきた!
と大興奮して、新刊が出るたびに買い続けてきた一穂作品、実はある時期から相性の悪さを感じて買うのをやめてしまったのですが、このデビュー作は未だに売らずに手元に残してます。
思い入れが強すぎて、【雪よ林檎の香のごとく】の電子書籍まで購入する始末。
このたび、総集編ともいえる作品が出たとの…

5

ワンダーリング 小説

一穂ミチ  二宮悦巳 

この人の小説って解釈が難しい?

『ノーモアベット』に続いて読んだスピンオフ作品。
年の差のあるカップルによくある甘さはなく、ほのかに苦みの効いたビターな味わいに近い気がした。

前作では脇役のこの二人に何気に興味があったものの、いざ読んでみるといくら芦原が素直じゃないまま育った事情があるとはいえ、斜に構えて他人を見る感覚が気になって馴染めなかった。
一方の芦原に心を開いてもらえない藤堂のほうは、<大人の安定した包容…

5

甘い手、長い腕 小説

一穂ミチ  雨隠ギド 

ニットの秋に向けて

溶けそうに灼熱だった暑さも過ぎましたようで、雑誌の中は早くも秋服ですね。秋に向けていいbl小説はないかなと探している方、一穂ミチ先生は有名だから読んでみたいけど、小説あんまり読んだことなくて〜と迷っている方に私がオススメしたいのが、「甘い手、長い腕」です。
攻めは一流企業を辞めて、約四半世紀ぶりに再会した父親のシャツ工場を手伝う、理一。受けは毛糸工場の息子で編み物男子の真尋です。
真尋は素直で…

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