total review:272122today:59
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
81/146(合計:1457件)
一穂ミチ 竹美家らら
かん衛門
ネタバレ
最初に読んだ時は、正直おもしろいと思えませんでした。ごめんなさい。 『ふったらどしゃぶり』を読まずに、先にこちらを読みました。 評価が高い作品だし、本屋を探して『ふったら~』が見当たらず、スピンオフだけど大丈夫と判断し読み始めたのですが、登場人物たちに好感を持てず、苦手な一冊だと記憶していました。 それが今回レビューを書こうと『ふったら~』と続けて読んで、びっくり。 おもしろい。 以前は…
さぼ
『ナイトガーデン』と、その後の二人を描いた『ブライトガーデン』が収録されています。 『ふったらどしゃぶり』がすごく好きだったので、そのスピンオフと聞いて迷わず購入しました。 が、私には合わなかった……。 うーん、趣味じゃない。 何がダメだったのかな。 多分、『ふったらどしゃぶり』の時から、和章が好きではなかったというのが、大きいと思います。 考え方にちっとも共感できなくて、勝手なヤツ(…
『ふったらどしゃふり』とその後の二人を描いた『ふったらびしょぬれ』の2作品が収録されています。 BLでセックスレスがテーマって、すごくビックリ! そんなのあり得るんかいっ!!って……。 でも、読んでいくうちに、これってBLならではこそだなって気がしました。 BLじゃないとここまで書けないな…… 私は、物語に彼女が出てきても気にならないので、この作品も全然大丈夫でした。 むしろ、萩原の彼…
この作品の持つ雰囲気が好きです。 雨音と一緒に雨の匂いまで香ってきそう・・・どの場面でも雨がすごく効果的だったと思います。 メールの誤送信から始まった交流。顔が見えない相手だから本音を明かせて、顔が見えないからこそ心に惹かれる。文字だけのやりとりなのに、そこから相手の気遣いを互いに感じ取るところ、いいなぁと思いました。 互いが同期だとバレた後、整と萩原がさらに惹かれあっていく過程は、雨粒…
葡萄瓜
本作程度の甘さがどの作品にも含有されて いれば、この作者さんの評価の振れ幅は 現状より少し狭まるかも知れませんね。 少なくとも上方向に。 本作単独で読んでも実際の所そうそう 混乱する事はありません。 そう言う所がこの作者さんは折り目正しい ですね。 本一冊の空間を用いて力技も使わずに 世界をきちんと分けている。 しかも毎度の如く、生みの親のエゴを 極力排して産んだ子供〔小…
この作家さんへの評価が余りにも判り易く 二極化する要因が視えてくる様な、そう言う 一冊でした。 非常に整った世界観ですね。 そして無駄な冗漫さが入り込む余地が一切ない。 後書きにしてみても作品の補完の一部であって 作者自身の内面の吐露ではない。 観客として物語を俯瞰したい人にとっては 垂涎ものの物語でしょう。 ただ、疑似体感を読書作法として取り入れて いる方にとっては取り付く島…
一穂ミチ 草間さかえ
雀影
頭痛くなったり、気持ち悪くなったりするの、本当にあるよね。 一穂さんの作品って、こういう気象現象とかをエピソードに絡めるのが上手いなぁっていつも思う。 確かにラブはなかなか捗らない。 坦々とした、すれ違っていることすら認識してもらえないようなすれ違いが続く前半は、この二人、本当にちゃんとラブに行き着くのか忍耐を試されるようではあるけれど、この、座波から矢神への、受け取ってもらえない感を描くの…
マキヲ
あ、自分はこういう無垢な受が苦手なんだな、と気づいてしまいました。なんだろうな…二人の温度差がどこで縮まったのかよく分からず、お互いに「この人じゃなきゃダメなんだろうな」という気がしませんでした。 あと、この作品には竹美家ららさんのイラストはマッチしてないんじゃないかな~。特に、隼人が普通の優しいお兄さんにしか見えませんでした。表紙絵の感じもこう、優しいしね。 作家買いしそうなほど好き…
ノンケのイイ年したサラリーマン同士、ふとした出会いから始まるラブストーリーなんて、激しい一目惚れとか、監禁しちゃうとか、やたらセックスシーンが多いとか、記憶喪失とか、男を引き寄せるフェロモンとか、実は義兄弟とか宇宙人とか多重人格とか、そういう要素でもない限り退屈なものになるんだろうなーと思って手に取ったのに。いやぁ…悔しいほど面白かったです。 タイトルの印象の通り、静かに時間が流れていく物語…
一穂ミチ 山本小鉄子
最初のキスシーンに心から驚きました。京平は、不意打ちキスをしてしまうほど結のことが好きだったの?いつの間に?私の読み方が下手だったのかな…。 結局、京平の心情が最後まで掴めませんでした。結も、良い子なのでしょうが、お互いにゲイじゃない(はず)のに京平と惹かれ合うほどの魅力があるのかというと、うーん…。やはり私の読み方が下手だったのか。 一穂ミチさんの作品はいくつか拝読して、すべて相性が…