一穂ミチさんのレビュー一覧

キス 小説

一穂ミチ  yoco 

酷評です。ネタバレしかありません。

残念な作品でした。
ネタバレがないと感想が書けなかったのでネタバレします。
主人公の苑の家は家庭崩壊していて自分は誰にも気にしてもらわない存在でいたいと思っています。
そんな自己肯定もできず、消えてしまいたいと思っている苑を追い回して無理矢理に体を繋げたのは明渡。
人気者の明渡に苑は期待はしない、好きじゃないといいながらも流されて言いなりになって、いつか捨てられると思いながら暮らしています…

19

キス 小説

一穂ミチ  yoco 

心に響く物語

幼馴染み同士の、長年に渡る恋物語になります。
作品自体はひたすら淡々と進むのに、その中で登場人物の心情がしっかり掘り下げてあり、まるでキャラクター自体が生きて呼吸さえしてるような錯覚を受けます。切なくて、優しくて、なのにリアリティがあって生々しい。決して一気に引き込まれるような派手な作品では無いのに、ページをめくる手を止める事が出来ませんでした。
「ふったらどしゃぶり」が個人的に大好きなのです…

31

イエスかノーか半分か 3 おうちのありか 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

計の一本貫いた愛に完敗。かっこいいv

なんとなく、最後の落としどころは前振りで分かるのですが、
それでも計の諦めない男前さが際立つ一作。
なんかね、計の方が攻めなん?と問いたくなるほど(笑)
完全に潮さん、喰われてますよね!

それでも、やはりホテルのシーンは切なくて、
ついついほろりとしてしまいました。

相変わらずお仕事描写は面白くて、
一穂さん、その手の関係に就職していたのでは?と思えるほどに
説得力ある書き…

2

ワンダーリング 小説

一穂ミチ  二宮悦巳 

ビター

一穂先生のお話は大好きで、このお話も引き込まれました。が、BLとしてどうかと言われれば、中立。
適度な甘さが好きな私には、少しビターすぎるお話でした。

カジノで働くディーラーとオーナーのお話。ディーラーの雪は昔カジノである男に拾われる。その男の弟である藤堂は、雪を甘やかそうとするが、雪はそれを気に入らずにそっけない態度ばかりをとっているが…。

雪の思考も、藤堂の兄や家族の考えも理解で…

2

イエスかノーか半分か 2 世界のまんなか 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

潮、悩むの回!

相変わらずテンポよく、トントンと話が進んで行き、
一穂節で読みやすい作品。
計のお仕事描写も面白く、的確に計のキャラクターを浮き上がらせていく感じ。

今回はライバルらしき人物も現れて、
もっと色々掻き回してくれるのかと思いきや、
そうでもなかったような?
まぁ、計の心情的には大嵐だったみたいですが!

後半は珍しく潮のターンで、色々悩んでおりました!
結局は、計も潮も違いに心…

1

イエスかノーか半分か 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

読者の半分以上が神評価、というのが納得出来る作品

一穂さんの作品はいくつか読んでいたのですが、
これはあまりにも人気作で、つい手が出なかった。
面白く読めなかったらやだなと。
でも、ようやく読んでみようかという気になって、まずは一作目を読破。

なるほど、この作品が人気があるのはとてもよく分かる。
ものすごく読みやすいし、ストーリーの波がとても上手い。
なによりも主人公の計が個性的で、実に面白い。
ギャップのある二面性。
その裏…

4

ワンダーリング 小説

一穂ミチ  二宮悦巳 

同人誌を知らない人には、ちょっと不親切?

正直、本編よりもこっちの方がまだ面白かった。
前作よりも、主人公二人の関係に焦点が合ってたぶん、
BLとして読みやすかった。
少なくとも藤堂の心情はよく分かった。

けどね……どうも雪の頑なさが、
この話の中だけではよく分からなかった。
なぜにそこまで藤堂を拒否するのか。
なぜに藤堂兄にそこまで従属するのか。
藤堂兄に対しては命を救われたエピソードがありますが、
さらっと描かれ…

3

ノーモアベット 小説

一穂ミチ  二宮悦巳 

面白い題材。だけど、BL的には食い足りない感!

日本のカジノという面白い題材に、
親子関係をからめて進む物語ですが、
カジノというところには、そう違和感は感じなかった。
ありえるなぁと。
でも、二人の両親に関しては、ちょっと理解しがたく。
旦那の好きなことを好きなようにやらせる妻、
というのは分かるんですけれどね……
子供が二人も居て、ギャンブルで帰らないって……
百歩譲って、ギャンブラーを職業と考えれば、
分からなくもないで…

2

OFF AIR~イエスかノーか半分か~ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

ありがたい

各媒体で書かれたSSや短編を集めた単行本。
読んだ作品もたくさんあってお値段が……とも思いましたが、充分楽しめました。

表紙がとにかく素敵!
ずっとこの世界にひたっていたくなるような甘々なお話ばかりでした。

一穂先生、ありがとうございます。

3

イエスかノーか半分か 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

小説の世界への第一歩

今までBLはコミックばかり読んでいて小説は全く読んでいませんでした。
小説を甘く見ていたことをとても後悔しています...。

ちるちるさんでの人気や友人からの勧めもありこちらの作品を読んでみると本当に本当に面白くなんでもっとはやく読まなかったんだと後悔しました。
活字は好きなので小説へのハードルはBLとしての萌えを活字で取得できるのかという不安がありましたが、全く問題ありませんでした。

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