一穂ミチさんのレビュー一覧

藍より甘く 小説

一穂ミチ  雪広うたこ 

藍ゆえに

ラスト数ページの甘い部分が凄く好き。
「だって自慢したいじゃん」お互いに惚気ける姿が非常にかわいらしく、
二人の仲の良さというか、距離感を感じられたのが良かった。
思わずクスっと笑ってしまうラストに乾杯((´∀`))

ただ本編に関しては正直気持ちのせきれず・・・というのが正直な感想かな。
こればっかりは文章と私の相性なのかしら。。

二人の近づくきっかけは、藍色の指をした受を見た…

5

さみしさのレシピ 小説

一穂ミチ  北上れん 

女性キャラに萌える

今作は雨をモチーフにした、ちょっとしっとりめのお話。主人公が仕事でパリに行ったりするので食とアムールのイメージですかね。本編に限るとBL色薄め。なんとなく、映画の方が好きだった江國香織さんの『きらきらひかる』を思い出しました。

攻め視点のお話ですが、挿絵ナシで読んでいたら知明は受けだろうと思い込んでいたと思います。こういう、真っ当に生活してます!っていう人間が、陰があって頼りない人物に惹かれ…

3

イエスかノーか半分か 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

可愛いの一言に尽きます

一穂ミチさんの小説を読むのは2度目です。最初に読んだ『ノーモアベット』は、絵師さんに惹かれて購入したのですが、いまひとつ、という感じで、もしかしたら私には合わない作家さんなのかもしれないと今まで避けてきたのですが、表紙絵の可愛らしさ、美人強気受け、職業BL、と気になる要素満載で、軽い気持ちで手に取ったこの本。
控えめに言って、最高でした。いや、まじで。
なんで私は作家避けしてたんだろうとめちゃ…

4

ワンダーリング 小説

一穂ミチ  二宮悦巳 

嫌い嫌い嫌い・・・×4600億の後、やっぱり嫌い?

なんだろう、不思議な書きっぷりというか、
無色透明 って文章じゃないですね。今回のキャラに引っ張られて
こんな書きっぷりになってるのかな?

そもそも電子本サイトで、さわりをよんで、「面白そう!」と
思ってこの本をget。
挿絵は二宮先生。絵が先か、小説が先か というぐらい
(いや、小説が先なんだとは思いますが)
このこまっしゃくれた感じが、最高です。

お話の方は、うーん、単…

3

イエスかノーか半分か 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

鼻濁音

なんといっても、主人公・国江田計が魅力的な小説です。
私、頑張り屋さんのキャラクターがほんとうに好きで、ついつい入れ込んでしまうのですが...(それゆえにスポコンが大好物)国江田さんは私のこのタイプにドンピシャでした。
表ではいい人なのに、裏では人をこき下ろす...とだけ聞くと、なんてやつだ。と思うかもしれません。しかし2面性を隠し続けるっていうのは、どれだけの努力が必要なんでしょう。国江田さ…

2

baa-lamb 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

The wolf(?) lies down with the lamb

なんとも愛らしいつややかな表紙の『ひつじの鍵』の初同人誌。
いつもながらタイトルの洒落たことと言ったら、作者らしい楽しさ。
一穂先生、物語も勿論大好きだが、こういうタイトルをつけられる
そのセンスと背景の雑学の豊かさに、いつも感心しちゃう!

そのタイトル、『baa-lamb』は、メエメエ子羊ちゃん的な意味。
一色はa wolf in sheep’s clothingかしら?
いや、…

3

ひつじの鍵 小説

一穂ミチ  山田2丁目 

狼の皮を被った羊×コンシェルジュの皮を被った狼

母親が亡くなり、父親(母親再婚相手)と二人で暮らす高校生の羊。
金持ち学校に通いながらも成金的な金持ちであることを自覚している羊が、周りに気を使いながら生活している姿が健気で愛おしいです。

そしてそんな羊の心の鍵を開けてしまったのが、コンシェルジュの一色。
一色は仕事モードとプライべトモードでのギャップが最高です。
個人的には口の悪い一色が大好きです。

初めて恋をした羊の止まらな…

6

ひつじの鍵 小説

一穂ミチ  山田2丁目 

慌てるひつじは儲けがすくない

 かの国民的人気アナウンサーの例を引くまでもなく、職業人に二面性はつきものだと思います。ビジネスの場に出すにふさわしく「整えられた自分」と、プライベートでもろもろの緊張から解き放たれた時だけ見せる「素の自分」。誰もがその二つを上手に使い分けながら生きている。あとはその振れ幅の大小ってことになるかと思いますが、アナウンサーのように「高度な清廉性(笑)」の要求される職種であればもちろん、本作の攻め一色…

7

off you go 小説

一穂ミチ  青石ももこ 

一度ではわかりませんでした

 再読です。昔読んだときは、主人公三人の誰にも感情移入できぬまま、さらりと読了、そのままほぼ忘れかけてました。なぜ再び手に取る気になったかというと、前段の「is in you」をこのほど初めて読んで、超絶頭よくて体弱くて仕事ができて素行の悪い佐伯というとんがったキャラにやられてしまったから。こちらでの佐伯は主役ではなく当て馬、しかも日本に愛妻がいながら香港で男の「現地妻」をかこってるという、BLの…

11

ひつじの鍵 小説

一穂ミチ  山田2丁目 

よかったです。ただただ羊がかわいい。

羊がかわいかった。

テンション的にはノーモアベットあたりと同じ感じだな、と思いながら読みました。 結構軽い印象。
明るく幸せなかんじで楽に読めます。
一穂さんの作品には一度結婚したことある攻が多いような気がする…。好きなのかな。
本編の話に戻りますが、はじめに書いた通り羊めちゃかわいいです。
最初から一色に絡んでいって、でも余裕ない…みたいな。
飛行機おねだりするところではおもわず…

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