一穂ミチさんのレビュー一覧

ひつじの鍵 小説

一穂ミチ  山田2丁目 

テンポ良い会話が魅力

読み始めたら面白くて一気に最後まで楽しく読み終えられました。読後感も良い。

この作品の魅力は何といっても一穂先生らしいテンポ良い二人の掛け合いだと思います。
会話の間に変に心理描写がなく、ポンポンと繰り広げられる漫才のような小気味良いやり取りが大好きです。
ただの日常会話の中にちょっとした皮肉さや、プッと笑ってしまう要素がごく自然に混ぜ込まれていて、一穂先生はほんとにこういった掛け合いを…

2

OFF AIR~イエスかノーか半分か~ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

イチオシは潮のやきもち!!!

こちらの豪華な番外編まとめ本、収録作・書き下ろしが素晴らしいのはもちろんで、他の方が書いてくださっていることに同意!!!という感じです。

で、私が一番萌えまくって好きすぎて何度も読んだ場面に触れている方がいらっしゃらないのでちょっと書いておきたい。
それは潮のやきもち!竜起と計のツーショに潮がやきもちを焼くというかわいらしい場面があるのです!この二人ならではのあからさまなラブラブにならない…

6

横顔と虹彩 イエスかノーか半分か 番外篇 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

読むたびに好きになっていくカップル

イエスノー本編が大好きで、こちらのスピンオフも楽しみに読みました。
発売当時は正直いまいちで、自分は「計を好きな竜起」が好きだったんだなあとピンと来ない感じでした。
が、最近小説Dear+で続編を読み、一穂先生が公開してくださっている掌編などを追っていき、このカプに慣れた状態で読むとじわじわと萌えがやってきました。
竜起のような社交的なタイプと付き合うのはかなり気苦労が多いと思うのですが、な…

2

お似合いではありません「運命ではありません」番外編 グッズ

「運命」でも「お似合い」でもなくても

本品は『小説Dear+ Vol.66 ナツ号』の
コミコミスタジオ限定特典ペーパーで
雑誌掲載作「運命ではありません」の
番外編になります。

本編後、楡がAIに手を入れた件について
社長に報告するお話になります。

楡は御影に近づくために
会社の売りであるAI「ストレンジラブ」の
データを一部改ざんします。

それによって御影は
楡とお付き合いする羽目になりますが

4

キス 小説

一穂ミチ  yoco 

読後の物足りなさ…

「キス」一穂ミチ先生 読了
作家買いではありませんが、あらすじ読んでとても気になって+挿絵がyoco先生なので、迷いなく買いました。

全体的に切なかった。「イエス〜」とはまた違った雰囲気と文風で、yoco先生のイラストも同じく寒色系で相性抜群です。

まぁ血腫を取り出したら「好き」も同時になくなるというのは科学的な根拠あるかどうかわかりませんが、こういうめちゃくちゃ好き→もう好きじゃな…

7

一穂ミチ書き下ろしつき小冊子 ASSORT MIX グッズ

色々詰まってます

一穂先生のデビュー10周年を記念して実施された全サ企画でいただけた小冊子です(残念ながら応募は終了しています)。

「一穂ミチファンブック long hello」についている応募台紙と、雑誌「小説ディアプラス・ナツ号」、もしくは「OFF AIR イエスかノーか半分か」についている応募券のどちらか1枚が必要で、+500円の自己負担金で応募できました。

2007年から2015年末までにブログ…

3

Tonight,The Night 小説

一穂ミチ  絵津鼓 

攻めも受けも好きになれる

とっても可愛くてキュンキュンするお話でした。

攻めの佑が小学生ながらとにかくしっかりしていて子供らしからぬ言動が多々あるのですが、
純粋で自分の気持ちにまっすぐなところにとても好感が持てました。
分からないことは分からないとちゃんと言える、
流されずに自分の考えをしっかり持っている芯の強さにほんとに小学生!?と思いつつ
電車で眠る真知を日差しから守るため、前に立って自分が日除けになってあげるシー…

4

キス 小説

一穂ミチ  yoco 

評価分かれるのはわかる

BL読んでると時々、この完璧な攻は受のどこが好きなん?と不可解になる作品も多いですが、この苑も地味でネガティブ。
性根は嫌いじゃないんだけど、そこまで惚れる良さがわからん。明渡の執着の、根本が曖昧で座りが悪い。なんだろこの足の踏み場がない感じ?まぁこの二人は対照的な所がお似合いではあるかー。なんて思って読んでたら!
ひどい。ずっと、いつ捨てられたって構わないようにって生きてきて、本当に初めて自…

14

キス 小説

一穂ミチ  yoco 

読み終えて感動の溜息

評価の分かれる作品だと思います。
でも読んでよかった。

作品の内容は他の方が書かれているので感想を。

これをBLと表現するには言葉が足りない気がします。
文学?でもそれだけでもありません。やはりBLです。

こういう作品が書けるのはファンが多い一穂さんならではだと思いました。
たしかに商業BLでは嫌煙される内容かもしれません。
けれど、キャラクターが生きてる。ちゃんと呼吸を…

6

off you go 小説

一穂ミチ  青石ももこ 

3人だけの世界

表紙の2人の背景にある雪がぴったりな、しんしんと静かで沈みそうに深い愛の話でした。幼なじみ3人で互いに向き合う愛情の矢印。大事で大好きだから、互いに守りあう為に少しの誤魔化しで生きてきた。わかりやすい愛情ではないけれど、私はこの3人の関係を愛おしく思いました。そして、密と良時はもちろん、体が弱くてつよい女性の十和子が好きになりました。
萌とか、萌じゃないとかで判断できない、ただ大好きになったので…

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