一穂ミチさんのレビュー一覧

Tonight,The Night 小説

一穂ミチ  絵津鼓 

大人になるまで待ってて

 真夏の炎天下の中、若菜庵の真知は、お得意様である椎葉さんの家に和菓子を届けに行きます。真知は、椎葉の家に行く前に椎葉家の子どもである佑に助けられます。
 二人は、それ以降も若菜庵のお菓子を配達したりなどで、ずっと交流していきます。
 初めての出会いは、真知が大学生、佑が小学校6年生の頃です。私は、その頃の二人は、本当に仲のいい兄弟、年の離れた友人だと思っていたのですが、どうやって恋仲になるの…

1

off you go 小説

一穂ミチ  青石ももこ 

評価の分かれてる理由わかります

「is in you」のスピンオフ作品。
当て馬役の佐伯の幼馴染兄妹との不思議な三角関係を描いたちょっと大人なBL小説でした。

なかなかBLな展開にならず、幼馴染としての佐伯と良時+良時の妹の関係のストーリーがしばらく続きます。
それが決して面白くない訳ではなく、一般小説として読んだとしても面白いと思えるくらいでした。

ただ、萌えるかと言われたら…そこまでかな、という感想ですかね。…

1

イエスかノーか半分か 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

久々に激ハマりしました

腐女子歴長いですが、なぜか手を出してなかった名作シリーズ1冊目、、、めっちゃ、めっっちゃよかった!!!
受けの二重人格は思ったよりだいぶ激しく解離していて、裏が相当どぎついので人によってはアウトの可能性あるなぁ…と思いつつ、私はそこが超ツボでした。世の中の大部分の人間を見下したようなこといつも言ってますが、本人ものすごい努力家でやるときビシッと決めてくる感じがもう、最高すぎる。かっこよすぎる。

7

is in you 小説

一穂ミチ  青石ももこ 

is in you

なんと素敵なタイトルでしょうか。
読む前も思いましたが、読後振り返ってみるとしみじみとタイトルの意味に心が震えるようなお話でした。

出会って恋に落ちて、しかし学生ならではの未熟さ、言葉の足りなさ、自意識から成就しなかった恋愛が運命に導かれたように再燃、というドラマチックなストーリーで最初から引き込まれました。

アンニュイな受けと、太陽属性の攻め。好きなCPでした。
どちらかに付き合…

0

ふったらどしゃぶり~When it rains, it pours~完全版 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

読めてよかった

大人同士の重くドロドロした内容を、主人公二人の心持ちと雨、一穂先生の文章が優しい人格の作品に仕立てていて、こういった題材はBLでも一般小説でも手を出して来なかったので読めてよかったです。
レスの原因について、最後に女性側の気持ちが聞けて当然のように納得したし、登場人物どの人も性について考えさせるスパイスになっている。受け入れた時の平井の萩原への言葉はそれだけで萩原は救われて生きていけるんじゃない…

2

横顔と虹彩 イエスかノーか半分か 番外篇 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

明るい

主役カプをかき乱すような当て馬はスピンでは
ぐちゃぐちゃの受けにされるのが鉄板でしょ!(とんだ偏見すみません)
と読み始めたら、竜起カッコ良かった…カッコよい攻めでした…

イエスかノーかでは、空気読めない明るいだけのやつと印象は良くなかったけど、
底抜けに明るい努力家でした!!!すごい!!
これだけ明るくポジティブなのも才能!
ただの能天気ではなく、なっちゃんをきちんと叱ったり誉め…

1

イエスかノーか半分か 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

3巻まで読んでの感想です

裏表キャラの中でもダントツの落差!!
とにかく国江田計という人が凄かった。
外面良く、仕事は真摯、努力努力でこなす姿は尊敬。
素の姿の奔放さは小憎たらしい。どっちも魅力的!
潮の前では安心して甘えられるようになってくのがとても楽しかった

同一人物と気づいた時の潮の対応が粋で、
潮の懐はどんだけ広いのか、どんだけ扱いが上手いのか!
潮の人の良さが目立つけど、計も悪態つきまくりながら…

5

イエスかノーか半分か 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

期待値が高過ぎた

初めて読んだ一穂さんの「スモールワールズ」が一つ一つとても読み応えあって良かったので、人気シリーズのこちらを読んでみました。電車を2回降り遅れるくらいには集中して読めましたが、ちょっと私には合いませんでした。
口の悪さが厨二っぽいけど面白くない…

都築と国江田どちらも好きになる過程やきっかけが弱く感じました。特に都築は最悪な出会いだったけどきっと一緒に過ごす時間が長くなるにつれてそれを覆す…

4

ブルーモーメント コミック

ymz  一穂ミチ 

これは注目!ご時世反映漫画

単話配信で二話まで読みました。
パンデミックでマスク社会と化している、ご時世が反映された作品です。
飲食店にも客が入ってなくて、先行きへの不安は漂ってるし、ちょっと終わりゆく世界を見てる気分になってしまいました。

メインは三角関係なんでしょうか。
バー店員の響、その彼氏の征司、客の尚人。
なんとなく、響は征司さんには気をつかって接してるように見えました。
その分、尚人との気兼ねのな…

6

ブルーモーメント コミック

ymz  一穂ミチ 

寂しいすれ違い

30才の多田響が本当に欲しいのは、40代の恋人・日比谷征司の愛。
「響と響の料理が好き」という征司は、恋人で店のオーナーで、多忙な人。
響が任されている小さなバーの名前は、「ブルーモーメント」。
コミュ障気味の響、寂しくて生まれた心のすき間に、人懐こい28才の観月尚人が入り込んでくる。

パンデミックで客が減った響の店に、常連客の尚人が、一人で通って来るようになる。
響とは対照的に、尚…

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