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一穂ミチ 竹美家らら
あぷりこっとじゃむ
ネタバレ
※ネタバレ含みます。 再(×n)読です。 とにかくタイトルの「おうちのありか」が秀逸です。 孤独に生きてきた潮がやっと手に入れた、潮だけの「おうち」。計にとっても宝物のように大切な計だけの安全地帯。 潮が母の死をきっかけに去った、寂しく冷えきった「おうち」。潮の安全地帯にならなかった実家のお屋敷。 潮は覚えていなくても確かにあった、親子3人笑って過ごした「おうち」。…
※ネタバレ含みます 何度目か分からない再(×n)読。イエスノーが好きすぎて初レビューです。 まずシリーズ通しての感想になりますが、計と潮のキャラクターと恋模様が大好きです。 計は非の打ち所のないアナウンサー。実は人嫌いの腹黒、影の努力家で生き方が不器用。裏表激しい。 潮は若手注目株のアニメーション作家。おおらかで飄々としてコミュ力の塊。実はこっそり孤独と生きにくさ※を抱えた人(※詳…
一穂ミチ 山田2丁目
ももよ
ある高校に飾られた絵に惚れ込み、作である『足住 群』を探す和楽。 探すと言いながらもどう動いていいのか苦悩しているときに、偶然足住 群と出会う。 今でも絵を描き続けているという群を自分の仕事場の3階に住まわせ、群の絵を売る。自分が惚れ込んだ絵を描く群と仕事の延長で一緒にいるようになるが、いつもと何かが違う。。。心地よさを感じながら、踏み込んではいけないと自分を止める和楽。 初対面で身体の…
一穂ミチ 高久尚子
えすむら
潔癖症の受と●●●●●の攻めが、、と書き出そうとしたら…、 長谷川(攻)の説明が、”特殊な職業の”という作品説明なので、これはネタバレなのか…!?ということで、彼の職業が作品の鑑賞ポイントとしてとても肝だと思うんですが、性格や仕事が対極の二人がふとしたきっかけで出会って親しくなって恋がはじまるという、、ノンケ同士、性格が真逆な二人というところから、”イエスノー”と”ふったらどしゃぶり”を足して割…
yuni
ふったらどしゃぶりの一顕と整のその後のお話。特典やらなにやらで出ていたショートストーリーをまとめたもの。そういうの自分で集めようとすると超大変だからありがたいですね! 2人が春夏秋冬、日常の些細な出来事や、季節のイベントを一緒に過ごしていくなかで、ちょっと喧嘩したり、不安になったり、嫉妬したりされたり、すれ違ったりしながら、都度話し合って気持ちを確かめあって、絆を深めていくショートストーリーが詰…
和章は、前作ではもしかして嫌いだった人も結構いるのかも…と今更ながら思いました。私は、本編の方で始めのうちこそ、和章何なの意味わかんないってずっと思ってたものの、最終的に、お前そんなもの抱えてたんか!!(泣)切なすぎて悲しすぎて、、絶対ちゃんと幸せになってほしいと思ってたクチなので、スピンオフとかもう超嬉々として買いましたが!! 柊の優しさや真っ直ぐな性格に和章が少しずつ溶かされていく様が丁…
心理描写、風景描写、セリフなんかも文芸作品色濃いめな雰囲気で好きでした。 お互い名前も知らないままのメールのやり取りから始まり、気持ちは少しずつ近づいていく、日常の変化も小さくでも確実に積み重なっていく。じりじり感に少々じれったく思いはじめた頃合いで、ある事件を境に急速に近づき物語が激しく展開していくという、、この急にくるスピード感がとってもドラマティックですっごくドキドキしました。 苦しくな…
一穂ミチ 青石ももこ
ぱるりろん
明光新聞社のシリーズの番外編集。 同人誌や小冊子やSSカードやその他諸々に掲載の番外編を集めた本の2冊目。今回も楽しかったです。 前作と同様、目次に惑わされて中編かと思うと、SSや短編の詰め合わせだったりするので、それはもうたくさんのお話が読めます。 とってもお得です。 (「アンフォーゲタブル」はまたしても冬悟がちらっと出るだけですが) さて、今回とくに好きなのは「ハイファイ・ローフ…
明光新聞社のシリーズの、同人誌や小冊子やSSカードやその他諸々に掲載の番外編を集めた本です。 ほんとにありがたい。ほんとにほんとにありがたいです。 しかもそれに加えて書き下ろしがついているのです。 ありがたく読ませていただきました。 目次を見た時、5つの中編とSSかな、と思っていたのですが、中編と思っていたものは短編の詰め合わせだったので、実際にはたくさんのお話を読めます。 「is …
カモミールおばさん
さすが、一穂作品。 登場人物が魅力的です。 これでデビュー作だってんだから、もう参っちゃう。 一穂作品はイエスかノーかシリーズしか読んだことがないのですが、イエスかノーかが面白いと思った人なら、これはハマると思います。逆もまた然り。 このお話は、積もった雪の上にじんわりと落ちた窓の灯りとか、凍えそうな寒い夜の日につけた暖かなストーブとか、そういった幸福感があります。 ぎゅっと胸を…