一穂ミチさんのレビュー一覧

朝から朝まで 小説

一穂ミチ  山本小鉄子 

ハンカチは必須

いいですね、この方の書くお話はほんと毎回ハンカチ必須。
また、泣かされてしまった…。

バイトの結から見たテレビの裏側、文字として読む以上に実際はもっと慌しくて大変な世界だと思うけれど、かなり臨場感も出ていると思う。読んでいてワクワクと言うか不思議な高揚感を味わいました。
表の華やかな世界を物語として読むよりも、裏側が見えるほうが物づくりを一緒に味わっているような雰囲気に浸れるのですごく好…

2

朝から朝まで 小説

一穂ミチ  山本小鉄子 

ちょっと物足りないかな

面白かったです。山本小鉄子さんの絵柄も可愛かったし。
テレビ局を舞台にしてて、それ自体面白かったし、登場キャラもみんな魅力的。
悦巳とか瞳たんとか。
でもでも、ちょっと主役二人が薄い気がしました。
真面目で頑張り屋さんの結。ほんとにいい子だし、魅力的なのもよくわかるんですが。
京平がそんな結のことを何で好きになったのかがわからないんですよね。
本人もわかってないみたいだけど。あんな堅物…

4

オールトの雲 小説

一穂ミチ  木下けい子 

ティッシュの用意を

幼馴染同士の恋のお話。それも、お互い初恋だ!

個性なんだか境遇がそうしてしまったのか、母親と二人で太陽一家の隣の家に引っ越してきたハーフの流星少年は、吟味した言葉しか話さないような寡黙な子。
太陽は明るく活発でどこにでもいそうな普通の子。
周りから浮いている流星を太陽が守るように、幼馴染以上兄弟未満といったかんじで付き合ってきた二人に転機が訪れます。

太陽は、基本が明るくて思いやり…

3

朝から朝まで 小説

一穂ミチ  山本小鉄子 

真面目で不器用な二人の恋に、萌えに萌えました

『オールトの雲』がとてもよかったので、今回の新刊も購入しました。
前作よりも少し大人っぽい雰囲気ですね(ルチル文庫だから?)。

テレビ番組でバイト中の大学生と報道記者の恋。
そしてマスメディアに関わる人達をいきいきと描いています。

私は公平さに欠けるマスコミには辟易していて、
どちらかというと結の母親に近い考えを持っていますが。
京平や悦巳のような業界人がいてくれたらいいな…

6

朝から朝まで 小説

一穂ミチ  山本小鉄子 

朝焼けは恋の炎…!

働きマンな局員さん・後藤京平×天真爛マンなバイトくん・羽村結
舞台はテレビ局…朝のお茶の間でさえ忙しいのに、まして更に忙しい朝の報道番組です。
なんでも雑用をやっちゃうバイトをしている結の周りには、
さすがテレビ局だけあって、いろんな性格で色んな才能ある人がいます。
有能ディレクターの悦巳、奔放なバイト仲間の佳代。
そんな中結が気になるのは…優秀で真面目な局員の後藤さんです。

BL…

4

オールトの雲 小説

一穂ミチ  木下けい子 

今回は、幼馴染もの。

儚げな印象の美しい母親と一緒に、ある日突然太陽の隣に越して来たお人形さんのような男の子流星。

外国人の父親を持つ流星は容貌が自分たちと違うと言うだけで、周りの子どもたちからからかわれたり苛められたりする子ども時代を過ごしてきた彼は、いつの間にか他人に対してなかなか心を開けない少年にになってしまったけれど、小さいころからずっと傍にいた太陽だけは彼の良さをちゃんと知っている。

なのに、違う…

4

オールトの雲 小説

一穂ミチ  木下けい子 

やっぱり好きです…

太陽が5歳だった頃、隣に同い年でハーフの流星が引っ越してきます。
外見のことで周りの子供たちにからかわれる流星は、むやみに相手にしないことでプライドを守り自分の殻に閉じこもろうとするのですが、そんな流星の傍にはいつも太陽が寄り添い、そうやって二人はずっと一緒に成長していきます。
気難しい流星を理解できるのは自分しかいないとどこかで思っていた太陽でしたが、別々の高校に通う流星に思わぬ友人がいたこ…

11

オールトの雲 小説

一穂ミチ  木下けい子 

帯の推薦文に惹かれて購入

話題のデビュー作を読んでいないのですが。
帯の「あなたの心に乙女が住んでいるならば、ぜひ読んでください~」
という推薦文に惹かれて、今回の作品を購入しました。

期待通りのキラキラとした純粋なお話で、少し泣けました。
しかしいざレビューを書こうと思うと、なかなか上手く書ける自信がありません。
読書中、心に迫ってくるものに目頭が熱くなったり。切なくなったり。
とても感傷的で優しい気分に…

5

オールトの雲 小説

一穂ミチ  木下けい子 

対照的な幼馴染

幼馴染設定キタ――(゜∀゜)――!!笑
幼馴染で高校生とかマジで好きなんですよ。この作品を読んでるときヤバかったです。常に2828しちゃいっぱなしでw


流星は外国の血を引く繊細に整った容貌と、誇り高くまっすぐな性格なんです。
しかしそのせいで周囲から浮く流星をほっておけず、いつも側にいた太陽なんですが、お互い高校生になり、流星が自分以外に笑顔を向けるのを見て、モヤモヤしちゃうんですよ…

3

雪よ林檎の香のごとく 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

文学的な雰囲気と、個性的なキャラたち

デビュー作というのは概ねハズレが無いものなので、この本も発売日には購入していたわけですが、結局今まで積読でした。
題名からもカバーイラストからも、せつない系のお話だろうなと思っていましたが、
その王道な展開に文学的な脚色が施され、
王道っぽいキャラ立てにピリリと効いたスパイスが個性を生み出していて、やられちゃいました。泣かせていただきました。

親の期待通りの優等生でいたかったのに、いち…

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