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一穂ミチ コウキ。
茶鬼
ネタバレ
最初読み始めたとき、今を時めくアイドル(AKBみたいな)の熱心なファン=ドルオタ。そんな男子がどうやって男子との恋愛ができるんだろう? と不思議で仕方ありませんでした。 しかし、展開するにつれて彼が半ひきこもりになり、いあゆるアイドルに逃げた(この言い方が正しいかどうかはアレであるが、自分にはそう見えた)その理由が後半になり語られることにより、彼にはその素養はあったのだということは十分にわかり…
東雲月虹
まるで「ご自身が高校生なんじゃ!?」と思ってしまうような 学校行事でのエピソードや、会話中の崩れた日本語。 これ、他の作家さんだったらどうだろうと思ってもみましたが 贔屓目なのかもだけどミチさんのは凄く好き。 だって自然なんですもん!! 「あーいるよね、こういう若い子達」ってするする読めます。 さらっとアイドルオタの侑史に「キモ」っていうのに 嫌悪感をいだかせないって、 航輝そ…
marun
微妙に評価の分かれる作品なのだと思うのですが、ひきこもりでアイドルオタクが主役。 しかし単なるオタクとは読み進めるうちに違うのではないかと思えてきます。 友人だと思っていた相手とのトラブルで傷つき不登校になる受け様なのですが、 その傷ついてしまった時に偶然目にしたアイドルが攻め様の妹だったのです。 何故か妹のほたるんに心惹かれ癒され、何とか学校も出席日数ギリギリ&テストは受けるで 一応高…
snowblack
一穂先生が書く高校生は、何故こんなに瑞々しくて魅力的なんだろう。 半引きこもりの侑史は、在宅専門のアイドルオタ。 学校にもたまにしか行かない彼の生きることを支えているのは、 ベビブロ(ベビーブロッサム)というAKBみたいなアイドルグループのほたるんだ。 そこに突然突風のように登場して、彼を外の世界に吹き上げる航輝。 高3で同じクラスになったらしいけれど、顔も分からなかった彼に巻き込ま…
江名
AK○48にどっぷりハマってる男の子が、 きれいでかわいいアイドルに夢中な男の子が、男を好きになることってあると思う? そんな発想からはじまったのかなぁ~と思うようなお話。 ベビーブロッサムという競争主義のアイドルグループのトップを走る、 久保田ほたる、こと「ほたるん」が大好きな「在宅」オタがこの本の主人公の侑史。 卒業できるギリギリの日数しか学校に行かない、半引きこもり。 そ…
一穂ミチ 雪広うたこ
タイトルにある藍という深みのある色が、全編に濃く淡く漂うような、そんな物語。 日常的なことばのやり取りやちょっとした仕草や振る舞い、些細な感情が丁寧に掬い取られ 実は小さいけれどドラマティックな世界が展開されているのは、流石の一穂さん。 何でもない描写やセリフの一文一文が胸を打つ。 : 大学入学とほぼ同時に知り合った入江暁行と柘植遥は親友だ。 …
一穂ミチ 小椋ムク
あむり
どこかおとぎ話のような素敵なお話でした。 設定があまり得意なお話ではなかったので、 「ハマらないぞ!」と、天の邪鬼な気持ちがもくもくと持ちあがって、 物語に入り込むことを敢えて拒否していたのですが、 終盤で、引きづられてしまいました。 最後、ウルっとしてしまいました。 一穂さんのお話は、 その世界に2人しかいないような空気があるように感じます。 2人だけの世界観だからこそ、…
一穂ミチ 北上れん
晴々
私にとってちるちるさんでの初レビューであり、初読み作家さんである一穂ミチさん。 とにかく初めてづくしなので、お見苦しい点はどうかスルーでお願いします。 あと、お話の大筋は他のレビュアーさんのレビューでご確認ください。 まず、内容に関して。 仕込まれたたくさんの伏線とともに、主人公である知明と慈雨さん、そしてその周りにいる登場人物がキレイに繋がっていく様が、本当に気持ちいいくらいに清々し…
初めての他社からの小説出版。 一体どんな違いがあるんだろう?また違った一穂作品が見られるんだろうか? そんな期待で手に取った本。 切なげな展開、綺麗なイメージを湧き立てる言葉を使ったセリフ。 こうして思ったのは、この作者さんはストーリーは何も突飛でハラハラするような事件や何かはないのだけど、言葉のマジックでぐいぐいと引き込んでいく部分、それを改めて思ったのでした。 しかし、ここに登場…
一穂ミチ
『雪よ林檎の香のごとく』番外編同人誌。 春は別れの季節。 同人誌『ランデブー』を読むと桂が志緒の母校から転任していることが知れるのだが、 その転任を前にした早春のエピソード。 今や大学院生になっている志緒だが、少し時間が巻戻る… 二人が出会った高校を去る時… 早春の歌々を通じて桂の、志緒の、そして桂に恋した女子高生の想いが際立つ。 そして、珍しくストレートに嫉妬の感情を表…