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2/12(合計:115件)
木原音瀬 車折まゆ
よしぴす
ネタバレ
すごく面白かった。 何より登場人物がとても魅力的でした。遠藤という女子は嫌な女子って感じですが、それもまたリアル。 遠藤さんはもともと里見をちょっと気にしていたんでしょう。だから待ち合わせ場所に見に行きたいという口実を作って自分に気がある風である事を確かめていたのではないかと思いました。 柿本は里見に対して、高橋の初恋の一ノ瀬と同じ様な気持ちを持っていたのではないかと思います。 無…
車折まゆ
りぽす
連作短編集みたいな作りで、エロは無し。 絵が好き。ストーリーの進め方も好き。キャラの心情描写も好き。 つまり全部好きでした。 中でも表題作が特に好みでした。 年の差モノ好きなんですけどね、年上が手を出さないで成長するまで待つっていうのが、どストライクなんです。 ちゃんと待つ年上、最高です。放置するわけじゃなくて、ちゃんとメンターしてるのが垣間見える描写ほんといい。 ただね、どの…
神江真凪 車折まゆ
M
人魚の息子として生まれ、満月の夜だけ女の体になる司波。 普段は優等生の仮面を被り、その優れた容姿から周囲を欺きつつ、満月の夜は男を手玉に取る遊びを楽しんでいた。 そんな時、豹変した男に襲われているところをたまたま通りかかった高校時代の同級生・榊に助けられる。 司波の人生で、唯一、司波の本性を見破ったような声をかけてきた榊に対して、司波は悪趣味なゲームをしかけることにする。 それは…
凪良ゆう 車折まゆ
フランク
三つ子の弟達を面倒見まくる内に培われたお兄ちゃん気質の夏市が、先輩椎名のあまりの私生活の無能っぷりに放っておけず、ついつい汚部屋掃除をする事に… 「いつでもモフモフさせてくれる男が欲しい」と願う24時間365日人肌(男限定)に触れていたい病の夏市(攻め) 「タダで掃除してくれるお手伝いさんが欲しい」と願うゴミ屋敷王子様・椎名(受け) というお互いの素がバレて、欲望と願望がうまいこと一致し…
まりぽん812
ノンケの高校生・浩一がゲイの高校教師・高橋に惹かれていく心の動きが繊細に自然に描かれていて、とても共感しました。 初めて会った別れ際には地味で内気な高橋の中に思いやりを感じ、二度目は自分とは違う視点でものを見る面白さを感じ、三度目は手に触れたくなって指先だけ握り合い、四度目は怒る高橋に自分への好意を感じて恋心に火がついて。 携帯で気軽にやり取りできない時代だったからこそ、一人で悩んだり、余計に…
とおるる
人肌依存症×汚部屋王子。 他の方々のレビューにある通り、ライトなお話。勢いがあるので、最初から最後まで一気に読めました。 個人的に、かっけぇな!と思ったのは攻めのお父さん。 突然息子が夕飯の席で性癖をカミングアウトしてきて、しかも人肌依存症で気を抜くと同級生を襲って性犯罪を起こしそうだと言われたお父さん。瞳孔を全開にして、顔面蒼白で硬直したお父さん……。 しかし翌日、手触り最高の巨大な…
yumi333
私はハマるととことん嵌るタイプ。ゆえに作家買いは、一旦中止するつもりでおりました。もっと沢山の作家先生のいろんな作品に触れたい、そう思い、この一年は何とか乱読に成功しつつありました。ところがここに来てとうとう木原作品にのめり込み、元の木阿弥です。元来、好きな作家先生には傾倒するタチ。ただ今木原作品に夢中で、ちょっと止まらない勢い c(´ー`*) 本作品は木原音瀬先生のデビュー作品(1995年…
まぎぃ
コミカルで最後まで飽きさせず、軽く読めた作品。凪良さんの書かれたものでは初めて読んだので、感動ヒューマン系のイメージから入る前に、コミカルテイストでうまい作家さんだなあと思っていました。 ボクトツ黒髪長身青年がくまのぬいぐるみ萌えっていうのが一番のポイントかな。正直、イケメンが実は残念で乙女っていうありがち設定は、逆をつくセオリー通りですが、文章のうまさで最後まで読ませたなあ、と思います。 …
bonny
『未完成』や『散る散る、満ちる』を読み、序盤はその語りの上手さに掴まれるんですが、どうも最後まで持続せず、相性がよろしくないのかなと思っていた作家さま。好きな作家の作品でも当たり外れはあるものなので、投げずに少しずつ読んでいました。ハマれたのは多分、このお話がわかりやすいコメディだったっていうのと、個人的にクマ好きだったから…かも。通勤中に読んだらあかんタイプのやつでした。。 美人でシュッと…
マキヲ
私にとっては木原作品で唯一、学校が舞台で主人公の一人が高校生という珍しい作品です。ものすごく奇を衒った設定ではないし、なんと!鬼畜も人でなしもダメ男も出てきません。ひたすら切なさが心に残る優しいお話…と書くと物足りない印象を受けそうですが、何度読んでもドキドキして面白いと感じます。木原作品は色々読んだつもりでも、一周回ってこういうニュートラルなお話でも面白いというのは新鮮な驚きでした。 表題…