森雅子さんのレビュー一覧

かごめのきみ コミック

森雅子 

丹生の兄も欲求に素直で嫌いじゃない

 しっかりした時代背景、描き込み、目の離せない怒涛の展開は高く評価しています。元々大正前後の雰囲気が大好きなので、街の風景なども味わいのあるタッチで描かれていて見ていて楽しかったです。ストーリーは重厚感がありますが、想像していたよりは痛ましくなく、シリアスな作品の中ではまだ読みやすい作品な気がします。
 
 展開には十分満足だったのですが、BLとして萌えたかといわれると、純朴な樹一郎と運命のな…

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かごめのきみ コミック

森雅子 

胸が苦しかったです

内容が衝撃的で、なかなか読み返せなかった作品です。

時は大正時代です。樹一郎は、近道をしようと、あるお屋敷の庭に入ります。そこで、出会ったのが、鉄格子のはまった窓に閉じ込められている丹生でした。会うたびに、好きになっていく樹一郎。なんとか丹生を助けたいと思うのですが、丹生には逃げられない過去があって…。

本当にドロドロしていて、読んでいて胸が苦しかったです。ショタも好きだし、兄とのエッ…

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かごめのきみ コミック

森雅子 

耽美きた~~!!

現在、茜新社集中発掘祭り中。
たまにはこんな、懐古の波に乗ってみるのもいいかなと発掘してきましたが、
今の気分にかなりピッタリ。
冬はやっぱり、懐古で耽美でしょう。って感じ。

時代は明治?大正?
廃屋然とした洋館の、鉄格子のはまった窓の中に、閉じこめられた佳人・丹生を偶然見つけた学生の樹一郎。
密かに通って言葉を交わすうちに、段々互いに惹かれあうように。
だが、丹生が閉じこめられ…

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かごめのきみ コミック

森雅子 

籠の鳥、たまらないです。

近代物のBL漫画をまとめようとして、思い出して掘り出してみました。
大正時代が舞台のこってこてな耽美ものです。
幽閉された青年とその義理の兄(ちょっと二人の顔が似過ぎなのが不自然)と、青年を助けたい書生さんの三角関係話になるのでしょうか。
展開がやたらとドラマチックで、昔の昼メロを観ているようです。
そういや、こういう話好きだったなあと思いつつ。
こういうコッテコテな耽美話って、最近は見…

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かごめのきみ コミック

森雅子 

ドロドロ執着愛の大正ドラマ(ショタ風味)

基本ショタや女性っぽい受けは苦手ですが…大正時代の文化や雰囲気に引き込まれて大変面白く読めました!
全体的なストーリー展開はそんなに目新しくはないものの、王道メロドラマ的な良さがあります。

また、装丁がすごく物語の雰囲気に合っていて良いですね~。
鉄格子越しに触れ合う二人に表紙~裏表紙まで絡みつく植物。
目次のページは年月を経た古本のような色合いでレトロ感満載…と中々凝ってます。

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かごめのきみ コミック

森雅子 

恥美です

これは すごい!!
当たりだ。恥美だ。ショタだ。
すっごくドロドロしていて 私にはドンピシャリでした。
絵もいいんですよ~。
ダーク感満載です。
なんともいえない淫靡な香り。
綺麗で素敵ですよ~。
鉄格子がゾクゾクします。
美しい人(受け)が古い洋館のお屋敷に閉じ込められている話です。
3人が主な人物。(攻め・受け・受けの兄)
この3人の場面が 最高です。
受けが後ろから兄に…

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かごめのきみ コミック

森雅子 

純愛と執着愛。

素晴らしい!ノーマークだったからこそ読後の衝撃が大きい。

表紙とあらすじを見て、これは何かあるぞッ!とは思ってましたが…予想以上の醜愛劇でして、重たいお話でした。
ノベルや文庫などでは珍しくないのかしれませんが漫画でこのような作風のものを読むのは久々なような気がします。
雰囲気と絵のタッチが更にそう思わせるのかもしれません。

深すぎる愛情は歪み出したら止まらないのかもしれませんね。…

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かごめのきみ コミック

森雅子 

ショタありマス☆☆☆

作者さん商業初単行本であります。
実はこの作家さん、ショタものを描かれている作家さんなんですよ。
なので作中に回想としてショタ場面が出てくるのですが、それがとても魅せ場でもあるのです。
ですが、本編は青年のお話となっております。
時代は大正、作風はかの名作「桜狩り」をイメージすると近いかな?という気がいたします。
医者の息子で私塾に通う1年生(時代的に多分私立大学と捉えたらいいか?)と、…

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