楠田雅紀さんのレビュー一覧

chocolat bunko after story collection vol.5 グッズ

番外編ショート16作品

ショートなんですが、後日談ということで甘い話ばかりでした。

尾上セイラ「ジンの鍵と三つの願い」 (「千の夜とジンの鍵」より)
「三つの願い事」を考える仁の話。そして、ただ一つの願い事を叶えるユクセルの話。

さとむら緑「恋のない国」(「魔法のない国の王子」より)
イリアがヨアヒムに心を許していく様と、静とヨアヒムの山桃かけヨーグルトの話。

「vital signs」凪良ゆう(「…

0

俺の許可なく恋するな 小説

楠田雅紀  乃一ミクロ 

可愛く見えてくるから、困ったもんだ

ザ・執着攻めな作品です。なんと言うか、明らかに異常な執着ぶりなのですが、不思議と可愛く見えてくる、ニュータイプストーカー?
執着攻めと言うと、サイコパス系のイッちゃってるキャラを多く読んできた私からすると、妙に新鮮でした。
存外可愛らしい作品だと思うので、執着ものが好きな方はチェックしてみて下さい。


内容です。
小学生の頃、いじめっ子から庇った同級生・恒星に、同窓会で再会した広…

10

やりすぎです、委員長! 小説

楠田雅紀  夏乃あゆみ 

人には多面的側面があるとは言っても

よく小説家や漫画家達が「キャラが勝手に動いてくれた」と言うことがありますが、この作品は逆にキャラクタを作為的に動かしすぎてやいないかな、と感じました。

主人公の性格があまり好きになれない。作中、周りの評価は概ね良いし、本人も自分で悪い性格とは全くおもっていないでしょうけど、なんだかなあ、という価値観を持っているキャラクターでした(ああでも、作中で「面倒くさい」と友人に指摘されてましたね。同意…

1

優しい鬼の封じ方 小説

楠田雅紀  北沢きょう 

初読み

素直な文章です。
お話の進み具合や、キャラクターの言動、ラストのまとまり具合なども、非常に素直ですので、想像はしやすいです。物足りないと思う方もいるのではないでしょうか。
それら総合して初心者向きかと思います。
気楽に読めて、でも後にはあんまり残らない感じです。

2

兄貴の恋人 小説

楠田雅紀 

読後感、スッキリ!

電子書籍で読了。挿絵有り。

初読み作家さんです。面白かった。『萌』評価なのは、面白かったのがBL部分では無いからなのですね。一騎と翔馬の兄弟関係がやたら萌え萌えしちゃったんです。そこに恋愛関係は全く無いのにも関わらず!
『男同士の恋愛を描くものであれば何でもあり』というBLジャンルって、時々こんな風な出会いがあるから楽しいよな-、と思います。
兄は寡黙、弟は歯に衣着せぬなのに、真意が伝わ…

1

優しい鬼の封じ方 小説

楠田雅紀  北沢きょう 

キスシーンが印象的

人外が大好きで、鬼の血を引く高校生というのに惹かれました。
んー、悪くはないかと思いますが、攻めの性格があまり好みでなかったのと、受けの真人にあまり鬼の要素がなかったので“萌”止まりでした。
攻めの仁龍は部活とかやってるわりに、先輩である真人にタメ口であんた呼ばわりしたり、高圧的でいつも真人に怒鳴りちらしている印象です。あと、高2にして経験豊富そうなのも、私としては萎えてしまいました。
受け…

3

兄貴の恋人 小説

楠田雅紀 

余裕のない年上溺愛攻めにやられました

好きでした。すっごく好きなお話でした。
硬派そうに見えて意外と押せ押せなお兄ちゃんの一樹も、
兄に超特大級のコンプレックスを持ってるがために自分に自信の無い翔馬も、
そんな2人に挟まれながらも自分の意思を曲げないナヨっちくない優也も。
みんなみんな幸せにってほしいと思える終わり方に出来る三角関係を初めて読んだので、
今すごく不思議な感じです笑。

これは、あらすじだけに留めておいてネ…

8

兄貴の恋人 小説

楠田雅紀 

陸上兄弟の間で揺れるかわい子ちゃん

陸上部の大学一年生が受けです。
河川の事故により溺れた受けを、その場に居合わせた陸上選手が飛び込んで助けてくれます。その陸上選手は、偶然にも受けが陸上を始めたきっかけになった憧れの人でした。
後日、助けてくれたお礼に行った受けは、その憧れの選手の弟と出くわします。穏やかで優しい兄とは違い、受けの不注意をこてんぱんにけなす弟。受けは反発するけれど、やがて…という展開です。

受けの憧れの対象…

10

氷雪の花嫁 小説

楠田雅紀  夏河シオリ 

お決まりの流れの連続の末にただHして終わるだけ

定番の転生ネタ。
お決まりの流れの連続。
記憶が無いのも、前世で酷い目に遭ったのも、女性だったのに男として転生してきた理由とかも、受が攻に反発するのも、レイプされるのも、愛されているのは前世で自分じゃないと打ちひしがれるとか、目新しいものは無く。
協力してくれるお狐様は中途半端だし。
人間の方でも安藤が中途半端だし。
ラストに再々会をして、復縁Hをして終わります。
え? それで終わり?…

1

優しい鬼の封じ方 小説

楠田雅紀  北沢きょう 

もう数冊読んでみたいな

楠田さん、初読み作家さんでした。
ずっと気にはなっていた作品でしたがなかなか手をつけられずにおりました。
カプは高校生同士ですのでエッチはひじょうに薄めとなっておりますが、キスシーンすんごい多くて補ってくれてますねえ(笑
ちなみに三人称受け視点です。

**********************
受けは両親に愛情いっぱいに育てられた、高校三年生の真人。
人付き合いも少なめで地味で穏…

3
PAGE TOP