海野幸さんのレビュー一覧

良き隣人のための怪異指南 小説

海野幸  街子マドカ 

夢子、ふたたび

先生買い。雑誌掲載話130Pほど+書き下ろし100Pの2編+あとがきで、雑誌掲載分がめっちゃ面白かったため、文庫化をものすごーく楽しみに待っていました。そしたら書き下ろしが、これまた前半のサブキャラをちゃーんと生かして個人的にはとっても良い!!!お話として大満足です。

築30年二階建てアパートで家賃3万円の物件に引っ越してきた友春。ようやく出来たと思っていた恋人に有り金を騙し取られ、会社でゲ…

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良き隣人のための怪異指南 小説

海野幸  街子マドカ 

攻め、(受けに)完全降伏のオカルトラブコメです。

海野先生の、ポジティブで根底に優しさがあるような作風が大好きでして。
今回も楽しみにしてましたよー!!

で、こちら、オカルトBLになるんですかね。
家賃の安さに釣られて幽霊アパートに引っ越してきた主人公。
彼が、深刻な霊障に悩まされるイケメン隣人と共に、知恵と勇気と愛で怪異に立ち向かうー。
と言った、痛快なオカルトラブコメになると思うんですけど。

ちなみにですね、オカルトだけど…

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隠し事ができません 小説

海野幸  イシノアヤ 

攻めにまったく魅力を感じられなかった……

やたら読みにくく感じてしまって途中で挫折しそうになり、何度か他の本を読んではこの本に戻って……というのを繰り返してやっと読み終わりました。
両片思いで両視点というこのうえないほど分かりやすい親切設計なのに…….。

とりわけ攻め視点が読みづらかったです。
一言で言えばめんどい。
恋を自覚していない理系男子(攻め)で、おまけに情緒が欠けてて淡々としているキャラなのでうだうだ理屈っぽくてめん…

1

隠し事ができません 小説

海野幸  イシノアヤ 

ねじれさせ方がすごい!

まるで少女マンガになぞらえたようなすれ違い、まだるっこしさ、じれったさ、切なさでした。

途中まではなかなか読むのが進まずいい加減どうなるんじゃ!はっきりせい!と我慢出来なくなりそうでしたが、最後まで諦めずに読んで良かった。

秋吉の駄目な感じの正体は小学校の時のいじめっ子の思い出が解けないとわからなかったんですね。

ややこしいすれ違いでした。秋吉を好きで泣く夏目が可哀想で可哀想で。…

3

ご先祖様は吸血鬼 小説

海野幸  Ciel 

白米萌え

こんなにご飯というか炊きたての米を文字だけで美味しそうに表現できるものなのか?
海野先生天才か‼︎と、夜中に米を研ぎそうになりました。
そんなご飯好きでもない私ですが、白米萌えしてしまった。

表紙買いしてしまうほどに可愛い子供の正体が、なぬ?なわけです。面白い設定でした。

エロスペシャリストな吸血鬼が蔓延するファンタジーの世界ではあまりみられない優しい愛のある設定。
永遠の命はな…

2

ifの世界で恋がはじまる 小説

海野幸  高久尚子 

小説としての面白さ

受けが平行世界の自分と入れ替わる、という王道だけではない面白さがありました。

平行世界の自分と入れ替わったことで、自分を客観して見つめ直し、成長していく受けに感動しました。

その成長がきっかけで攻めとの恋が進んでいく物語の構成にも脱帽です。

恋愛ストーリーとしても、ひとつの小説としてもおすすめです!!

5

ifの世界で恋がはじまる 小説

海野幸  高久尚子 

ifの世界で仕事を考える

がっつり仕事してて、ついでに恋をした感じ。
彰人の仕事の仕方や営業という仕事についての考えに引き込まれ、読んでて一緒に悩んだ。
私は営業職ではないけど、仕事をリアルに書いてある作品は、現実的に考えてしまいちょっと辛い・・・。
あまあまの大狼を捨て、元の世界に戻り、会社での立場を立て直そうとする前向きな彰人の選択にはとても好感がもてた。
こっちの世界でもあっちの世界でも、恋をしてる雰囲気は彰…

5

ifの世界で恋がはじまる 小説

海野幸  高久尚子 

キャラクターがいまいち

先日購入し、読了しました。この作者の作品を読むのは初めてです。文章は読みやすく、タイトル・設定共に良かったと思います。
ただキャラクターが魅力に欠けます。また攻めであるキャラの告白シーンはわりと唐突で、そんな少し素直になったからってすぐに好きになる?とどうしても感じずにはいられませんでした。好きになった理由の説得力に欠けます。

個人的にはキャラクターの性格があまり合わなかったのかなと思いま…

4

ifの世界で恋がはじまる 小説

海野幸  高久尚子 

受けのキャラにいまいち好感持てなかった‥‥

2回読んでみたんだけど、なにかモヤぁ……ってするものがあり。
なぜなんだろう?と他の方のレビューを拝見したら、あーちゃん2016様が「その飛んだ先の自分のやり方をあまり良くないと感じているように思ってしまったところ。」と書かれていて、これだ!と。

元の世界の彰人は、営業に関しては新人同然なんだけど5年間技術部で仕事をしてきた自負があり、素直に教えを請うことも頭を下げることもできず、部内から…

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ifの世界で恋がはじまる 小説

海野幸  高久尚子 

こういう話がBLというジャンルで書かれることに拍手しました。

「自分ってどういう人なんだろう」って考えると、実はちょっと混乱します。
Aというグループと接している時は『A´の私』になっている様な気がするし、同じ様にBなら『B´の私』cなら『c´の私』になっているんじゃないかと。
なんか役回りを演じているようにも思うんですね。
それぞれのグループの人たちは、それぞれ『ちょっと違った私』を見ていることになるんですけれども、でも私の中では、私が分裂している訳…

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