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5/5(合計:46件)
竹宮恵子
むつこ
『もしも世の親たちが子らにもっとも価値あるものを残すとしたら ――親たちの試行錯誤の記録こそなにものにも勝る宝になるだろう それを信じてわが息子セルジュに短いわたしの青春をおくる ――可能な限りの愛をこめて――』 この巻には、大好きな日記エピソードがある。 親しい人がどんどんセルジュの周りからいなくなるなかで、幼いセルジュが、父親の残した日記を読む場面は、昔も印象的でした。 孤独なセルジュは、その…
『――その夜ジルベールはけっしてセルジュを傍らから離そうとはしなかった それがセルジュを受け入れた一つの印であったかもしれない 二人だけの時がもしこのまま続いていたなら それはたぶん動かし難い信頼になって二人を結びつけただろう』 長い長い夏期休暇、帰る場所のないセルジュとジルベールだけが学園に残ることになる。 セルジュとジルベールは激しくぶつかりあったあと、急速に接近する。 この巻が一番好きで…
『子どものころとは違う 今はぼくにもわかっている オーギュとの生活はぼく自身を狂わせるものだと! セルジュだ…… セルジュが悟らせたのだ――!』 やっと…やっとセルジュとジルベールが初セックスします。長かったw ジルベールはセルジュに傾斜していく。セルジュもジルベールに傾斜する。 二人っきりの世界。 セルジュはジルベールに触発されて、作曲することに目覚めていく。愛を得てスクスクと伸びていく若葉の…
『……ジルベール きみはぼくの半身だ そうと知るまえは なくても平気だったのに――』 『溶けてしまいたい… かくしてセルジュ ぼくをかくしてよ 君の中に――』 艱難辛苦を乗りこえたセルジュとジルベールの蜜月です。 ジルベールを嫌ってた友人たちも、二人に協力しはじめる。 ここに至るまでに、何巻も何巻もかけたのがスゴいよ。最近の漫画じゃ逆にあり得ないんじゃないかとw 15歳になろうとする(なったばか…
ついに最終巻です。 手に手を取って駆け落ちしたセルジュとジルベール。 パリの下町の狭くて汚い部屋で暮らしはじめたものの、『生活』するにはお金が必要で、お金のためには働かねばならず、働くといってもまだ15歳そこそこにしかならない二人にはマトモな仕事などなく。 二人の関係は少しずつ少しずつ歪んでくる。 真面目に働くセルジュをジルベールは理解できないのだ。 知らない人はいないと思いますが、悲劇的結末で…
かおる
児童ポルノが騒がれる今日この頃ですが、この作品を推進派の人たちに見せたら、目くじら立てそうです。 小悪魔ツンデレ総受けのジルベールは、あらゆるオヤジに体を求められます。冒頭からHしまくりです。 でもジルベールは、とっても官能的なんです。今のBLでは、あまり求められない要素ではありますが、とにかくゾクゾクするほどセクシーです。 最初は嫌がって抵抗しても、愛がスタートしてしまうと、それに抗うこと…