竹宮恵子さんのレビュー一覧

非BL作品

風と木の詩(6) 非BL コミック

竹宮恵子 

セルジュパパの日記

『もしも世の親たちが子らにもっとも価値あるものを残すとしたら
――親たちの試行錯誤の記録こそなにものにも勝る宝になるだろう
それを信じてわが息子セルジュに短いわたしの青春をおくる
――可能な限りの愛をこめて――』
この巻には、大好きな日記エピソードがある。
親しい人がどんどんセルジュの周りからいなくなるなかで、幼いセルジュが、父親の残した日記を読む場面は、昔も印象的でした。
孤独なセルジュは、その…

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非BL作品

風と木の詩(7) 非BL コミック

竹宮恵子 

鬼畜オーギュスト

『――その夜ジルベールはけっしてセルジュを傍らから離そうとはしなかった
それがセルジュを受け入れた一つの印であったかもしれない
二人だけの時がもしこのまま続いていたなら
それはたぶん動かし難い信頼になって二人を結びつけただろう』

長い長い夏期休暇、帰る場所のないセルジュとジルベールだけが学園に残ることになる。
セルジュとジルベールは激しくぶつかりあったあと、急速に接近する。

この巻が一番好きで…

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非BL作品

風と木の詩(8) 非BL コミック

竹宮恵子 

初セックスキター

『子どものころとは違う
今はぼくにもわかっている
オーギュとの生活はぼく自身を狂わせるものだと!
セルジュだ……
セルジュが悟らせたのだ――!』

やっと…やっとセルジュとジルベールが初セックスします。長かったw
ジルベールはセルジュに傾斜していく。セルジュもジルベールに傾斜する。
二人っきりの世界。
セルジュはジルベールに触発されて、作曲することに目覚めていく。愛を得てスクスクと伸びていく若葉の…

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非BL作品

風と木の詩(9) 非BL コミック

竹宮恵子 

短い蜜月

『……ジルベール
きみはぼくの半身だ
そうと知るまえは
なくても平気だったのに――』
『溶けてしまいたい…
かくしてセルジュ
ぼくをかくしてよ
君の中に――』

艱難辛苦を乗りこえたセルジュとジルベールの蜜月です。
ジルベールを嫌ってた友人たちも、二人に協力しはじめる。
ここに至るまでに、何巻も何巻もかけたのがスゴいよ。最近の漫画じゃ逆にあり得ないんじゃないかとw
15歳になろうとする(なったばか…

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非BL作品

風と木の詩(10) 非BL コミック

竹宮恵子 

最終巻

ついに最終巻です。

手に手を取って駆け落ちしたセルジュとジルベール。
パリの下町の狭くて汚い部屋で暮らしはじめたものの、『生活』するにはお金が必要で、お金のためには働かねばならず、働くといってもまだ15歳そこそこにしかならない二人にはマトモな仕事などなく。
二人の関係は少しずつ少しずつ歪んでくる。
真面目に働くセルジュをジルベールは理解できないのだ。
知らない人はいないと思いますが、悲劇的結末で…

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非BL作品

風と木の詩(1) 非BL コミック

竹宮恵子 

ジルベール、あぁ究極の総受け

児童ポルノが騒がれる今日この頃ですが、この作品を推進派の人たちに見せたら、目くじら立てそうです。
小悪魔ツンデレ総受けのジルベールは、あらゆるオヤジに体を求められます。冒頭からHしまくりです。
でもジルベールは、とっても官能的なんです。今のBLでは、あまり求められない要素ではありますが、とにかくゾクゾクするほどセクシーです。
最初は嫌がって抵抗しても、愛がスタートしてしまうと、それに抗うこと…

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