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1/5(合計:46件)
竹宮恵子
槙ちゃん
ネタバレ
正反対のふたりが一緒に生きていき、心が通じあったにも関わらず、最後にはジルベールが死んでしまう。 途中で死んでしまうのではないかとハラハラさせられて、絶対にそうはならないでくれと願いながら、迎えた最期。 起きてほしくないことが起きて、薬中になり馬車で轢かれジルベールは死んでしまいます。 本気で1ヶ月くらいジルベールロスで病みました笑 でもふたりにとっては、いい終わり方だったのではないかと思…
ピピン
下世話にも、まったくの好奇心で、「一度きりの大泉の話」を読み、続けて文庫版「少年の名はジルベール」を読んだ。 両著者、竹宮惠子氏と萩尾望都氏は、私のきらめく少女漫画愛読時代を彩った「24年組」と呼ばれる少女漫画家たちの恒星であった。 誠に失礼ながら、私はふだん漫画家さんが書いた文章の本に、読みやすさを期待しない。これまでの経験で思い込んでいる。 「少年の名はジルベール」の文章はすばらしか…
碧雲
最近BLものを読むようになって、やっとこの著書の存在に気づいて、そんなことがあったのか、と驚きました。竹宮先生が作風を変えた背景に、栗本薫先生との交流があった事も、最近知りました。 『ポーの一族』 『風と木の詩』 この2作をBLと知らずに愛読していたんです。ホントに私は鈍い・・ずっと腐女子してたんだ。 「『風と木の詩』の竹宮惠子 萩尾望都への嫉妬に苦しんだ日々」という記事や、 「…
★不条理な時代の主従の純愛-耽美作: 竹宮恵子先生の絵がとても綺麗、こまの割り方や描写の工夫がされていて素敵でした。頁数の割りに安価です。1999年の作品なのに古さを感じないのが凄い。丁寧で綺麗な絵で主人公が不幸に落ちていく様の描写は、不条理の無常観を深めます。 ★武士に関わる二つの話・・ 武士の世界で育った武将の教経は、武士を捨てて一族を守り、 父を知らず志田の認知に拘った槐丸は、孤…
ウルマ
そう言えば昔はストーリーの萩尾、キャラクターの竹宮という感じの言葉があったそうです。 同じ耽美系のジャンルを同時期に書かれていたおふた方ですが 萩尾先生は半神などに代表されるように、話作りがピカイチなのに対し、 竹宮先生ほどキャラに読者を入れ込ませる作家はいかったとかなんとか。 実際に今見てもジルベールのキャラ造形は一級品だと思います とにかく心理描写が卓越しているので読んでいて楽しい、…
甘食
竹宮恵子さんが20歳で徳島から上京してから、ライフワークとなる作品「風と木の詩」を連載できるようになるまでのあれやこれやを描いたノンフィクションですが、読み物として大変面白かったです。偉大なる少女漫画家達の若かりし頃の青春物語。登場する他の漫画家の名前もその作品も知ってる方ばかりなので余計に楽しめました。 主な登場人物は語り手の竹宮さん以外に、同世代漫画家の萩尾望都さん、竹宮さんのブレーン的…
あまりにも有名な作品なので何となくは知っていたのですが、恥ずかしながら先日竹宮恵子さんの展覧会に行って感動し、初めて原作漫画をしっかりと読みました。これが少年漫画と少女漫画しかなかった時代にいきなり出てきたら相当センセーショナルだったでしょうね。正に革命を起こした作品だと思います。これを20代の若さで書いたっていうのも驚きです。 ジルベールの奔放さのイメージが強いですが、ストーリーも主人公の…
青衣
たぶん今でも熱狂的なファンがおられる作品 完結から何年もあとに竹宮さんがジルベールのイラストを商業誌に描かれたとき、 作者であっても自由には描けない(もちろん権利の話ではない)ようにコメントを付されていたのを憶えている 非BLタグだが、BLの源流であるのは確か。それでもBLではなく、強いて言えばJune、ほんとうには少年愛の物語だと思う。主人公は少年でなければならなかったからである …
よっちゃん456
この作品が日本の少女漫画雑誌において初めて連載されたBLであり、BLの始祖と呼ばれるところはご周知のとおりである。私も一介の腐女子として”古典”を学ばねばと思い、購入した。 冒頭の衝撃的なエロティックなシーン。こんなことしていいのか。作者はどんな顔でこんなものを描いているのか。お嫁にマジでいけなくなるレベルである。正直「先生、大丈夫か」と思った。しかも、これが連載されたのは少女雑誌である。竹宮恵…
みみみ。
オリジナルの第1巻発売が1977年ですから、今年でちょうど40年が経つのですね。 若い時に読んだ作品を歳を取ってからもう一度読んでみることはとても意味のあることだと、今回しみじみと実感いたしました。 約20年振りに読み返してみて思ったのは、本作のラストシーンはこんなにも力強く美しいものだったのかと。昔とは別の意味合いの涙でいっぱいになりました。 今思うと若者らしい感覚だったと思いますが、…