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ふゆの仁子 奈良千春
橘盾
日本軍が中国侵攻を進めていた時代。 小説に、特に大きな歴史的事件が出てくる訳ではないのですが、混沌とした背景の中、英国貴族と身分的に許されない中国人男娼の恋バナです。 この時代にあっても不思議じゃない、清朝の血筋を掲げて新政府樹立をたくらむ組織が、2人の恋の1番の邪魔者ってところ。 その主要メンバーの「季明敏(リーミンミン)」は、記憶を失くし彷徨っていた孤児「月花(ユエホア)」を保護して…
ふゆの仁子 やまねあやの
ふゆの先生のシリーズものって評価が高いですよね。 こちらも初期のシリーズもの。 受け攻めのキャラが秀逸で、とても面白かったです。 ≪高慢な天使と紳士な野蛮人≫ 代々強運の持ち主の「槇哉千里」は、金持ちで美貌のカジノオーナー。 女王様・千里は横のモノを縦にした事が無いが、カジノ経営ではそのカリスマ性で上手くやっていた。 横に控えるは、12才から教育係として傍に居る「猪狩」で、カジノも…
ふゆの仁子 みささぎ楓李
参ったーっ!大好き! 期待しなかったのに(ふゆの先生ごめんなさい!)大好きな作品の1つになりました! 学生の頃に遊んでいた加嶋が、上司の娘と結婚してプロジェクトも成功して仕事も自分なりに動けるようになって出世街道まっしぐらーっ!という頃合いに、ふと昔のように遊んでみたくなった。 大学・会社の先輩の渡辺に紹介された「セフレ見合いパーティ」で、柔和な笑顔で誘ってくる男・瀬上に出会った。 …
ふゆの仁子 奥田七緒
ヒオリク
ネタバレ
王道の秘書モノです。 優秀な仕事ぶりに他所からヘッドハンティングされ、とある人物を任された主人公。 その相手とは、仕事もできるし見目も良い、悪い奴ではないけれど一つだけ困った点があったのです。 誘われれば寝てしまう、あったら食べるというような子供っぽさを併せ持つゆえに付いた女性秘書とはかたっぱしから関係を持ち、女性関係に問題を起こすやり手の弁護士でした。 そんな状態を脱却させるべく選ば…
ふゆの仁子 沖銀ジョウ
ぶりしゃぶ
コワモテかと思いきや、意外にヘタレな攻めと、世間知らずでウブなのに、意外と意地っ張りな受け。 受けに降りかかった問題は、最終的に全て攻めが解決してくれますが、どうも心配になるほどぼんやりさんの受けなので、もうちょっと努力を覚えてもよかったかもしれないww もうかなり早い段階からラブラブに落ち着くんだろうな、が見える主人公カップルよりも、脇の、ホスト×元ホストのカプのその後の方が気になりました。…
ふゆの仁子 海老原由里
茶鬼
03年の作品にドラマCDブックレットに掲載したショートと、書き下ろしを加えた新装版です。 この題名『世界のすべてが敵だとしても』ああー、何かどっかで聞いたフレーズだな~、何かの小説でも誰かが言っていたな~、と思いつつもダイレクトに題名に据えるところが何か潔い! しかも、それは主人公達の立場そのものでしたので、やっぱりこれ以外にないか。。って感じ。 この続編が出るそうですが、次回作は『世界はふ…
ふゆの仁子 北畠あけ乃
クレタコ
帯『恋を知ったソムリエのくちびるは甘くなる。』 陽[受]はワインをこよなく愛し、一度飲んだワインの味は忘れないというソムリエ見習い。 金持ちの社長槌谷[攻]が若いソムリエ見習いの才能と人柄に惚れて一人前のソムリエにしようと協力してくれるんですが、そこに陽の先輩ソムリエと槌谷の関係が微妙に絡んでくるので、誤解やぐるぐるがあってお互いの気持ちを知るのは最後になってから。 ともかくワインの蘊蓄…
ふゆの仁子 水木かおる
M
目線を変えて、番外編です。 物語の主人公は、冴木に憧れていたけれど、とんでもないことをしでかして、冴木に背を向けられてしまったホストの加賀。 尊敬して、信頼していた冴木に見捨てられて、ホストとしてのやる気も失って、ただだらだらと日々を過ごしていた加賀は、行きつけのバーのオーナー羽村に「ホスト」という仕事を馬鹿にされる。 プライドの高い加賀は、売り言葉に買い言葉で、プロのホストとし…
前作は割と、出会いの綺麗なお話だったように思うんですが、今作は、くっついた後の「不安」だとか「嫉妬」だとかの要素が多く含まれたちょっと人間味が出てきたお話、のように個人的には思いました。 前作は、前作でとっても綺麗で嫌いじゃなかったんですが、現実はそんな綺麗なことだけでは済まないので、この話があってよかったなー、と思います。 正直、前作のラストで二人で仕事を辞めて一戸建ての家に住んで…
画材店に勤める店員さんとホストの恋。 きらびやかな世界にいるはずなのに、どこかさびしげなすがるような視線で見つめられて、水島は彼を邪険にできなくて……という話。 この話の一番のよかったところは、二人の心の交流でしょうか? まったく別の世界に生きているのに、お互いがお互いの仕事のことをきちんと尊重しつつ、その上で、二人の距離をちょっとずつ近づけてる感じが、すっごこく好感度が高か…