ふゆの仁子さんのレビュー一覧

engage 君だけを愛す 1 小説

ふゆの仁子  石田育絵 

よくも悪くも初期のBL

伊関拓朗は、小さな劇団の舞台役者だった。
高校時代に、自らの性癖を自覚し、それ以来周囲と距離をおいて生活してきた。
大学に入ってから演劇と出会い、役者を目指すようになってからは、大学も辞め、そのことが原因で家族とも絶縁状態になってしまった。
そんな伊関の前に現れたのは、大手広告代理店課長・永見潔だった。

永見は、手がけたプロジェクトすべてが成功し、若くして課長の地位を手に入れたやり手の…

1

梨園の貴公子 ~玉響~ 小説

ふゆの仁子  円陣闇丸 

いつも同じような問題で衝突する二人。

…なのですが、それでもやっぱり読んじゃいます。特に、前回の「破瓜」と異なり、今回は本線の二人に戻ると判ってからは発売が尚更に楽しみでした。

設定・ストーリー・人物達が好きなのは言うまでもないのですが、円陣さんの絵があまりに綺麗なので(このシリーズの挿絵を円陣さんに決定された方のマッチングのセンスを称賛します)お話の魅力が更に増す事と、品の良い敬語攻が好きなのかも。一見不遜なまでに自信に溢れて…

3

偽りのコントラスト 小説

ふゆの仁子  水名瀬雅良 

会話しようよ…

余裕ある年上の男・阿南と、生意気ワンコっぽい年下の男・瀬下。その二人から求められる主人公・岡崎ですが、相手を理解したいと言っては情事を重ねる三人の心理状態が理解できませんでした。いや…大人なんだからまずは会話しようよ?まだ肉欲だけに溺れて3Pでもやってくれたほうが分かりやすかったと思います。

そもそも阿南と瀬下の一番強い感情(not 恋愛感情)はお互いに向いていて、岡崎は二人の複雑な衝突の触…

1

忘れられない唇 小説

ふゆの仁子  新藤まゆり 

山科の10年を返してあげて

途中まで結構面白く読んでいたのに、終盤の展開にがっかりしました。そんなカンジを2で割って、★3です。

主人公の小椋は、10年前に肉体関係を持ちゲイを自覚する切欠となった相手・曽根に対しては受、10年間ゆっくりと穏やかな関係を続けている恋人・山科に対しては攻という設定。男性同士だとそういうこともあるかなーと、この描写は興味深かったです。

小椋の感情を顧みずひたすら激情をぶつけてくる曽根に…

1

龍を飼う男 小説

ふゆの仁子  奈良千春 

ティエン×高柳カプ1作目

ウェルネスマートシリーズ、新CP ティエン×高柳の1作目。シリーズといってもこれまでの流れとはほぼ関係ないので、独立して読める。

今回のCPは、美しい受けの高柳と、香港マフィアのティエンの攻め。ティエンはスーツ眼鏡で高柳より一回り大きな男(サイズじゃなくて度量)。

しょっぱな、高柳は仕事絡みでいきなり同級生だったティエンの元を訪れ、自分の体を金で買ってくれと提案。この辺のありえなさにち…

1

Leafy ACT.17 グッズ

リアルタイムで読みたかった

ファンクラブ会報誌なので、リアルタイムで読みたい情報が詰まっています。作家のメールアドレスやUSL、プレゼント、新刊情報に、ファンの似顔絵やお便りが、当時の雑誌らしい雰囲気を醸しています。

この号の大特集、ふゆの仁子先生は12ページ。当時の作品紹介のほか、インタビューが3ページあります。

作家特集は3名。
円陣闇丸先生は、スィートギャラリー5ページ。使用画材の他、挿し絵に対してコメン…

2

桐生弁護士の真夜中の秘め事 小説

ふゆの仁子  陸裕千景子 

ツンデレな暴君

受けはちょっとドジだけど真面目で誰からも好かれる西條弁護士で、
攻めはクールで優秀だけどわがままで暴君気味な桐生弁護士。
とどちらも私の好みのタイプではないのですが、
シリーズ4作読んでラストなのでこれも読みました。

二人は別の事務所に所属しているですが、
今回共同で案件をやる事になったのですが、
初っ端から暴君ぶりを丸出しの桐生。
しかも、昔一度だけ寝た事をネタにして、
西條…

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朝比奈弁護士の昼下がりの情事 小説

ふゆの仁子  陸裕千景子 

美人ちゃんと駄々っ子

受けが美人さんなエリート弁護士の朝比奈で、
攻めは米国大企業のエリート会社員なエドワード。
朝比奈はちょいツン系で記憶を無くした影あり。

エドワードが朝比奈に焼餅を焼いた事から始まって、
そんな経験のない朝比奈が命令として抱かれる事に。
と強姦ではないけど無理強いなので程よく萌えます。

途中までかなり俺様なエドワードが時々見せる優しさがあって、
あれ?と思ってると朝比奈が両親…

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ソムリエのくちづけ 小説

ふゆの仁子  北畠あけ乃 

初心者にオススメ

一見意地悪そうな社長で攻の槌谷は好みですが、
小生意気なかわい子ちゃんなソムリエ見習いの陽は好みでなくて、
と言う事もあって今一つ萌え感上がらなかったです。
でも、陽のようなタイプが好きな方にはお勧め。

デキるうえに美人さんな先輩実光と、
槌谷の仲を陽が誤解するのはすごくわかるのですが、
誤解が解けた時があっさりし過ぎ?

あとワイン会の事件がちょっと気になります。
実光のよ…

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滴る蜜の淑やかな誘惑 コミック

ふゆの仁子  海老原由里 

王道すぎて物足りない

ふるの仁子さんの小説「滴る蜜の甘い情熱」のスピンオフ作品のようです。
小説未読でも読むのに支障はありませんが、他の2カップルについて、何やらストーリーがどこかであるんだろうなというのは、冒頭部分で感じます。

この作品が気に入ったなら、そちらも読もうとは思ったのですが…、うーん、ちょっと王道すぎて物足りませんでした。

最初、ソムリエ祐真(攻め)目線から入ったので、主人公は祐真なのかなと…

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