山中ヒコさんのレビュー一覧

王子と小鳥 コミック

山中ヒコ 

王子が素敵すぎる

借金のすえに異国の奴隷市場で売られ、奴隷になった日本人の圭一。競り落としたのはハーリド第二王子。

アラブ攻めだけど、一般的にイメージされる傲慢俺様なアラブ攻めじゃありません。
言葉が通じない二人が、言葉の上達とともに少しずつ惹かれあっていくのもいいし、圭一のことを愛するようになった王子はベッドを共にしながらも手を出してこないところもいい。奴隷ではなく一人の人間として尊重していて心砕く様が読…

5

500年の営み コミック

山中ヒコ 

どんなに美しい矛盾でしょうか…

これも改めてのレビューです。

寅雄と光の長い長いラブストーリーです。
感情移入してしまうと本当に涙が止まりません。

その人は、その物は、たったひとつしか存在しないからこそ愛しくて美しいんです。そして儚く散りゆくものだから…自分がどれだけ破滅の道へ進んでしまうのだとしてもそれは愛しいと思う人こそが抱えることのできるものが矛盾だと思うのです。
最初の悲劇もなにもかもスッと胸のなかに入っ…

7

涙三滴、薔薇の花びら コミック

山中ヒコ 

再会シーンに涙しました

王子と小鳥の続編、ずっと読みたかった作品でした。 初めて読んだ同人誌なのですが、ものすごく感動しました。 短いページで二人が一緒にいる場面は本当に少ないんです。 ラブラブしているわけでもない…なのになんでこんなに暖かい気持ちになれるんだろうか、とても不思議です。

スズキとハーリドが再会するまでの謹慎期間、二人はどんな思いで過ごしていたんだろう。 手紙を抱き締めながら眠ったりしたのかな…

6

500年の営み コミック

山中ヒコ 

試しに読んでみたけれど(ネタバレあり)

こちらで絶賛されていたので、それなりに期待していたのですが...。
すいません、あまり趣味ではありませんでした。

 主人公が眠りについてからの細かい世界設定から、作者のこだわりが垣間見えたのはよかったです。とはいえ、登場人物達の掘り下げが浅く、どうも設定だけが空回りしている印象を受けました。

 それと全体的に心理描写が少ない。作品として一番大切な筈の導入部分も、生前の攻めと受けのエピ…

8

500年の営み コミック

山中ヒコ 

最愛の人が不慮の事故で死んでしまう、という設定がダメでした。

やはり泣ける作品には、よほどの覚悟がない限り近寄らないほうがいいな。。。
自分に半端ないダメージがきます。

最愛の人が不慮の事故で死んでしまう、という設定がダメでした。
そして主人公は後追いするんですけどね。
主人公の恋人が死なないとこのお話が始まらないのですが、
この前提の時点でもう色々想像が膨らんで撃沈。
愛する人が死ぬ、というのは自分にとって地雷なんだとつくづく思い知らされま…

3

エンドゲーム 2 コミック

山中ヒコ 

どこまでいっても犯罪者

え? 自首しないまま?
え? 時効ってこと?
え? 受も犯罪者ですよね?
せめていい人キャラなら、受おまえだけでも自首しろよ!
ヒトヒトリ殺めておいて、罪も償わないで、
なんで最後は「めでたしめでたし」なの???
え?えーーーーーーーーーーーーーーーー!?
という驚愕かつストレスフルな感想しか残らない作品でした。

まず攻受それぞれが事件の真相に対して
葛藤があまりにも浅薄すぎ…

1

500年の営み コミック

山中ヒコ 

こんな素晴らしい作品は他にありません。

もう何十回も読みました。そしてその倍泣きました。
初めはただ主人公が可哀想で仕方なくそれと同時にアンドロイドの少し寂しそうな表情にやるせなさを感じました。
しかし後半からただただ切なく胸が締め付けられて自然と涙が流れてました。
この作品は読めば読むほど感情が作品に入り込みより理解が深まると思います。
特にボーナストラックの【250年の営み】がグッときました。
ここまで泣ける作品に私はまだ…

11

500年の営み コミック

山中ヒコ 

何気なく読むもんじゃなかった

不慮の事故でなくなってしまった恋人の後を追って飛び降り自殺をした受けが目を覚ますと250年後で、傍らには亡くなった恋人と瓜二つのアンドロイドが・・・って冒頭から始まります。

とても文学的な考えさせられる内容でした。
綺麗で情緒的で、ほんのり寂しいような、ほのぼのするような・・・形容しがたいですが、美しいお話だな~と思いました。

何の前知識もなく読んでしまったので、エンタメ性の軽い内容…

3

王子と小鳥 コミック

山中ヒコ 

余韻 はんぱねー

おかしいなあ、今日は笑い転げる作品を読む予定だったのに。
本棚整理中に出てきた山中先生の「500年の営み」
夢中になって再読、たりねーと思って、ひっぱりだした当作を再読。
どっちの作品も落涙もの。
どうしようもなく記憶に残る一冊には間違いないので神。

アラブにハマっていた時に、当作に到達。
もちろん、王道アラブしか知らなかったので、最初はびっくり。

万人受けする絵ではないだろ…

11

ギブズ コミック

山中ヒコ 

攻めは何がしたかったのか。。

王子と小鳥が良かったので別の作品も読んでみたくて購入。
表紙だけだと攻め受けどっちか分かりませんでしたが、冒頭からいきなり気になる展開!!
攻めの見せる静かで粘着な執着にキュンキュンしていましたが、読み進めるうちにまさかまさかの大ドンデン返し。
一筋縄でいかないとは思ってましたが、思ってもみない展開でした。
いくら裏切上等の世界でもそれはやり過ぎだろー!と愕然としてしまいました。
攻めは…

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