田倉トヲルさんのレビュー一覧

ラムネのシャララ コミック

田倉トヲル 

ラムネビンが友情だとして ビー玉は…

道で倒れた釜地を助けてくれた鈴屋。お礼を言いそびれてしまい、もう一度会いたいと思っていた釜地が弟をプール教室へ送りに行くとそこにいたのは...

人も背景もすべてがキラキラしていて、カラッと晴れた夏の爽やかさを感じます。この作家さんの絵は夏がよく似合う。
5年ほど前に描かれた作品とのことですが、絵も綺麗で中身もあり、40ページとは思えない満足感がありました。

恋する気持ち、光を反射させ…

4

オカルト探偵 悪魔の誘惑 小説

愁堂れな  田倉トヲル 

イケメン王子に求愛されるドジっ子

前作「オカルト探偵堕ちたる天使」で、高校時代からの親友で今は探偵の清水麗一から告白されたヒラ刑事の三宮(告白の前に奪われちゃってますが…)。清水が近付いてくると頭が真っ白になって、拒む気もないけれどちゃんとした返事もできないでいる。
そんなある日「泊まりに来ないか?」と誘われてどぎまぎ。案の定食事の後イイ雰囲気になったところに呼び出しの電話が!
さて今回の事件は、予約3ヶ月待ちの人気占い師「水…

1

オカルト探偵 墜ちたる天使 小説

愁堂れな  田倉トヲル 

霊感・美探偵と平凡刑事

オカルトっぽいお話を読んでゾクゾクしたいなぁ〜と思って購入しました。
で、オカルト探偵って何だ?
見えないものが見える、特殊能力の持ち主。有名イタコの孫。眉目秀麗・成績優秀・スポーツ万能・性格も明るい、そんなパーフェクト人間清水麗一。彼こそオカルト探偵であります。
相棒は高校からの親友、三宮。平々凡々な所轄の刑事さん。
事件は新興宗教「聖なる泉」絡みの奇妙な連続自殺事件。
教祖様は少女の…

1

拝啓、兄さん様 コミック

田倉トヲル 

是非読んでみてください

数年前に表紙で買ったものです。
血の繋がる者同士特有の葛藤をベースに物語は進んでいきます。
兄弟互いにブラコンで、読んでてほっこりする物語だと思います。
季節も夏が舞台となってるので、どこかしら切なく感じました。
田倉先生らしくストーリー重視な作品です。
おセッセの描写は無く、中盤に少し触れ合う程度。
少しだからこそ気持ちがこもってるというか…そんな気がしました。
幼なじみの女の子や…

3

黒髪の花嫁、伯爵に翻弄される 小説

義月粧子  田倉トヲル 

健気で賢い花嫁さん

義月粧子さんの花嫁モノは初読み。
(既刊に「宿命の婚姻~花嫁は褥で愛される~」という作品があるようですがそちらは未読)

花嫁モノらしい甘さもありますが、俺様攻め×健気聡明受けという義月作品おなじみのカップリングは健在で、受けの暗躍による頭脳戦っぽい展開も楽しめる一冊です。

王宮の事務官・カイ(受け)は、侯爵の息子で近衛隊隊長のギルバート(攻め)に花嫁として嫁ぐことに。
王暗殺計画容…

12

黒髪の花嫁、伯爵に翻弄される 小説

義月粧子  田倉トヲル 

全て読んでます。大好きな作家さん

大 大好きな作家さんです。
既刊は全て読んでいたので新刊を首を長~くして待っていました。

いつもと違う感じの時代背景で えっと思いましたが、そこはやっぱり
義月先生 健気な受けと 勘違い、無神経攻めでした。このカップリングがたまりません。

中盤から受けがドンドンかわいそうな展開になり 涙が止まりませんでした。
最後は誤解もとけあまあまになりますがもう少し今後のカイの幸せぶりが読み…

6

拝啓、兄さん様 コミック

田倉トヲル 

ブラコンもいいですね

兄弟もの、苦手なんですが生々しいことがなかったので大丈夫でした。
兄弟ものだとどちらかと言うとエロ重視になりがちですが兄として弟を大切に思う気持ち、弟として兄を慕う気持ちがしっかりとそこにはあってそれを壊したくない気持ちが強いので、焦れったいけど物語に深みがある気がします。
ブラコンと言うのは現実的には一方的なことが多いような気がしますが、二人がいつまでも清らかな心の繋がりだけを大切にする兄弟…

1

Comet Halley 小説

柏枝真郷  田倉トヲル 

発展途上の街で

「Newspaper Row」の続編で、事件もので一話完結ですが、恋の進展は順を追っているのであちらを先に呼んだほうが内容が分かり易いと思います。

舞台は100年ほどまえのアメリカで、主役のトムとアルバートはそれぞれ別の新聞社に勤める新聞記者。
いつでも全力疾走のトムと、お金持ちで頭もいいのに気取ったところのないアルバート。
前回はまだ記者見習いだったトムは今回無事本採用になるのですが、…

1

Newspaper Row 小説

柏枝真郷  田倉トヲル 

恋と事件と

禁酒法時代のアメリカ下町を舞台にしたお話で、ミステリーを好む作家さんだけあってやはり事件ものでした。
ヨーロッパや日本の近世のお話はたまに読みますが、このくらいの時代のアメリカ・下町のお話って初めてかもしれない…とわくわくしました。
街の背景の描写も楽しんで読め、イラストもとてもよかった。

ミステリーというよりサスペンスドラマのようです。
主人公の一人、アルバートはカフェで起きた射殺事…

1

こいものがたり 1 コミック

田倉トヲル 

まさしく青春

最近のBLって男を好きになることの葛藤とかリアルな心理面とかわりと飛ばしがちな印象があるので、この作品の緻密に描かれているゲイであることの悩みが新鮮でした。
登場人物が多くて仲間とわいわいしてるシーンが多いので、1巻ではBL感は薄いです。2巻から大きな動きがありそうかな?
少女漫画のような、少しずーーつ変化していく登場人物が見たい方にはおすすめ。ガッツリBLじゃないといやって方はやめといた方が…

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