田倉トヲルさんのレビュー一覧

こいものがたり 1 コミック

田倉トヲル 

同性愛を絡めた青春群像劇

待ちに待った二巻が出たので一巻をおさらいです。

ゲイが身近にいるとは思っていなかった高校生と、クラスメイトのゲイが少しずつ仲良くなって理解を深めていくというお話で、がっつりBLを!!エロを!!という人にはとにかく不向きだと思います。

クラスメイトの吉永がゲイでは?と気づいてから、自分の友人がそういう目で見られていると思うとあまりいい気がしないし、できれば吉永と関わりたくないと思う長谷川…

4

独占欲 小説

田知花千夏  田倉トヲル 

自分の好みに合えば神評価になると思う話だった

初読み作家さん。
ガチ兄弟モノが好物だから手に取りました。

以下、ネタバレしています。

実弟である真陽の愛情から逃げようとして交通事故に遭い
病院のベッド上で1ヶ月間ほど眠り続ける光。
冒頭から続くのは、その光が見ている夢の内容で
光の過去の記憶と願望とが入り混じったもの。

夢の中では実弟の真陽は義弟で、光とは恋人同士でもある。
仕事の都合で遠くに住む両親と離れて2人だ…

2

黒髪の花嫁、伯爵に翻弄される 小説

義月粧子  田倉トヲル 

さらさらっとお茶漬けみたいに読んでしまった作品

あくまでも私の主観ではありますが、
タイトルに『花嫁』とか『伯爵』とか付くと、
どうしてもTLっぽい印象を受けます。
TL読んだことないので何とも言えませんが、
あくまでも私の中のイメージで……!

今回の作品は、義月さんどうしちゃったの?
と、思わず表紙を見返して作者を確認したくらいらしくない感じが……

文章も直球で、ストレートすぎて面白みがない。

とにかくカイが健気で…

0

セロ・メロウ コミック

田倉トヲル 

収録作全部にきゅんきゅんできる。

同作家さんの「ラムネのシャララ」がとても繊細なキラキラ青春系で良かったのでこちらも入手しました。

やはりこちらの本も期待を裏切ることなく、6話どれもきゅんきゅん出来て外れナシの良質短編集。

恋が始まりそうなドキドキ感、恋が始まったばかり甘酸っぱさ、かと思えば高校生なのにプロポーズまでしちゃってる若さゆえのストレートさ、若いっていいねって素直に思えるお話ばかりでした。

最後に掲載さ…

2

ラムネのシャララ コミック

田倉トヲル 

キラキラ、シュワシュワ、夏に読みたい

「ラムネのシャララ」
このタイトルを見て、あ!なんか良さそう!と感じた方は読んだほうがいいです。
絶対にその期待を裏切りません。

夏のプールで繰り広げられる二人のお話。

恋する気持ちをラムネの泡に例えたり、恋をラムネの中にあるビー玉に例えたり、友情をラムネ瓶になぞらえたりとタイトルにもなったアイテムの使い方が非常に上手でした。
タイトルの通り、シュワシュワしたはじけるような清涼感…

3

帝国の花嫁~身代わり王子の婚礼~ 小説

秋山みち花  田倉トヲル 

もっと内容を掘り下げてほしかったかな。

大雑把にまとめちゃうとcoccoの“幸せの小道”みたいなお話です。私的には。
森の中で暮らしていたセレスに、バルビエ帝国の皇子キリアンが一目惚れしちゃうけど、このキリアンには実はある思惑があって・・・。

好きな感じのストーリーでしたが、後半部分がやたら駆け足で進んでしまったのが残念です。助けられていきなり「好き」っていうのはどうなのさ。シエルの目のこととかオリヴィエについてのこともあるので…

1

帝国の花嫁~身代わり王子の婚礼~ 小説

秋山みち花  田倉トヲル 

ヴィクトルに一票!

百年に一度、国の王子が婚姻を結ぶ──。
自分の出生が実は自国の皇子、しかも忌み嫌われていた双子だと聞かされたセレスは、毒を盛られ失明の危機にある兄の身代わりとして式に臨むことになり──。

婚姻相手のキリアンに身代わりがバレていることや、そのことでキリアンにいいように翻弄されることなど、楽しい展開。
セレスのキャラもキリアンのキャラもとってもいいのですが…最後がちょっと惜しかった…。

0

黒髪の花嫁、伯爵に翻弄される 小説

義月粧子  田倉トヲル 

稚拙すぎる

文章が稚拙すぎて読めなかった。ヨーロッパの色んな国の名前が使われてるのも違和感。

1

拝啓、兄さん様 コミック

田倉トヲル 

切なかった…

本当の本当の兄弟。
ただの同性愛どころのタブーではありません。

好きだけど、突き進むわけにはいかない。
わかっているけど断ち切れない。
そんなじりじりした気持ちを丁寧に丁寧に描いてあります。

巻末のイラストを見るに90年代初頭が舞台なのかな?
それにしてはさらにノスタルジックな感じがしましたが
絵がとっても綺麗で、畳の匂いや彼らの生活音
夏の湿度まで感じられそうなほど。

8

ラムネのシャララ コミック

田倉トヲル 

ラムネビンが友情だとして ビー玉は…

道で倒れた釜地を助けてくれた鈴屋。お礼を言いそびれてしまい、もう一度会いたいと思っていた釜地が弟をプール教室へ送りに行くとそこにいたのは...

人も背景もすべてがキラキラしていて、カラッと晴れた夏の爽やかさを感じます。この作家さんの絵は夏がよく似合う。
5年ほど前に描かれた作品とのことですが、絵も綺麗で中身もあり、40ページとは思えない満足感がありました。

恋する気持ち、光を反射させ…

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