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松雪奈々 小椋ムク
雲絶間姫
ネタバレ
突拍子もない設定がやがて快感に変わる松雪作品。誰が見ても異常な事態に追い込まれながらも、登場人物たちの反応は読者の予想を裏切り、すこしずつすこしずつ、おかしな角度にお話がねじれてゆく。 今回、異常な事態の餌食となるのは企業の知的財産管理部という、非常にお堅い部署の皆さん。本職が理系の専門職だったという作家さんだけに、毎度お仕事関係の描写はきっちりしてます。それゆえ科学的に説明不可能な「憑…
月村奎 小椋ムク
高律
元カレに「淫乱」と言われたことで自分は淫乱だと思い込んでしまう。 それがなんだかどうも・・・ たしかに元カレからは、かなり辛く悲しい思いしかしてこなかったけど 言われた言葉を「そうだ、自分は淫乱」と決めつけちゃうのが 月村先生っぽい感じでしょうか。 健気な受けが、自分ばかりを攻めちゃうケース。 大好きな人と偶然会えて天にも昇る気持ち・・・よくわかります。 部屋にポスターを貼ったり、そ…
一穂ミチ 小椋ムク
ポッチ
一穂さんに小椋さんの挿絵、ということで内容も確認せずに購入してみました。 内容は、というと良くある再会モノ。海外赴任から帰国し新しい部下に挨拶したら、過去に会ったことがありかつ一夜を共にしたことのある青年で…。 という既視感のあるお話なのですが、さすが一穂さん、ぐいぐいと話に引き込まれてしまいました。 淡い恋心を覚えていたのに、その気持ちから逃げるように相手から去って行った攻めの達生…
素敵な攻めにネガティブ受けという月村さんらしいお話でした。 う~ん、月村さんの書かれるネガティブ受けって好きなんですけどね、この作品の受けくんはちょっと…、って思ってしまいました。 確かに初めての恋人に「淫乱」と言われ続けたことで「自分は淫乱だ」と刷り込まれてしまうのは分からなくはない。ましてやその恋人は自分の鬱憤を晴らすかのようにそのセリフを言っていたわけで、玲に非があるわけでもなく、玲…
時系列で言うと本編の最後の仲直りエチをしたあと、中野さんが椎名くんを迎えに来る前のお話です。椎名くん視点で書かれています。 一人SMで蝋燭を使ったせいで蝋が付いた腕に違和感を感じて夜中に目が覚めた椎名くん。寝ている玲を見つめて「可愛いなあ」などと幸せを噛みしめつつ、ケンカのきっかけになったSMグッズを思い出します。それに付随するように玲の元カレに嫉妬する気持ちも湧きあがり、でもそういう自分を…
樋口美沙緒 小椋ムク
薄雲
前作で腹括った望。 だったら今作は俊一が潔く好きだと認める番だな、うん、と思って読み始めたら……。 俊一、こら。 半分以上過ぎたあたりで、思わず閉口。 ページの無駄遣いじゃないのかって勢いで、俊一の往生際が悪いです。 同じ所をぐるぐるぐぐるぐると。 友達の恋愛相談なんかで、同じ話エンドレスで聞かされるのと同じレベルのストレスでした。 結論出てるんでしょ、だったら動けー! と…
小椋ムク
楓花
ムクさんのチビっ子キャラは必見です(*´Д`*) …あ、でも1番の見所は“おたふく仮面”かもしれません(ノ∀≦。)ノぷぷ-ッ笑 ■みづいろとぴんく、それからだいだい。/おまけ■ 百成(バスケ部後輩)×瑞木(バスケ部先輩) 寡黙な部活の後輩・百成と付き合い始めた瑞木は、とうとう百成の家に行くことになる。 いつも口数の少ない百成…今日のことだって突然で戸惑っている。 期待と…
この本が初コミックス作品なんだそうで。 全体的にほわほわとした可愛らしいお話でした。 ぷにぷにしたチビっ子の絵は可愛いし、ふにゃぁ~って泣く受け可愛いし、笑う受け可愛いし、攻めは優しそうだしー…やっぱムクさん好きだわ! 『ラ・ラ・バイバイ』には禿げ萌えた(〃д〃) 絵文字の多さで私のテンションの高さが半端無いことが表現されているような感想欄(笑) ■ふるえる夜のひみつごとⅠ(攻め…
なんだろう、あまり感情移入できなかったです。 受にも攻にも、自分に共通する部分が皆無だったせいかも。 私は受の不幸は蜜の味だと思ってるところありますが、それって攻を一途に思ってて、攻をはじめ周囲の環境や人間が酷い目あわせたりってことなんですが、望の「攻に対する一途な想い」は、私の中でちょっと違うなという所があって、もやっとしたものが最後まで残ってしまいました。 望が全てを許してしまうから…
凪良ゆう 小椋ムク
やまいも
好きな人を亡くしたところから物語は始まります。もう、その時点で色々切ないのですが、亡くした悲しみを抱えて一緒に逃亡する相手は好きな男の息子。小学生。二人の束の間の日々が温かく穏やかであるだけに崩れ去ったあとの虚無感はひとしおです。 それにしても、波留にとっての裕也への気持ちと椢への気持ちは、きっと最後までイコールではなかったのだと思います。それでも、二人とも脆くて儚い波留を救った存在であるこ…