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崎谷はるひ 小椋ムク
gamis
不機嫌シリーズ第三弾!惜しく寂しくも最終巻です…。 今回はね。ホントね。 颯生がかっこいいよぉぉ! うん、かわいいんだけどね? 謙ちゃんの部屋から帰る寂しさ、謙ちゃんが帰って行く寂しさ。 寂しいと思うと同時に好きだな、と感じて。 あとちょっとだから、ちゃんと味わっとこう…なんて。 そうよね、謙ちゃん。かわいくて死ぬよね! だけど今回謙ちゃん弱ってます。 そんな謙ちゃん…
不機嫌シリーズ第二弾! 颯生の学生時代のアルバムをきっかけに颯生の昔のオトコが露呈して、そこから意地の張り合いのケンカが始まるんですが…うん、謙ちゃんって繊細だったんだねぇ。 颯生の一言から…ムスコさん、おっきしなくなってしまいましたー。 それによってケンカは深刻なものに。 そりゃあねぇ…事情知らない颯生にしたら、拒まれてホテルに一人置き去りされちゃあ傷つきますよね。颯生の性格なら…
基本的にわんこ攻めはそんなに好きじゃなかったはずなのに…なによなんなの謙ちゃん!惚れちゃったじゃないのーーー! ことの始まり。スマートではないマヌケさにいい意味で裏切られ、そこからぐぐぐっと引き込まれてしまったこのお話。 ダメだ謙ちゃんいいっ!颯生もいいっ! 基本わんこな謙ちゃんですが、暴走するのもまたオイシイです。男は結局野獣ってか。笑 颯生は颯生でツンデレ具合が半端ない。 恋…
松前侑里 小椋ムク
こにしそる
ネタバレ
松前さんは好きな作家さんですが、今回は凹凸がそこまでない割と平坦なお話だった気がします。 人気漫画家とそのアシスタント(といっても家事全般の)のお話。 主人公は大人しめの癒し系で、「ご飯をつくる」事が主なお仕事のため、最初から最後まで家庭的でほのぼのした雰囲気のお話でした。 主人公はゲイでのため「誰かを好きになる」という事に意識して歯止めをかけています。けれどそれがそこまで重い制約に…
樋口美沙緒 小椋ムク
みどり子
途中までは正直、望の余りのダメんずっぷりにイライラしました。これって所謂DV被害者の共依存よね、なんて思いながら読んでいましたが、後半の望の感情の変化にぐいぐい引き込まれました。 心の内にある寂しさの穴、求めるばかりで周囲から既に与えられていた愛情に気づいていなかったこと、家族との関係の修復。様々な過程を経て成長してゆく望が後半になるにつれどんどん愛おしく思えました。 王道BL的な『ずっと幼馴…
松雪奈々 小椋ムク
雲絶間姫
突拍子もない設定がやがて快感に変わる松雪作品。誰が見ても異常な事態に追い込まれながらも、登場人物たちの反応は読者の予想を裏切り、すこしずつすこしずつ、おかしな角度にお話がねじれてゆく。 今回、異常な事態の餌食となるのは企業の知的財産管理部という、非常にお堅い部署の皆さん。本職が理系の専門職だったという作家さんだけに、毎度お仕事関係の描写はきっちりしてます。それゆえ科学的に説明不可能な「憑…
月村奎 小椋ムク
高律
元カレに「淫乱」と言われたことで自分は淫乱だと思い込んでしまう。 それがなんだかどうも・・・ たしかに元カレからは、かなり辛く悲しい思いしかしてこなかったけど 言われた言葉を「そうだ、自分は淫乱」と決めつけちゃうのが 月村先生っぽい感じでしょうか。 健気な受けが、自分ばかりを攻めちゃうケース。 大好きな人と偶然会えて天にも昇る気持ち・・・よくわかります。 部屋にポスターを貼ったり、そ…
一穂ミチ 小椋ムク
ポッチ
一穂さんに小椋さんの挿絵、ということで内容も確認せずに購入してみました。 内容は、というと良くある再会モノ。海外赴任から帰国し新しい部下に挨拶したら、過去に会ったことがありかつ一夜を共にしたことのある青年で…。 という既視感のあるお話なのですが、さすが一穂さん、ぐいぐいと話に引き込まれてしまいました。 淡い恋心を覚えていたのに、その気持ちから逃げるように相手から去って行った攻めの達生…
素敵な攻めにネガティブ受けという月村さんらしいお話でした。 う~ん、月村さんの書かれるネガティブ受けって好きなんですけどね、この作品の受けくんはちょっと…、って思ってしまいました。 確かに初めての恋人に「淫乱」と言われ続けたことで「自分は淫乱だ」と刷り込まれてしまうのは分からなくはない。ましてやその恋人は自分の鬱憤を晴らすかのようにそのセリフを言っていたわけで、玲に非があるわけでもなく、玲…
時系列で言うと本編の最後の仲直りエチをしたあと、中野さんが椎名くんを迎えに来る前のお話です。椎名くん視点で書かれています。 一人SMで蝋燭を使ったせいで蝋が付いた腕に違和感を感じて夜中に目が覚めた椎名くん。寝ている玲を見つめて「可愛いなあ」などと幸せを噛みしめつつ、ケンカのきっかけになったSMグッズを思い出します。それに付随するように玲の元カレに嫉妬する気持ちも湧きあがり、でもそういう自分を…