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12/15(合計:144件)
吉田ナツ 高永ひなこ
satoki
ゲイの友人から三週間だけ彼の恋人だという少年を預かった矢崎。 年齢に見合わず落ち着いた少年、啓との共同生活は、思いの他快適だった。 明るくまっすぐな啓の、不意にみせる陰り。 好きになってはいけない相手だとわかっているのに、少しずつ惹かれていく啓だったが・・・・・・ 三週間だけ預かった友人の恋人に惹かれてしまった矢崎。 だがしかしそれはどうやら彼だけではないらしい。 年の差も立場も超…
吉田ナツ 北畠あけ乃
ハイ爺
ネタバレ
タイトルはわたし自身のことです。そしてタイトルは、〔あるいは「あとがき」注意〕です。わたしと似た感じ方をする方もいるかもと思って、書きます。 一応ネタバレにしておくので、「読む前に、詳細(あとがきの…)は知りたくない」と思ったら、ここで止めてくださいね。 この作品の重要なモチーフが、攻めの部屋にあるアクアリウムであり、その中に飼われている熱帯魚なのですが。 「あとがき」に作者自身が以下の…
吉田ナツ 千川夏味
橘盾
しっかりとした標(しるし)が欲しい・・ 誰だってそうなんだろうけど、この話の受けは恋愛にソレを求めていないのです。 刹那の快楽で良い、重いのは苦手って。 攻めの方は年上で純粋に恋を求めているから、受けのそういう考えに反発しながらも好みだからしょうがない。 なので、お試しで?条件付きで恋人同士になります。 でも、大人同士の割り切った恋になるはずが・・そうは問屋が卸さないのさ♪だって恋だもん…
吉田ナツ作品の登場人物達の重い雰囲気が好きなんです。 今回も、受けの椎名のもどかしい“好き”の感情表現や、攻めの沢田が椎名への劣情を後悔する場面、繊細に暗く書かれてありました。 若くてキレイな同級生同士の再会ものは好きなんだけど、悶着が片付いて両想いになってハピエンなのに、重いまま引きずっています。 椎名は、その家庭環境から「性がイヤラシイもの」で、そこの成長を止めてしまっているんで…
ユッキ
お互いが他の誰かじゃ駄目なんだというのがバシバシ伝わります。BLに限らずに古今東西の恋愛小説はの大概はそうなんですが、けども違うんですよね。ただの惚れたはれたのでだけはなくて、感情も情緒も未成熟な二人が出会って互いに成長して二人で外の世界に行くのがじれったいくらいに素敵でした。凪良ゆうさんの「真夜中クロニクル」もお互いが成長しつつの素晴らしい話でしたが、萌度指数はこちらの作品のが高いし擦れ違い加味…
miicha
書籍化された吉田ナツさんのお話の中で 自分の中では一番かもしれません。 攻めはまわりからは大人で冷静な人と思われていて 人づきあいとかも器用にこなしつつ でも自分では他人をちゃんと愛せてないみたいに思ってる 器用そうに見えて実は不器用(なのか?)な人。 ある意味今風な人なのかもしれません。 一見すごい上手く生きてるのに そのことで幸せにはなれてない 好きの感情が簡単には持てな…
クレタコ
帯『神様、あのひとを俺に下さい。』 ゲイの親友三田村から三週間彼の恋人の少年を預かる事になった矢崎[攻] 自宅でトレーダーをしている矢崎は内心ちょっと面倒だなあと思いながらも親友の頼みだからと引き受けます。 待ち合わせの場所に現れたのは、今までの三田村の恋人とは全く違うタイプの清楚で綺麗で素直そうな少年・啓[受] そうして同居生活が始まる訳ですが、矢崎にとって啓は意外な程、気にさわらず…
吉田ナツ 海老原由里
初っぱなは佐伯[攻]が恋人の実里[受]に、結婚するつもりなのだと誤解され鍵を帰られて閉め出される所から始まります。 これはヘタレ攻かなー?と思いきや、回想シーンで出会いの部分へと。 男女問わず遊ぶ佐伯は、引き抜きで事務所へとやってきた実里の反応にそれとなく自分への好意を見抜き、彼と一夜誘って同意でのセックスしちゃいます。 その後も実里は控え目で急に恋人ぶる事もなく少しずつ少しずつ彼等はそ…
吉田ナツ 六芦かえで
イケメン男津田[攻]と、可愛いんだけど実はむっちゃコスプレオタクな都石[受]との可愛い話。 かなりコアなコスプレ世界やコスプレ用語も出てきますが、ちゃんとそれは作中で説明されてるのでコスプレに疎くても置いてきぼりになる心配はありません。 地味にそこが親切というか読み手を気遣ってるなあと感心しましたです、はい。 都石は可愛いタイプなので女装も似合っちゃいます、それを内心絶賛する津田がおもろ…
吉田ナツ 高峰顕
しの
こういう監禁もの、初めて読みました。 監禁の理由が「エロエロ」ではないんですよね。 けど、読めば納得の理由。 正直、最初にその理由がくると「ん?」と思ったのかもと思うんだけど、理由を明かされるまでのやり取りで受けの人となりを十分掴めていたので、すんなり「なるほど」と受け入れられました。 そこで「監禁」って発想自体が突飛なんですが、そういう方向にズレるのさえこの人らしいと思えました。 …