羅川真里茂さんのレビュー一覧

非BL作品

ニューヨーク・ニューヨーク 1 非BL コミック

羅川真里茂 

ニューヨーク・ニューヨーク1レビュー。

赤僕等で有名な羅川さんの描く、ゲイがリアルな問題と立ち向かう話。

羅川さんが描くというので、花ゆめで読切出した「シークレットボーイに手ぇ出すな!!」系のほのぼのBLかと思ったらガッツリ本格派。
なんか、凄く重い。凄く深い。

BLってのは所詮ファンタジーなので、やたらと主人公の周りにはホモばっかりとか、学園公認で不純同性交遊OKだったりするのですが、これはワリとゲイの多いニューヨークが…

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ニューヨーク・ニューヨーク 1 コミック

羅川真里茂 

ヒューマニズムに感動

オススメ度の高かったこのタイトルを、どうしても読んでみたくて入手しました。
買って後悔ナシ!

とにかくヒューマンドラマです。
空想のBLなどという甘いストーリーではなく、「本当にありうるだろう」と思わせるリアリティな世界です。
二人のゲイが出会い、恋人になるまでの過程もシリアスだし、過去の恋人に対して執拗に嫉妬してしまうところとか、人間の醜い部分の感情などもきっちりと描かれていて、とて…

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非BL作品

ニューヨーク・ニューヨーク 4 非BL コミック

羅川真里茂 

外伝まで神です、神より上の評価が無いのが残念。とにかく号泣でした。

最終巻です。
外伝まで神でした。
ついでに巻末に入ってる『僕から君へ』というニオイ系の短編まで神という、ものすごい一冊です。
なるべくたくさんの人に読んでもらいたいです。とにかく!とにかく素晴らしい作品でした。
読み終えてちょっと放心したあと、またすぐに最初から再読してしまったんですが、不思議なことに二回目のほうがボロボロに泣けました。
なんなんだこの漫画は。私の精神を満身創痍にする気なのか。よー…

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非BL作品

ニューヨーク・ニューヨーク 3 非BL コミック

羅川真里茂 

国連を通じて世界中に配布すべき作品だ!!

世界人権デーとか集会とか署名とか声明とか性シコウによる差別反対のためのナンタラカンタラとか、そういうものよりこの漫画一冊です。
世界中の言語で刷りまくって、配布しよう。費用は国連持ちで。日本がアホみたいに払ってる分担金も、日本に返ってくるのでバンザイです。
アニメ化したもののほうがいいかな。吹き替えしたものをイスラム圏、とくにホモだけで死刑になるというアホアホな法律のある国のテレビ局に侵入して、電…

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ニューヨーク・ニューヨーク 2 コミック

羅川真里茂 

犯罪、差別、トラウマ、これが本当の現代社会なのかも

両親にも友達にもゲイであることを認めてもらい、二人はゲイ婚します。
ひっそりと結婚式をあげるのですが、そういうのがきっと現実なんだろうなぁ、と思うと儚くも悲しくもあります。
幸せなのも束の間、メルはまた犯罪に巻き込まれてしまいます。

アメリカなら起こるだろう猟奇殺人に巻き込まれるメル。
ハラハラドキドキしっぱなしでした。
とにかく、「死」というのが近い。
犯人の気持ち一つで「死」と…

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非BL作品

ニューヨーク・ニューヨーク 2 非BL コミック

羅川真里茂 

ホモの神さまに感謝します

ただいまコメント欄がニューヨークニューヨークだらけです。
さすがちるちるの常連さまがたは、この古き良き名作もよく知ってるんだなァと、感動しました。
私なんてつい最近までこの作品の存在すら知らない寂しい人生でしたよ。
ぶっちゃけデモするより署名集めるより、この作品を世界中の人々に読んでもらうほうが差別解消に役立つ気がする。読むだけで今いるホモフォビアの半分以上は改心すると思うよ。戦争なくすには『火垂…

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非BL作品

ニューヨーク・ニューヨーク 1 非BL コミック

羅川真里茂 

ヤバイ、ハマッタ…号泣しました

色んな場所で名作として、「BLとはいえない」とか「泣けるBLの代表」とかいう言葉とともに紹介されてるこの作品を、遅まきながら読んでみました。
ヤバイです、号泣しました。
確かにBLとは言えないかもです。真摯に「ゲイであること」と向き合ってるから、苦手な人は苦手だと思う。
けど私はそこが好きだった。ニューヨークはゲイ社会だと言われるけど、ホモフォビアの多い土地でもある。あっけらかんとカミングアウトで…

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非BL作品

ニューヨーク・ニューヨーク 1 非BL コミック

羅川真里茂 

ゲイカップルが現実に直面する問題と向き合った作品

古本屋にジェッツコミックス版が全巻揃って置いてあったので、思わず懐かしくて購入してしまいました。
花とゆめ誌上での連載をリアルタイムに読んでいて、当時も先の展開に一喜一憂し、手に汗握ったものです。

この作品はBLではない、というのが、よく目にする評価です。
私にはどこからどこまでがBLなのかと言う定義は良くわからないのですが、例えばエイズ問題であったり、ゲイのカップルがゲイとしてごく当た…

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非BL作品

ニューヨーク・ニューヨーク 3 非BL コミック

羅川真里茂 

最もハードな巻

萌えなBLを求めている人は読まない方が良いかもしれません。
3巻は、二人が最も不幸で、なおかつ猟奇的な描写が(控えめだと思いますが…)非常に多いです。

2巻で、メルの勤め先のマネージャー、J・Bが「メルのルックスも不幸の元」という話をしているのですが、その言葉を聞いて「メルに惹かれたのはルックスのおかげ」とケインも否定したものの、実際にそのルックスのおかげで今回の不幸は引き起こされます。(…

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非BL作品

ニューヨーク・ニューヨーク 2 非BL コミック

羅川真里茂 

人生の一大イベント

2巻は二人にとって重大なイベントが2つ。

ひとつは、家族へのカムアウト。
ケインは家族に、男の恋人がいることどころかゲイであることも、今回はじめてカムアウトしたわけです。
父親はすぐに理解してくれるものの、母親はそうはいきません。
ケインはメルを連れてケインの両親に挨拶に行くのですが、そこで一波乱あるのです。

仲の良い家族であったり、友達であったりが、ゲイであるとわかった途端軋轢…

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