丸木文華さんのレビュー一覧

三人遊び 小説

丸木文華 

エロものではなくてゆるい心理ホラー

丸木先生、特異な方であります。
まず、イラストレーションと小説どちらも書けてしまう。
シナリオライターであることもあって、会話の応酬はかなり惹きつけるものがあります。
話のひっくり返し方もうまい。
普通の人びとが壊れていく怖さみたいなのもそれなりにあるし。
しかし、読み終わってどうかっていうと、そういう上手さ以外、思いつかない。

一貫してゲーム感覚の3Pやってるって感覚しか受けない…

4

mother 小説

丸木文華  門地かおり 

安定感のあるヤンデレ

丸木先生の本って感じの本でした(笑)
予想通りの結末だったのですが、先が読めてつまらんっていう感じはなくて、むしろ思ったとおりになって安心しました。
安定感あります。

攻め様は大金持ちの御曹司で、策士で、腹黒、執着系。
受け様は純粋無垢の天使ちゃん。クォーターで見た目も天使ちゃん。

丸木先生の執着系のヤンデレは本当に秀逸だと思います。

あと、エロいです。
玩具あり、拘束あ…

5

罪の蜜 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

丸木ワールド王道CP

これぞ丸木文華。

受をとことん追い込む悪いイケメン執着攻 × 人間性に難のある脆い受。
丸木作品の黄金比、“破れ鍋に綴じ蓋CP”です。
さらに、挿絵が笠井あゆみさんという豪華さ。
私の求める要素が全て盛り込まれているので、文句なく神認定にさせて頂きます。
ホワイトハートでは初お目見えということで、あえて丸木色全開にしたのだと思いますが、キャラ・内容・挿絵いずれも、高いベルでまとまった…

9

いじめっ子 小説

丸木文華  日吉丸晃 

本当のいじめっ子はだぁ~れだ?

黒帯黄色のエロコメ、表紙から過激な内容をイメージさせる雰囲気ムンムンの作品は、
確かに過激系だけど、そこに一途な子供の執着の延長が見えたり、自分の気持ちを
180度回転させているような思考があったりと、レイプから始まるようなアブナイ関係。
でも、それは大人のようなドロドロした鬼畜なイメージはなくて、どこか純粋にも
感じてしまうような青臭いストーリーでした。

主役二人は仲の良い幼なじみ…

6

いじめっ子 小説

丸木文華  日吉丸晃 

子供がゆえの・・・

ビープリにしては珍しい黒使いの題字囲みと帯。
帯文句には「お前見てるとムチャクチャにしたくなる」
幼馴染再会モノでレイプありと、なんとなくビープリにしては珍しいブラック作品なんだと、期待!果たして中身は・・・
苦しいですよー、痛いですよー。
互いが自分の事しか考えてなくて、自分本位の考え方で全く交わらないから、
そして学園設定ゆえの、「いじめ」みたいな存在もあって、
イタタタタ。。。

7

三人遊び 小説

丸木文華 

あれっ、思っていたのと違う…

っていう言葉(感想?)が随所に似合うストーリーかなあ、と。

初彼女と初えっちを目論んでいたのにキスさえうまくいかなくて早々にフラレてしまう主人公・哲平と、
「慣れちゃえば失敗しなくなる」と彼を言いくるめてキスやセックスを実地で教えてゆく幼なじみ(同い年)・京介と、
そんな2人を鷹揚に眺めて茶化してたはずなのに本気になってた幼なじみ(12歳歳上で教師)・滋と。

ついでに、単に「えろえ…

1

野獣なネコ 流されるクマ 小説

丸木文華  鬼嶋兵伍 

たまには良いね~

とりあえず表紙の体格差(大好き)を見て悩まず購入。
丸木さんなのでこの2人がどんな感じになるんだ?
と、思いながら読んでたんですが、いつものドロさはなく楽しく読めました。

最初は遊びなれた最近の高校生って感じの敦も実は純粋で
体育会系で真面目そうな健児も実は?
と、後半だんだんと攻めの性格(性癖)があらわになってきますが、
今までの丸木さんにしてみれば、軽い軽いって感じです(笑)

3

あんたとお前と俺。 小説

丸木文華 

33.3%、もしくは、トライアングル

受けかつ主人公の奏祐の生い立ちや、これまでの生活、いまの不満、新しく増える家族への気持ちなど、とても丁寧な心情の描写からスタートします。

「H度・えろえろ」で検索して出したタイトルだったので(笑)、冒頭から延々とつづく、いわゆる「ふつうの生活」の描写にはアレー?と思わなくもなかったんですが。

母親の再婚によって新しくできる兄弟のうち、まずは兄の陽一との接触・交流があり、次にのっけから折…

3

義父~梅花日記~ 小説

丸木文華 

読みごたえのある作品

以前から気になっていて、古本で買う予定でしたが、
「アズ・ノベルズ創刊9周年記念フェア」を機に
新刊で購入しました。

とても読みごたえのある作品でした。

明治時代の雰囲気が伝わってくる文章で、
当時の時代を感じられるのが良かったです。

紀田さんの、仕事や一族に対する容赦ない対応、一族の因縁、
伯父の存在、徹雄くんに対する執着や束縛、
徹雄くんに近づく人たちへの牽制や報復…

6

野獣なネコ 流されるクマ 小説

丸木文華  鬼嶋兵伍 

読みやすいんだけど・・・

ちょっと苦手な部類・・・
まず攻めの年齢が意外すぎてそこでがっかりしてしまった。(もっと上だと思った)
受けは健気で積極的な性格。
結構花丸文庫black的にはやわらかく進んだように見えたんですけど、最後に無理やり
SMをいれこんだところがイマイチでした。
なんかいちいち急すぎる。
あ、でもおしりぺんぺんのところは好き(え)
絵はガチムチすぎるところが好き!昔の自分だったら読まないだ…

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