丸木文華さんのレビュー一覧

番~つがい~ 小説

丸木文華  村崎ハネル 

癒しのお江戸ファンタジー

丸木文華さんにしては(?)すごくほのぼのした可愛らしいファンタジー。
たまにこういう話も書かれる引き出しの広さがいいなぁと思います。

時は天下泰平の江戸。
武士の数馬(攻め)は、桜餅を盗もうとした少年・鈴(受け)の天真爛漫な可愛らしさに一目惚れ。

実は鈴は妖狐で、まだ生まれたばかり。
数馬と別れた後、少年誘拐癖のある武士に監禁・強姦されてしまいます(強姦されるシーンは直接は描かれ…

10

オタクな俺がリア充社長に食われた件について 小説

丸木文華  村崎ハネル 

AV見ているみたいでした

色んなバージョンの愛の営み(?)が楽しめる作品ですが、どうも作品とキャラに馴染めなかったので★1つ。

はじめて読む作家さんだったので、あとがきのライトな作品とあって驚きました。確かに痛かったり無理やりだったりとハードな内容ではないですが、ライトなのか…という感じです。
考えるな、感じろ!という作風なので深く考えてはいけないのかもしれませんね。

プレイのマニアックさは、バリエーションが…

3

学園潜入してみました ~フェロモン探偵さらなる受難の日々~ 小説

丸木文華  相葉キョウコ 

高校に潜り込むとかwww

何とも言えないおいしい設定!
前作の続編で、忘れた頃にこうやって新作を出されてまんまと再嵌まりしました。
正直、前作よりも面白さが上がってると思うのは高校性という少し背徳感のある文字のおかげか否か。。。
27歳童顔の受はとある事件の調査のため、まさかまさかの高校に潜り込み!なんと無茶な設定!!!と思うも、挿絵の相場キョウコ先生の絶妙な受の学生服イラストが本当に無理なく学生に見えるのですごい納…

1

記憶喪失男拾いました~フェロモン探偵受難の日々~ 小説

丸木文華  相葉キョウコ 

シリーズ2作目を読んで

さらに面白くなったので、勢いに任せて1作目もレビューしちゃいます。
まぁ、『フェロモン探偵受難の日々』とサブタイトルに書いているその通りのお話なのですが、話のテンポもよくぐいぐい物語に引き込まれました。
1作目(今巻なのですが)読んだだけだったらだけレビューまで気持ちが盛り上がらなかったのですが、2作目が出たことで読み返すとあら不思議!!なんかもぅ嵌まりましたね。
主人公のフェロモンの受難っ…

1

霧の楽園 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

今の耽美

大正時代の箱根の鬱々とした洋館を舞台にした、美丈夫の伯爵令息・祐太郎と、その下男で幼い頃から一緒に育った庭師の息子・学の主従執着物語。
舞台は耽美のエッセンスたっぷりで、登場キャラたちも、主人公の二人をはじめ、祐太郎の家族の妹や母、高等遊民の友人、学の父親や不倫の果て出奔した学の母親など、皆揃って耽美の権化のよう。
ルビー文庫の薄い本なので、お話は下男の学の視点からの、祐太郎との関係の物語に絞…

1

記憶喪失男拾いました~フェロモン探偵受難の日々~ 小説

丸木文華  相葉キョウコ 

いろんな意味でインパクト大

 いろんな意味で衝撃でした。
 まずBL界では誰もが知ってるけど目をそらしてきた、いわば「それをいっちゃあ、おしまいよ」的な事実が、物語のオープニング早々、主人公の口からぶちまけられること。そう、フェロモン探偵こと夏川映は、黙っていれば美少年、いや美少女にだって化けられる可憐な容姿とは裏腹に、とことん口がきたない。しかも好んでNGワードを連発する傾向がある。日本画の大家の父と、琴の家元の母を持ち…

4

霧の楽園 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

ハピエン?

読み終えて。
二人だけの世界で、ある意味、幸せに暮らしているようだけれど、救いがないんですよね、読んでいる側に。人づてに「詳しいことは判らないんだけどさ~、」なんて聞かされているような。あるいは葵の手紙ような。置いていかれた感。
しかし、丸木先生と笠井あゆみ先生のコラボは本当に素晴らしい。この世界観にぴったりだと思います。
で、結局のお父さんはどうなったの?色々考えられるだけに、真相が知りた…

0

霧の楽園 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

病みBL

丸木さんの作品は気になる物を数冊読んだことがあるのですが、今回もドロドロ執着攻めを期待して手にしました。
ルビー文庫らしからぬ背徳感のある丸木節炸裂でした。
最初はいつもながらの攻めの執着っぷりにドキドキワクワクしながら読んでいたのですが、最後のネタバレで、あーなるほどそういうことねーと納得させられたものの、なんだか萌えに繋がらず。
あまりに壊れた感じが受け付けなかったのかも。。
このネタ…

0

霧の楽園 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

闇墜ち

はげしくネタバレしますので、未読の方はご注意ください。



なんかこれ、「妖の宴」と同じパターン。そちらはそこに至るまでの葛藤に読みごたえがあったので、納得のラストでした。
こちらはというと、病み×病みで最初から闇墜ち決定な上に、ハイスペックな攻めが障害をことごとくなぎ倒してくれる(笑)ので、お話に起伏が乏しい気がしてしまいました。
最後にオチというか謎解きを持って来たかったのでしょ…

3

霧の楽園 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

この薄さにしてこの濃さ!!!

ルビー文庫で、本自体も薄い(約210頁)ことから
ライトな話なのかな??と油断していると
良い意味で期待を裏切られる作品。

ネタバレなしでレビューしてみますが
出来れば何の前知識もなしに
読んでいただきたい一冊です。


時は大正。
赤井伯爵家に仕える下男・学(受け・22歳)は、庭師の父親から折檻を受ける大人しい青年。
赤井家の長男・裕太郎(攻め・24歳)とは、身分は違えど…

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