丸木文華さんのレビュー一覧

残心 中白の恋 小説

丸木文華  嵩梨ナオト 

猿腕って検索しちゃった

主人公(受)の性格が好きになれなかったんですけど、だ、駄目でしょうか…?

自分の今までの傾向から鑑みるに、どうもあまりに鈍い人は好きじゃないのかなと。鈍い人って人を傷つけるんですよね。で、人を傷つけておきながら怒って自分が傷ついていたりする。それって自業自得じゃん、って冷めた目で見て終わっちゃうんですよね。それを可愛いとも健気ともこれっぽっちも思えず…。

うーん現実の人物像の好悪とリン…

1

鬼子の夢 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

傷を負う者同士の純愛。

お互いを想い合う愛が深い...!!!

序盤は受けの不遇な生い立ちが不憫でかわいそうに感じましたが、攻め様が救い出してくれて徐々にお互いが惹かれあっていく所が本当にキュンキュンしました!

攻めの佐助の素朴さというか、与六を助けてすぐに体を求めない所にもとても好感が持てました。
男気溢れる容姿なのに、ちゃんと丁寧に接するんだなあっていう。
初っ端から襲い掛かるような攻めも好きですが、佐…

3

蜜華の檻 ~堕ちた麗人~ 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

挿絵が素晴らしい

丸木さんの作品は当たりハズレがあります。高評価のレビューが多くても、私的には地雷があったりと・・いつも買うとき迷います。今回もどうしようと迷い、あらすじを読んで、大丈夫かなと判断し購入しました。結果、買ってよかったです。
あらすじなどは他の方が書いていますので、割愛します。ざっくりいうと、華族だった千秋が戦争後華族制度が廃止し、お金がなくなり屋敷を手放そうとしたところに眞鍋が千秋の屋敷を買うとい…

3

蜜華の檻 ~堕ちた麗人~ 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

もう一捻り欲しい

ルビー文庫さんはあまりエロに特化しているイメージがないのですが、そのルビー文庫さんが「大人のルビー文庫フェア 2017」と銘打ったフェアを開催。その第一陣として発行された本書。

丸木さんに笠井さんのタッグという事で、発売を楽しみに待っていました。内容はすでに書いてくださっているので感想を。ネタバレを含んでいます。苦手な方はご注意を。


時は戦後。華族制度が廃止され、成り上がりものたち…

7

蜜華の檻 ~堕ちた麗人~ 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

違った意味で怖さがある

丸木文華先生の新作、そして大好きな笠井あゆみ先生の挿絵ということで読ませて貰いました!
簡単に言えば、「蜜華の檻〜落ちた麗人〜」のタイトル通りだったなと思いました。


※ネタバレあり(話の流れ)


華族でプライドが高い主人公(受け)の千秋の一族が困窮し、困っている所にかつて対立していた同級生の眞鍋(攻め)と再会する。眞鍋は資産家となっており「自分(主人公)とお姉さんを養ってやる」…

15

mother 小説

丸木文華  門地かおり 

流行りの言葉を使うならバブみ攻め

設定も展開も落ちも文句ないんですが、終盤真相が分かってから落ちに至るまでの受けの心情が理解できないというか、言葉だけのやり取りに終わらず何か説得力のあるイベントを差し挟んでほしかったかなと思います。同じ作者の「言いなり」にも同じような感想を持ちました。ヤンデレに同調しても共依存でも構わないんですが、いきなり読者目線のキャラが伏線も説得力もなしにあっさり向こう側へ行かれると期待を外されたようで困惑し…

0

パペット 小説

丸木文華  みずかねりょう 

共に堕ちる関係

官能サスペンスとして面白く読めました。…面白くというとちょっと語弊があるかもしれませんけど…。

どこか歪んだ人たちが多く出演するサイコ・ミステリーです。ぽわんとして可愛らしい夢の世界に生きているような良い子の紡がなにかおかしい…ということは、まぁ割と序盤から分からないでもありません。そんな彼をいいように陵辱するのが編集者の桐谷ですが、ふたりの関係は「恋愛」と言えるようなものではなく、ある意味…

1

パペット 小説

丸木文華  みずかねりょう 

受けがちょっと可哀想になってくるお話です

丸木さんらしい、狂気を孕んだ人物がたくさん登場するお話です。実際、本当に良い人も最後の最後まで信じられない気持ちで読み進めてしまいました…。

バッドエンドではありませんが、ハッピーエンドでもないのでメリバ、といった感じの終わり方です。

前情報なく読んでいただいた方が確実に面白いお話なのですが、ある程度のあらすじを知っておきたい方もいらっしゃるかと思ったので、あえてネタバレさせてもらいま…

3

パペット 小説

丸木文華  みずかねりょう 

あまり怖くない?

先ほど読み終わりました。丸木先生の作品は何作か読んでますが、今回は思っていたよりも怖くなかったです。題名とあらすじからどれほど怖い展開なのかと読みながら考えていましたが、私の想像よりもおとなしめでした。
漫画家で受けの紡が編集者で攻めの桐谷に自分が書きたい漫画を全否定されてるところは可哀想でした。やはり自分の描きたいものを描きたいですよね。だけど紡の思いとは裏腹にヒットしてしまうのは複雑ですね。…

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霧の楽園 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

2週目からがいいのかも


丸木文華先生の作品はお初読みです。
率直な感想はというと「2週目からが本当の意味で理解できる作品」とだけ言っておきます。
1週目と違った見方で受け様、攻め様を見てもらえると面白いかもしれないです。

かなり好きなお話だなと思って読み進めてました途中までは。
しかし途中からだんだんとこの作品の良し悪しがよく見えてきます。

作品の流れとしては面白くていいかなとは思います。お互いが共…

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