サマミヤアカザさんのレビュー一覧

義弟の渇望 小説

華藤えれな  サマミヤアカザ 

脳内がアラスカに小旅行しました。

華藤さんは自分が表現したいと思う国や景色、情景描写が本当にうまい。
特にそれが海外だと際立っていると思う。
読み手を、その国のその場所や空間にあっという間に連れていってくれる。
そして特に華藤さんが力を入れているであろう場面や思い入れがあるであろう所に至っては、景色・情景が登場人物の心理状況と見事にシンクロしてくるのである。

好みの問題があるのだけど、私は華藤さんの海外モノが好きで今…

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パパは王子様 小説

石原ひな子  サマミヤアカザ 

受け様の性格が人を選びそうです…

とある国の王子様と平凡な日本人のお話。

子連れものというんでしょうか、正確には甥なのですが。
亡くなった姉の代わりに二歳の甥、譲と生活している受け様。
そこへ突然やってきた攻め様はなんととある国の王子様で、自分の兄が譲の父だと主張します。
攻め様は未来の王である譲を自国につれ帰ろうとするのですが受け様は猛反対。
結局は彼に逆らえず、彼の国までついていってしまう受け様……

どこか…

1

銀狼王子の許嫁~あなたに恋する満月の夜~ 小説

真先ゆみ  サマミヤアカザ 

運命的なお話

真先さんの作品は初めてでしたが、
もふもふな表紙に惹かれて、購入しました。
舞台が、獣人が通う高校ということで、
狸がいたり、龍、豹といるのが、なんて楽しい世界観です。
天狼と人とのハーフの桂珠は、本能が求める運命の人にあこがれている。
その桂珠の前に、セリオスが転入してくる。
セリオスは、天狼のプリンスであり、
伴侶候補の桂珠に会いに来たのでした。
桂珠は、一族のために自分と結婚…

0

幽霊ときどきクマ。 小説

水壬楓子  サマミヤアカザ 

とにかくかわいかった!

突然自宅に出現した美青年幽霊の死体を探すため奔走する35歳バツ一刑事のお話し。

題名の可愛さに惹かれて購入したのですが、内容もかわいらしかったです。
受け様が霊体なので、大体いつもくまのぬいぐるみにはいっているんですけど、そのときの仕草がかわいいったらありません。
ぬいぐるみを持ち歩く35歳のおじさんの図もなんだかかわいかったです(笑)
話中で繰り広げられている事件はともすればグロテス…

7

幽霊ときどきクマ。 小説

水壬楓子  サマミヤアカザ 

これは面白い!

ファンタジーと推理サスペンスとの見事な調和のとれた作品でとにかく面白い。
一気に読み進めたい衝動に駆られる作品で、後味もすっきりして素晴らしい!
それに、可愛い萌え心も十分に満足させてくれる萌えツボアイテムのクマさんが、
とってもラブリーで、いい意味での裏切りが何度もあって飽きのこない展開なのです。

内容は、いつもはダラダラ書いてしまう私ですが、これはノベルのあらすじ程度で
我慢して…

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幽霊ときどきクマ。 小説

水壬楓子  サマミヤアカザ 

とても良いファンタジー♪

水壬作品ってシリーズが多いので最近敬遠してましたが(スミマセン)単発だし、”幽霊””クマ”の単語に非常に惹かれて購入!
ただし、イラストが苦手な作家さんで(涙)クマのぬいぐるみだけ見てました(大汗)
しかしながら、非常によいファンタジーでして
以前成瀬かのさんで「ぼくはクマちゃん」という非常に痛い(?)幽体離脱ものがあったんですが、こちらは事件性があるものの、ドキワクと共に推理サスペンス風味…

7

幽霊ときどきクマ。 小説

水壬楓子  サマミヤアカザ 

いやぁ可愛いお話しでした‼

幽体となった受け様の身体を探す手伝いをしつつ、現在膠着中のバラバラ事件の捜査も行う刑事さんのお話で、もちろん攻め様視点です。

攻め様の仕事中は受け様はクマのぬいぐるみの中にいるのですが、四六時中強面の刑事さんはクマを片手に仕事をします。
後輩になんと言われようとクマを小脇に抱えどこにでも連れていきます。
デスクワーク中でも捜査で外に出る時も、もちろんベッドで添い寝もしてあげます。

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幽霊ときどきクマ。 小説

水壬楓子  サマミヤアカザ 

待望の!←単行本化を待ち望んでたんです。

かつての雑誌掲載作を大幅に加筆修正して新書化された作品ですが、辰彦(攻)の職業はじめ細かい設定がかなり変わっています(大元の部分は同じなんですが)。
ただ、作品の可愛らしい雰囲気そのものは維持されています。

しかしこれ、何言ってもネタバレになりそうで、すごくレビュー書きにくいんですよね。う~ん、『ネタバレ』とは言っても『メインキャラクターが幽霊』というパターンのハッピーエンドだとすれば予定…

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駄目な男 小説

水戸泉  サマミヤアカザ 

もや……もやもや!!

歪み・執着攻めや、読後のもやもや感、好きです(きっぱり)

基本的にヤってばかりいるお話でなんでもやもやするかっていうと、やっぱり
・真澄(攻)の母親の思惑
・康平(受)の真澄に対する思いは本当に恋愛の愛なのか?
というのがぼやけてるせいかなぁと。

ほぼ最後まで、真澄→康平→真澄の母という矢印関係で進んでいます。
康平と真澄の母は夫婦だけど一緒に暮らしていなくて体の関係も無い、

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非BL作品

王子はただいま出稼ぎ中(2) 非BL コミック

サマミヤアカザ  岩城広海 

原作より面白い

小説「王子はただいま出稼ぎ中」シリーズ(著・岩城広海、イラスト・サマミヤアカザ、角川ビーンズ文庫刊全8巻)のコミカライズ版。1巻・2巻共に原作小説の第2巻「王子はただいま出稼ぎ中 竜と指輪と賞金首」を下敷きにしています。非BLですが、匂い度は高くあざとい作品でした。

原作小説の内容を説明しますと、メインキャラは3人。貧乏国フォーレの王子ユート(正義感が強く、苦労性。女性に間違われることが多い…

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